鉄道ホビダス

2013年7月 8日アーカイブ

伊予鉄松前駅を見る。

130707n008.jpg
▲木造+漆喰の堂々たる駅舎正面。待合室入口には昭和の商店を思わせるガラス窓の引き戸が備わる。'13.5.25
クリックするとポップアップします。

先般、むかいだ小児科の謎のポーターを訪ねた際(編集長敬白アーカイブ「むかいだ小児科の"ポーター"」参照→こちら)、ついでと言ってはなんですが、以前から気になっていた最寄駅の伊予鉄道郡中線松前駅も観察してきました。

130707n001.jpg
▲ゆったりとした待合室。窓もサッシ化されていない。もちろん有人駅。'13.5.25
クリックするとポップアップします。

130707n002.jpg
▲改札口からホームを見る。ホームが一段高くなっており、3段の階段で上がる。かつては木製のラッチがあったであろう改札口には伊予鉄の非接触式ICカード「ICい~カード」の簡易改札機が備わる。'13.5.25
クリックするとポップアップします。

「松前」と書いて「まさき」と読むこの駅、1896(明治29)年に南予鉄道の駅として開業した歴史ある駅で、近代化が進む伊予鉄道各駅のなかで、古い木造駅舎がしっかりと残されていることで注目されます。駅からはほんの200mほどで伊予灘の港。かつてはこの駅から松山市内へと向かう魚介の行商で賑わったと伝えられるだけあって、本屋は広い待合室を備えています。

130707n009.jpg
▲下り方からみた駅舎全景。かなり長さがあり、かつては駅本屋のほかにも多くの機能を有していたようだ。'13.5.25
クリックするとポップアップします。

130707n003.jpg130707n007.jpg
▲本屋正面軒下(左)と、本屋の上り方にある倉庫(?)の漆喰部分(右)。'13.5.25
クリックするとポップアップします。

郡中線は1937(昭和12)年に2フィート6インチ(762㎜)軌間から3フィート6インチ(1067㎜)軌間に改軌されており、この本屋建物もその当時に建て替えられたものかもしれません。軒下に残る漆喰壁や、サッシ化されることなく丹念に手入れがされた木製の窓枠など、まさに模型のストラクチャーのプロトタイプのような風情が残されています。

130707n004.jpg
▲1番線ホーム(松山市行き)から下り方(郡中港方)を見る。対向の2番線とは下り方の構内踏切で連絡している。'13.5.25
クリックするとポップアップします。

ホームは2面3線ですが、3番線は非電化で現在は使用されていません。上下列車の交換駅となっていますが、平日の7時台には松山市駅からの2往復の区間列車も設定されています。
味わいある木造駅舎が全国的に次々とその姿を消してゆく中、またひとつ記憶に留めておきたい駅に出会うことができました。

130707n006.jpg
▲下り方から見た構内全景。左から1・2・3番線で、3番線には架線がないのがわかる。2番線に停車しているのは郡中港行き3000系。'13.5.25
クリックするとポップアップします。

130621nRML167bn.jpg

kokutetsu34_bln.jpg

130604n201bn.jpg

レイル・マガジン

2013年7月   

  1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31      
「編集長敬白」が携帯電話でもご覧になれます。下記アドレスもしくはQRコードを読み取ってアクセスしてください。
http://rail.hobidas.com/blog/
natori/m/

ホビダス・マーケット新着MORE

  • 俺がイル
ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2018 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.