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2013年8月 9日アーカイブ

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▲展示の目玉、由利高原鉄道YR-1500形の運転台。この運転台は搬入するために左右で2分割してから室内に入れ、展示室内にクレーンを設置して組み立てたという苦心の末の展示。P:山田和昭
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由利高原鉄道のITアドバイザーとして積極的な情報発信をされている山田和昭さんから、現在開催中の秋田県立博物館の特別展「秋田大鉄道展」の様子をお送りいただきました。7月6日に開幕して一か月、来場者数は同博物館の企画展としては前例のない1万人を突破したそうで、その人気ぶりがうかがえます。

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▲YR-1500形のカットモデルは、運転台に入り前面展望動画を見ながら機器を操作できるため大人気で、土日は長い行列ができるという。P:山田和昭
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この特別展は由利高原鉄道、JR東日本秋田支社などが協力、明治時代から今日に至る秋田の鉄道史を多くの貴重な展示資料によって振り返るもので、会期は10月20日まで。前期開催の7月6日から8月25日は、小特集「機関車・電車のものがたり」、後期開催の9月10日から10月20日は、小特集「ふるさとの駅舎」として、前期と後期で一部展示品替えが行われる予定です。

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▲運転台は現役時代のまま。運転時刻表、ブレーキ弁ハンドル、逆転ハンドルも付いており、制帽もそなえてあるので実車さながらに運転操作も記念撮影も可能(左)。もう一つの目玉、由利高原鉄道のタブレット閉塞機。実際に触って操作する事ができる。P:山田和昭
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展示の目玉は、由利高原鉄道のYR-1500 形ディーゼルカーの実物運転台のカットモデル。実際に運転台に乗って運転席からの風景も楽しめます。また、同じく由利高原鉄道のタブレット閉塞機も実際に触って操作することが可能です。同社の職員の皆さんが時間をかけてレストアし、ペンキを塗り、電池ボックスを作り稼働するように仕上げたものだそうで、「送信」ボタンを押すと「チンチンチン」「ボンボンボン」と音が鳴ります。それだけに大人気で、こちらも週末は鳴りっぱなしとのことです。

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▲なんと会場限定で秋田臨海鉄道の「運転体験申し込み」が行われている。P:山田和昭
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そしてもうひとつ、入り口を入ってすぐ、いきなり驚かされるのが秋田臨海鉄道の「運転体験申し込みゾーン」。この大鉄道展の会場でなければ申し込みができないプレミアム企画です。ことに秋田港~向浜間はDD56形の重連で、両方の運転台にそれぞれ1組ずつ乗車し、片道ずつ運転体験と乗車体験を行うそうです。普段乗車できない臨海鉄道で、重連での運転体験ですから、これはほんとうに驚きです。1家族1応募のみ、20組限定となります。震災で被害を受けた仙台臨海鉄道にいち早く機関車を提供した秋田臨海鉄道、ファンに対してもなかなかな心意気を見せてくれています。

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▲秋田区所属車輌の愛称幕を幕の順番に撮影した写真もある。ちなみに、展示されている愛称幕で国鉄型特急として現存するのは「いなほ」のみ。この秋から485系も置き換えが進むだけに感慨深いものがある(左)。右は壁面いっぱいに展示された圧巻の方向幕。485系、12系、701系の方向幕の一部が並べられている。P:山田和昭
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▲1967(昭和42)年に東能代で廃車となったD51 1161の履歴簿(左)や、土崎工場ゆかりの蒸気機関車部品(右)も展示されている。P:山田和昭
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▲羽後交通横荘線関連では、OB横荘会が大切に保存していた部品類が展示されている。P:山田和昭
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▲秋田市電の展示も。会場には秋田のあらゆる鉄道が網羅されており、動画も見ることができる。余談ながら、その上映が当時のSONYの真空管テレビというのも気が利いている。P:山田和昭
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▲東北森林管理局による森林鉄道の展示もある。仁別森林博物館に展示されていた路線図(左)や、東洋一と言われた巨大な天神貯木場の配置図(右)など必見。P:山田和昭
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土崎工場の蒸気機関車関連の貴重な資料や、羽後交通横荘線、秋田市電、さらには県内に数多く存在した森林鉄道など、消えた鉄軌道に関する展示も充実しており、これまでにない魅力的な特別展となっています。

■秋田県立博物館特別展「秋田大鉄道展」
会期:2013年7月6日(土)~10月20日(日)9 時30 分~16時30 分
※休館日:月曜日(月曜日が祝祭日の場合は翌日休館)
会場:秋田県立博物館企画展示室
入場料:大人500 円、大学生・高校生300 円、中・小学生100 円、幼児無料
問い合せ:秋田県立博物館(HP→こちら
〒010-0124
秋田県秋田市金足鳰崎字後山52
TEL:018-873-4121
FAX:018-873-4123

※本日の記録的豪雨で、秋田県・岩手県地域に大きな被害が出ており、衷心よりお見舞い申し上げます。

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