鉄道ホビダス

2013年10月10日アーカイブ

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▲修復のため移動中のB型客車。一見それほど傷んでいなさそうだが、実際はかなりのダメージだ。P:木村一博 
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ひさしぶりに「よみがえれボールドウィン実行委員会」から、活動報告と来週10月20日(日曜日)に開催される「2013年第6回根利森林鉄道まつり」のご案内をいただきましたのでご紹介いたしましょう。

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▲当初、林業機械化センター前庭に置かれていた頃の協三工業製DLとB型客車。車体側面の羽目板などはすでに腐り落ちてしまっている。P:木村一博 
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6回目となる今回の根利森林鉄道まつりの注目は、かねてより修復中のB型客車の公開です。B型客車とは、中央西線上松駅を起点とするいわゆる木曽森林鉄道で使用された人員輸送用客車の種類で、2軸単車のC型に対してボギー車を示すものです。B型の中にも大型、小型などの種類があり、またその構造も運材台車を流用したものからアーチバー台車を履いたメーカー製のものまで実に多種多様でした。根利の林野庁森林技術総合研修所林業機械化センター展示棟で保存されているのは王滝営林署所属だったB型王営15号です。

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▲屋根が載って再び客車らしくなってきたB型15号。この状態で見ると車体側面の梁の構造などがよくわかる。'13.9.8 P:木村一博 
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なにしろ木造の車体だけに経年とともにかなり荒廃してしまっており、これまでにホイットカムの動態化など車輌の修復にかけては実績のある「よみがえれボールドウィン実行委員会」の皆さんもかなり手こずっておられるようです。

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▲軽トラックで台車を移動(左)。模型とは違って運材台車といえどもたいへん重く、線路際からはジャッキ、木板、レーバーブロック、等で線路に載せる(右)。'13.10.6 P:木村一博 
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2006(平成18)年秋、施設建設のため協三製DL、B型客車、運材台車を移動。翌2007(平成19)年春に転線させ、さらに諸々の修復作業のため2008(平成20)年に展示棟内へ移動。各部の痛み具合をチェック、採寸して新たに図面を作成されたそうです。痛みが激しい部分は新材に置き換えることとし、メンバーが代表を務める「利根沼田建築総合組合」の大工さんたちに協力してもらいながら修復することになったそうです。

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▲ジャッキで車体を持ち上げて台車を挿入、台車位置を微調整しつつセンターピンを合わせて車体を降ろす(左)。右は苦労の末に台車とドッキングした修復中の車体。'13.10.6 P:木村一博 
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結局、台枠、枕梁、隅柱は根利山中から切り出した木材で新調。床材、外板腰板などは流通既成品で済ますこととし、窓回りから上、屋根は再利用。補強金物は補修をして再利用、ボルト類は新調する方向で準備作業に取り掛かり、2011(平成23)年、客車を移動して本格的な修復作業が始まりました。もちろん、まだ修復途上で外板、内装は未完成だとのことですが、逆に内部構造を詳しく見ることができる絶好の機会とも言えます。
今回もボールドウィン3号機の汽笛吹鳴や、ホイットカム製ガソリン機関車のデモ走行なども予定されているそうで、秋の一日、澄んだ利根の空気を味わいながらB型客車を見にゆくのも楽しいのではないでしょうか。

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