鉄道ホビダス

2013年7月17日アーカイブ

湊線 そして今。(下)

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▲茨城交通時代から変わらぬ木造矩形庫の周囲で休むバラエティー豊かな気動車たち。右からキハ205、キハ2005、ミキ300-103、そして庫内はキハ3710形。'13.7.14 那珂湊
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ひたちなか海浜鉄道の現在の車輌陣容は自社発注のキハ3710形2輌、キハ37100形1輌(アニマルトレイン)、三木鉄道から来たミキ300-103、もと留萌鉄道のキハ2000形2004、2005、もと羽幌炭礦鉄道のキハ222、もと水島臨海鉄道のキハ205の計8輌。やはり趣味的には旧型車の方が人気があるものの、夏場は冷房装置の関係などから運用に就く確率は決して高くはないようです。

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▲機関庫奥に鎮座するステンレス製のケハ601の車体(左)は「おらが湊鐵道応援団」がギャラリーとして有効活用している。右は今や那珂湊名物(?)ともなった97式軽貨車(編集長敬白アーカイブ「那珂湊の97式軽貨車を見る」参照→こちら)。作業台車として使われているものなど、計9輌が残存している。'13.7.14 那珂湊
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この日は、かつての地方鉄道の機関区の雰囲気を色濃く残した那珂湊機関区を吉田千秋社長自らのご案内で拝見することができました。「那珂湊機關區」と縦書きに墨書された木製の看板は30年前のままですが、検修庫は建て替えられ、最近では構内の軌道の路盤強化と敷き直しも進んでいるとのことです。

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▲三木鉄道の塗色のまま現役として働くミキ300-103。スノープラウもそのままで、今はなき三木鉄道の面影を求めてはるばる来訪する方もおられるという。'13.7.14 那珂湊
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構内奥に鎮座しているのはステンレスカーの嚆矢でもあったケハ601の車体。このケハ601の車内と、隣に留置されているキハ203の車内が「おらが湊鐵道応援団」の皆さんによるギャラリーとなっており、湊線に関するさまざまな資料や写真を見ることができます。できれば台車をもう一度履かせてやりたい...とケハ601を懸命に護ってこられた応援団の皆さん。まったくのボランティアで地元の湊線をサポートし続ける応援団の皆さんには本当に頭の下がる思いです。

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▲那珂湊駅を発車した勝田行き列車の車内から見た那珂湊駅構内。左側には"国鉄準急色"に塗られたキハ2004の姿も見える。'13.7.14 那珂湊
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そうそう、那珂湊駅といえば忘れてならないのが駅猫として全国的に有名な「おさむ」とその子分(?)の「ミニさむ」。この日は残念ながらミニさむ君には会えませんでしたが、おさむ君は風の通る涼しい場所で休息中。最近ではおさむ君たちに会いに遠路はるばる湊線を訪れる方もいるとのことで、車内で乗り合わせた親子も東京からおさむ君に会いに来たと話していました。

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▲このお姿こそ那珂湊駅のアイドル、駅猫の「おさむ君」。ちょっと夏バテぎみのご様子...。'13.7.13 那珂湊
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さて、吉田社長が呼びかけて8月24日(土)に、ひたちなか市那珂湊総合福祉センターふれあい交流館しあわせプラザを会場に、「第1回ローカル鉄道サミット&2013年度サマースクール」が開催されます。サミットでは全国のローカル鉄道経営者、学識者、サポーターが集い、それぞれの立場からローカル鉄道と地域づくりの今後の可能性について話し合われる予定で、2013年度サマースクールと合わせて現在参加者を募集中だそうです。

【第1回ローカル鉄道サミット開催概要】
■開催日程
 8月24日(土)13:30~15:30
■講演テーマ
・全国のローカル鉄道が直面する現状
・ひたちなか海浜鉄道、由利高原鉄道、銚子電鉄などローカル鉄道経営の具体例紹介
・地域づくりにおける鉄道の果たす役割
・これからのローカル鉄道の可能性と課題
■登壇者
・吉田千秋 ひたちなか海浜鉄道 代表取締役
・春田啓郎 由利高原鉄道 代表取締役
・向後功作 銚子市観光プロデューサー・関東運輸局 地域公共交通マイスター
・中川 大 京都大学大学院工学研究科教授 低炭素都市圏政策ユニット長
・清瀬一浩 茨城県商工労働部 観光物産課 課長
・向谷 実 株式会社音楽館 代表取締役社長
■対象
・鉄道好きで普段から鉄道や鉄道旅行、ローカル鉄道に親しんでいる方
・鉄道が地域づくりに与える影響を理解し、それについて学びたい方
・全国のローカル鉄道関係者
■費用
 2,800円 ※ひたちなか海浜鉄道1日フリー記念乗車券付
■定員
 450名
■場所
 ひたちなか市那珂湊総合福祉センター ふれあい交流館 しあわせプラザ
 茨城県ひたちなか市南神敷台17-6 那珂湊駅より徒歩15分程度

【2013年度サマースクール開催概要】
■開催日程
 第1回 8月24日(土)~25日(日)
 第2回 8月31日(土)~9月1日(日)
■内容
・ローカル線に、新しい駅を作る!新駅設置を学ぶ
・普段出来ない体験ができる!鉄道業務を実体験
・実際の車輌で教わる!鉄道車輌の構造・整備を学ぶ
・購入秘話が聞ける!鉄道経営学
・ひたちなか海浜鉄道にもの申す!議論白熱のワークショップ
■対象
・鉄道好きで普段は経験できないことを学びたいと思っている方
・将来、鉄道の経営に関わりたいと思っている方
・ローカル鉄道のある地域行政関係者など
■費用
 29,000円
 ※ひたちなか海浜鉄道1日フリー記念乗車券付、宿泊費、懇親会費、朝食・昼食費込
■定員
 各回30名
■場所
 ひたちなか海浜鉄道那珂湊駅など
■申込み・問合せ
 →こちら

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