鉄道ホビダス

2014年7月11日アーカイブ

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▲現在の有馬温泉駅。開業当時は乗降のホームが分かれていたが、現在は2番ホーム側は撤去、1番ホーム側も使用されていない。なお、現在は有馬口から有馬温泉の折り返し列車のみであるが、間もなく有馬口駅の構内ポイントが整備されて新開地からの直通列車が運行されるとのこと。'14.1.4 P:宮武浩二
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二つ目の交通機関は、1928(昭和3)年11月28日に神戸市内湊川駅から有馬温泉まで開業した神戸有馬電気鉄道(アーカイブ「神戸有馬電気鉄道の遺構」参照→こちら)でした。こちらは最初から電気鉄道で当時としては最新の山岳鉄道の設備を誇り、起点の湊川駅と有馬温泉駅も立派な鉄筋コンクリート造りの駅が建設されました。

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▲神戸有馬電気鉄道が有馬温泉まで開通した1928(昭和3)年11月に開業した有馬温泉駅。アールヌーボー調の建物で、1階は駅舎、2階は電鉄直営のレストランになっていた。駅舎は1988(昭和63)年に取り壊されて有馬クリスタルビルに生まれ変わっている。右手のビルのうち駅に近い方は現存している。絵葉書所蔵:宮武浩二
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▲1989(平成元)年に完成した有馬クリスタルビル。1階は神戸電鉄有馬温泉駅。2階には茶室「有大庵」が作られた。右側のビルのうち駅に近いほうのビルは開業当時の絵葉書にも見えるように当時のままである。'14.1.4 P:宮武浩二
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駅舎はのちに改築されて近代的な駅ビルになりました。現在と当時の絵葉書を比較していただくとよく変化がわかると思います。現在は有馬温泉駅と有馬口間の折り返し運転となって神戸新開地からの直通電車はありませんが、近日中に直通電車の運転を再開する旨が発表されています。

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▲神戸有馬電気鉄道有馬温泉駅を俯瞰する絵葉書。当時のホームの形状がよくわかる。上手の建物群が有馬温泉旅館。湯治にきたお客は電車を降りた後、それぞれお気に入りの旅館に宿泊した。有馬鉄道の駅は駅前の有馬川を左手に約1キロほど下った場所にあった。絵葉書所蔵:宮武浩二
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三つ目の交通機関は六甲有馬ロープウェーです。開業は1970(昭和45)年7月27日に開業した旅客索道で、有馬温泉駅から少し山手に15分ほど歩いた場所に有馬温泉駅があります。駅前の駐車場には摩耶ロープウェーで活躍していた搬器が駐車場の事務所に転用されており、これは必見です。ここから六甲山頂駅までロープウェーに乗車して、六甲山上バスで六甲ケーブルまで接続しています。なお、以前は六甲山頂駅から六甲ケーブルまで表六甲ロープウェーが営業していましたが、現在は休止中です。

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▲有馬温泉駅2番ホーム。かっては左側にもホームがあったが、現在は駐車場として整備されている。'14.1.4 P:宮武浩二
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結局、有馬温泉をめぐる三つの鉄道のうち、有馬鉄道だけが歴史の彼方に消え去り、二つの鉄道が今も有馬温泉を結んでいます。宮武さん、ありがとうございました。

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