▲下流側に新橋梁を建設中の常磐線利根川橋梁。画面最奥は緩行線の橋梁。'12.9.16 P:古村 誠
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すでに首都圏各駅には告知ポスターが貼り出されたり、リーフレットが置かれたりしておりますのでご承知の方も多いと思いますが、今週末、12月7日(土曜日)~12月8日(日曜日)にかけて、常磐線利根川橋梁が新しい橋梁に架け替えられます。
▲建設たけなわの新橋梁を利根川上流方から見る。今回は残置される快速下り線のワーレントラスは1957(昭和32)年横河橋梁製と、架け替えられる上り線側トラスより40年も新しい。'12.9.16 P:古村 誠
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今回架け替えられるのは常磐快速線天王台-取手間の利根川に架かる橋長986mの上り線橋梁。現橋梁が架橋されたのは1962(昭和37)年ですが、土木学会の発表資料によれば、上り線の曲弦プラットトラス部は1917(大正6)年東京石川島造船所製の旧橋を転用したものとされ、実に一世紀近くも常磐線の列車の往来を見続けてきたことになります。
▲新橋梁の建設ではトラス上部にレールが敷かれてクレーンが動いていた。まさに隠れたトワイライトゾ~ンだった。'12.9.16 P:古村 誠
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今回の架け替え工事では快速上り線の下流側(緩行線との間)に全長1,040m、最大径間132mの下路式ワーレントラス橋を架設、12月8日の工事終了後から快速上り線が、また、一年後の来秋には快速下り線が新橋経由に切り替えられ、その後、現橋梁が撤去される予定です。今日は地元の古村 誠さんからお送りいただいた工事状況をご覧に入れましょう。
▲485系ボンネット車健在なりし頃の特急「ひたち」が利根川橋梁を行く。'89.3 P:古村 誠
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なお、架け替え工事に伴って12月7日(土曜日)17時30分頃から終電まで、また、翌8日(日曜日)初電から5時40分頃まで、快速線列車の我孫子~取手間の運休が発生し、この救済として緩行線我孫子~取手間の折り返し運転(7日)や増発(両日)が計画されています。