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2013年3月19日アーカイブ

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▲山口国体の開催された当時、山陽本線は広島~小郡間が未電化で広島以西はC59 95〔広〕が活躍した。帰路のお召列車を牽引し、さざ波きらめく瀬戸内海の浜辺を駆けるC59 95の誇らしげな姿。山陽本線おける蒸機牽引のお召列車の有終の美を飾った。本格的な電化工事が始まろうとしている。山陽本線戸田-富海 '63.10.31 P:佐竹保雄 (『国鉄時代』vol.33より)
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21日発売の『国鉄時代』vol.33はお召列車特集です。自らもたびたびお召列車撮影に赴き、その独特の高揚感を熱く語る山下編集長に今号の見どころを紹介してもらいましょう。

130318n204.jpgお召列車はまさに国鉄の華、その美しさとともに、運行を担う関係者の栄誉と緊張はいかばかりか、と思いを馳せます。ファンという立場からも、お召列車は頂点ともいうべき存在で、その荘厳ともいえる編成に魅了され、東に西に究極の一枚を求めてお出かけになった方々も多いと思います。翌日もその次も走る定期列車と異なって、撮影に臨む緊張感、高揚感はその場に立った方なら懐かしく脳裏に浮かぶことと思います。さらに運転が行われる地元ともなると、沿線の力の入れようは大変なもの、それこそ一日千秋の思いでしょう。

130318n209.jpgそんな地元の方々を中心に、珠玉とも言える作品を多数お送りいただき、本号はまさに絢爛豪華な絵巻のような誌面となりました。未発表の写真も多く掲載させていただく運びとなりました。その中でネガをお預かりさせていただいた方も多く、その撮影の順番から今まで記録が曖昧だった運転が明確に分かってきたケースもいくつかあります。たとえば、福井国体関連で昭和43年10月6日に運転されたDD54 3+DD54 1重連牽引のお召列車は、竹野→二条を通しで運転したのではなく、和田山から播但線の竹田に入り、DD54は和田山に回送、折り返しはC58 233が牽引し、和田山から再びDD54重連が牽くというような運転形態だったことを、フィルムによりたどることができるのです。
▲宮崎区独特の鉄の地肌が見えるほど磨きに磨き込まれ美しく銀に輝くC57 117〔宮〕。宮崎機関区 '73.4.8 P:成田冬紀 (『国鉄時代』vol.33より)
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▲旧丸山信号場付近を過ぎいよいよ天嶮・碓氷峠の66.7‰の急勾配にさしかかる。本務機EF62 11と後補機EF63 13+EF63 11の勇壮なモーター音が裏妙義の谷間にこだまする。 信越本線 横川-軽井沢 '78.10.13 P:髙橋和男 (『国鉄時代』vol.33より)
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また、鳥取県植樹祭にさいして伯備線で運転されたお召列車では写真がなく、牽引した2輌のDF50の番号が特定できませんでしたが、地元倉敷の三宅好文さん撮影の写真で529+528ということが分かりました。

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▲右上はC57 56〔奈〕牽引の皇太子殿下ご成婚特別列車。 '59.4.19 関西本線 月ケ瀬口-大河原 P:佐竹保雄 右下は皇后陛下赤十字総会ご臨席のための特別列車。 '54.11.7 関西本線 加茂-木津 P:佐竹保雄 左上の2枚は岐阜国体の際に運転されたC58牽引のお召列車(右)と回送列車(左)。 '65.10.27 P:加藤雅圀 左中と左下は三重・和歌山巡幸の際のC57 136〔名〕牽引のお召列車。 '62.5.19 P:加藤弘行 (『国鉄時代』vol.33より)
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▲右上は岡多線においてEF58 60〔浜〕+EF58 61〔東〕のプッシュプルで運転された回送列車。 '79.5.27 P:髙橋和男 右下は愛媛国体の際、帰路の名古屋→東京を牽引したEF58 60〔浜〕。 '53.10.28 P:佐竹保雄 左上は栃木国体の際に東北本線で運転されたもの。 '80.10.12 P:髙橋和男 左下は岐阜県植樹祭のお召列車で関ヶ原を越えのひとこま。 '75.5.24 P:成田冬紀 (『国鉄時代』vol.33より)
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他のケースも含め「国鉄(JR)お召列車運転記録(昭和20年以降)」においては、著者の成田冬紀さんにそのつど検証、加筆をしていただき、そんな詳細な「発見」を盛り込んでいただき、より精度を高めています。

130318n205.jpgベテランファンの齋藤晃さんが学生の頃撮影されたC57 126には特徴の砲弾型ヘッドライトとともに、給水温め器を取り付けていないすっきしとしたフロントデッキと、給水ポンプとその配管のない非公式側の様子がよくわかります。今井博茂さんは原宿の宮廷ホームでお召列車の撮影を行うときの緊張を懐かしく振り返帰ってくださいました。多くの方々のお召列車への熱き思いを満載した渾身の特集です。

▲粉雪舞う国縫を発車するD52 404。'69.2.22 P:堀越庸夫 (『国鉄時代』vol.33より)
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130318n202.jpg一般記事では冬の函館本線をじっくりと撮影した堀越庸夫さん「北のD52」、変化に富んだ活躍をしたEF10の生涯を振り返った犬山徹夫さんの「省型電気機関車EF10」、応募したデザインが採用されて生まれたユーロライナーの生涯を綴った水谷年男さんの「ユーロライナー物語」はじめ、あらゆるファンの方々にお楽しみいただける充実したラインナップです。
付録DVDは岡野好洋さん撮影のC62「ニセコ」の記録「雪の重連」、蒸機時代の磐越西線を撮った杉江 弘さんの「中山宿のD50」、夏の小海線を撮った「高原のC56」の三本立てです。ぜひ春の一日を『国鉄時代』でお楽しみください。

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