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土佐電気鉄道 再生へ苦渋の選択。

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▲高知の路面電車として今年開業110年を迎えながら、ついにその伝統の社名を失うこととなってしまった土佐電気鉄道。'07.7.21
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先週6月27日(金曜日)、土佐電気鉄道株式会社は定時株主総会を開き、本年4月に開催された第6回「中央地域公共交通再構築検討会」で提言された高知県交通株式会社及び土佐電ドリームサービス株式会社との共同新設分割による統合を特別決議(会社の解散・合併、事業譲渡等に関わる株主の議決権数の2/3以上により可決される議案)しました。これにより、事業の継続は担保されたものの、長年「とでん」の愛称で親しまれてきた土佐電気鉄道の名前は消えてゆくことととなります。

140629n004n.jpg中央地域公共交通再構築検討会が提言した再構築スキーム案はおおむね以下のようなものです。
1:本年10月1日に土佐電気鉄道、高知県交通、土佐電ドリームサービスの3社が会社分割を行って新会社を設立、3社の全事業を承継する。この際、事業継続に必要な資産や従業員は新会社に承継され、各小会社も新会社の子会社となる。会社分割により新会社が設立される際に、新会社の株式が旧3社に交付される。
2:新会社に対して、高知県および高知市等の関係自治体が合計10億円を出資して新会社の株主となる。新会社は自治体が株式を100%保有する会社となるため、関係自治体が出資した時点で、設立時に土佐電気鉄道、県交通、ドリームサービスに交付された新会社の株式は消滅。
3:会社分割によって新会社に事業を承継したのち、土佐電気鉄道、高知県交通、土佐電ドリームサービスは解散し、清算手続、または特別清算手続により消滅。
▲土佐・高知のシンボルともいえる「はりまやばし」を行き交う土佐電気鉄道の路面電車。'07.7.21
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▲桟橋線の終点・桟橋通五丁目の電停。現在では乗降ホームと屋根が設置されている。'07.7.21
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土佐電気鉄道の開業は今から110年前の1904(明治37)年5月。土佐電気、土佐交通と合併・譲渡による一時的な社名変更はあったものの、開業時の社名を現在でも引き継いでいる点は特筆されます。しかし、このたびの苦渋の選択によってその伝統の社名もついに歴史の彼方へ...再生会社が地域の足としてこれまで以上に活躍し、高知の原風景ともいえる「とでん」を後世に伝えていってくれることを切に願いたいと思います。

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