鉄道ホビダス

2013年8月21日アーカイブ

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▲緩い勾配を登るとかつての琴平参宮電鉄の岩崎隧道が見えてくる。'13.8.16 P:宮武浩二
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勢力的に軌道線や鋼索線の遺構を訪ね歩いておられる宮武浩二さんから、今回は琴平参宮電鉄と琴平急行電鉄の遺構・遺物のレポートを頂戴しました。

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▲戦前の沿線案内(左)と鉄道線廃止時を前にして配布された趣意書(右)。所蔵:宮武浩二
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まずは琴平参宮電鉄から。宮武さんは2年前にも善通寺赤門前駅舎の遺構を見に行かれたそうですが、その際にもすでにかなり建物が老朽化しており、再訪せねばと気になっておられたのだそうです。今回はその善通寺赤門駅前と岩崎隧道の現況です。

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▲正面から見たかつての善通寺赤門前駅。日本家屋の正面を西洋風に飾りつけたもの。しかし家屋の老朽化進んでいる。琴平参宮電鉄の現存する唯一の駅舎であり、保存を期待したい。'13.8.16 P:宮武浩二
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130820n002.jpg琴平参宮電鉄は1963(昭和38年)年9月に全廃となりました。廃止から50年という歳月が経過しましたが、善通寺赤門前駅の当時の駅舎が現存しています。琴参が全廃になった後は用途が変更され飲食店として営業していました。それも鉄道敷地内ではなく街角の駅舎であったことが幸いしたのでしょう。歳月は流れ善通寺赤門前の繁栄は徐々に失われ、飲食店も退店して現在は使用されておらず、屋根も一部崩壊しているようです。しかし建物の装飾は電車が走っていた当時のまま残っています。いずれは老朽化のため解体されてしまうのでしょうか...。
▲善通寺赤門前駅の当時のままの壁飾り。'13.8.16 P:宮武浩二
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▲善通寺赤門前。交差点にはポイントがあり、真っ直ぐ行くと多度津港、右に廻ると丸亀、坂出に軌道が続いていた(左)。左手が善通寺赤門前駅(右)。まっすぐ進むと善通寺の参道が続く。'13.8.16 P:宮武浩二
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岩崎隧道は長らく線路を撤去した状態で捨て置かれていましたが、近年道路として整備されて車の通行も可能となりました。隧道の入口には「岩崎隧道」の扁額や煉瓦も残り、歴史を感じさせます。内部は崩落防止のためスレートで覆われており、架線の吊金具などは撤去されています。ただ、この岩崎隧道の前後は道路の形状など電車が走っていた当時を髣髴させてくれます。

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▲岩崎隧道の琴平側を見る。'13.8.16 P:宮武浩二
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▲掲げられた岩崎隧道の扁額は琴平参宮電鉄時代のもの(左)。右は岩崎隧道の善通寺側。'13.8.16 P:宮武浩二
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多度津線の桃山隧道は道路が幹線道路になっているので隧道も改修されて電車が走っていた当時の痕跡は探し出すことが出来ませんでした。また土讃線を超える跨線橋も新橋に架け替え中で、電車が走っていた当時の橋げたなどはすでに撤去されていました。

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▲岩崎隧道を抜けると軌道跡は琴平に向けて続いている。前方に見える右手の高層のホテルが琴参琴平駅跡に建つ「ホテル琴参閣」。'13.8.16 P:宮武浩二
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