鉄道ホビダス

2013年10月17日アーカイブ

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▲実物のラックレール(収蔵品)を利用してアプト時代の碓氷峠が再現されている展示室内。'13.10.10 
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今年は信越本線の横川-軽井沢駅間がアプト式で開業して120周年の年となります。また、同区間のアプト式が廃止されて50年目の節目の年でもあり、鉄道博物館ではこの機会を捉えて秋の特別企画展「越境のドラマ!~峠を越える鉄道の物語~」を開催中です。

131010n204.jpgこの特別企画展では横軽間の碓氷峠のみならず、群馬・新潟県境の谷川岳に長大トンネルを建設することで克服した上越線など、東京と各地を結ぶために建設された山越え路線の歴史や、鉄道が開通したことによる地域の変化、山を越えるためのさまざまな技術的工夫について紹介し、建設時や開業後の様子など、"越境のドラマ"をたどっています。
▲会場は鉄道博物館2階のスペシャルギャラリー1・2。企画展も入館料のみで見学することが可能。'13.10.10 
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▲「峠に挑む車両」の展示。10000形(EC40形)や10040形(ED41)形の図面をはじめ、EF63に関するさまざまな展示もある。'13.10.10 
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▲横川-軽井沢間の運輸開始日を告知した鉄道庁事務書類(国指定重要文化財/1893年)(左)と、EF62・63形の試験計画書類(右)。'13.10.10 
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▲EF63形の電磁吸着ブレーキ(左)と、アプト式廃止時に第3軌条をスライスして作られた記念文鎮(右)。裏面には「刻苦七十年」の文字が刻まれている。'13.10.10 
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展示は主に「信越本線、上越線のあゆみ」、「峠にいどむ車両」、「パーミルの世界」の3パートに分かれており、なかでも信越本線の歴史については国指定重要文化財の公文書をはじめ、鉄道博物館ならではの重厚な一次資料が数多く展示されており圧巻です。

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▲幻の横軽自走特急187系の完成予想パースとその形式図(1985年)。運転時分のシミュレーションまで行われていた。'13.10.10 
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「峠にいどむ車両」のコーナーでは10000形(EC40形)の詳細組立図やEF63の電磁吸着ブレーキの実物など数多くの資料や模型などが展示されていますが、なかでも趣味的に最も目を引くのが1985(昭和60)年頃に計画されたという幻の横軽自走特急電車の計画書類です。

131010n217.jpg先頭車がクモハ187と命名されたこの特急電車は、オールMの4輌編成2編成の中間にハイデッカーのグリーン車(Ts)を挟み込んだ9輌編成。183系を種車にしての計画だったようで、車両局、旅客局、運転局の合同検討資料も残されていることから、かなり現実味を帯びたプランだったことがうかがい知れます。車両設計事務所で起こされた50分の1の形式図は大宮総合車両センターに保管されていたものだそうで、現物が展示されるのはもちろん初めてです。
▲ヒストリーゾーンに展示されているED40形。"情景再現展示"によって整備中の雰囲気が味わえる。'13.10.10 
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またこの特別企画展ではインタープリタ(展示解説員)が展示のポイントや逸話など わかりやすく解説するガイドツアー(日時限定/下記参照)が行われるほか、開催期間中はヒストリーゾーン1階のED40形の運転室扉が開放され、中には入れないものの、普段は見ることの出来ない同機のキャブ内を見学することができます。

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▲特別企画展開催中、ED40形の運転室公開が行われている。中に入ることはできないものの、開けられた乗務員扉からこのようにキャブ内を見ることが可能。'13.10.10 
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例によって立派な図録も用意されており、ぜひ一度ご覧になられることをおすすめします。
鉄道博物館2013年秋の特別企画展「越境のドラマ!~峠を越える鉄道の物語~」
■会期:2013年10月12日(土)~2014年1月13日(月・祝)
■会場:鉄道博物館2Fスペシャルギャラリー1・2
■入場料:鉄道博物館の入館料のみで、企画展も入場可。
※鉄道博物館の入館料は、一般1,000円、小中高生500円、幼児(3歳以上未就学児)200円。
■主催:鉄道博物館
■協力:東日本旅客鉄道株式会社
■後援:さいたま市
※展示室ガイドツアー:10月26日(土)~11月10日(日)/12月1日(日)~12月15日(日)、12:30~、16:30~※ (※16:30~は土日祝日のみ実施)

※明日は不在のため小ブログは休載させていただきます。

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