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2013年7月18日アーカイブ

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▲昭和36年秋の竜ケ崎駅構内。左からハフ15、5号機、キハ40402。'61.11 P:大庭幸雄
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今月のRMライブラリーは、白土貞夫さんの新作『関東鉄道竜ケ崎線-龍崎鉄道・鹿島参宮鉄道竜ケ崎線』の上巻をお届けします。

130718RML168.jpg全長わずか4.5㎞の関東鉄道竜ケ崎線ですが、開業したのは今から110年以上前の1900(明治33)年のこと。同時に常磐線の接続駅である佐貫駅も開業しています。当初、竜ケ崎線は龍崎鉄道という独立した会社で、軌間も2フィート6インチ(762㎜)でした。その後、1915(大正4)年に現在の3フィート6インチ(1067㎜)軌間に改軌、1927(昭和2)年には早くもガソリンカーを導入しています。これは茨城県下では3番目。後の関東鉄道4路線の中では最初のことでした。

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▲龍崎鉄道として開業した竜ケ崎線は大正4年に3フィート6インチ(1067㎜)軌間に改軌した。
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1943(昭和18)年には戦時下の政府方針に従って後の鉾田線(→鹿島鉄道)を運営していた鹿島参宮鉄道に統合され、さらに1965(昭和40)年に鹿島参宮鉄道と常総筑波鉄道を合併したことにより、関東鉄道が発足。その後、筑波線、鉾田線の2線は関東鉄道から分離、廃止への道をたどりましたが、竜ケ崎線は関東鉄道に留まり、現在も龍ケ崎市民の足として欠かせない存在となっているのはご存知の通りです。

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▲中盤では施設を解説。今は待合室のみが設置されている入地駅にもかつては駅舎があった。
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著者の白土貞夫さんは、本シリーズでもこれまでに第37巻『九十九里鉄道―潮騒の浜に行くキドー―』、第64巻『日立電鉄の75年』、第106巻『鹿島鉄道―鹿島参宮鉄道・関東鉄道鉾田線―』(中川浩一さんと共著)、第142・143巻『銚子電気鉄道』(上・下)を著された、千葉県・茨城県の私鉄研究における第一人としてお馴染みの方。今回も上巻では数多くの一次資料から110年以上に渡る竜ケ崎線の歴史を紐解かれるとともに、謎めいた部分の多い軽便時代の車輌群について解説されています。

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▲軽便時代の龍崎鉄道1号機(左上)とその兄弟。1号機は改軌により赤穂鉄道へ移籍した。
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ちなみに「竜ケ崎」の表記は、例えば市役所は「龍ケ崎市役所」、県立高校は「竜ヶ崎第一高校」、現在の駅本屋入口の表記は「竜ヶ﨑」、駅前にいるタクシーは「竜ケ崎合同タクシー」というように、現地でも「竜と龍」「ケとヶ」「崎と﨑」が入り乱れているのが実情です。本書では原則として戦前は「龍崎鉄道」「鹿島参宮鉄道龍ケ崎線」に「龍ケ崎駅」、戦後は「鹿島参宮鉄道竜ケ崎線」「関東鉄道竜ケ崎線」に「竜ケ崎駅」、行政地名は「龍ケ崎」で統一しております。
なお、続く下巻では1067㎜に改軌後、現在までの車輌群を解説する予定です。どうぞお楽しみに...。

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