鉄道ホビダス

2013年3月 7日アーカイブ

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▲鉄道博物館エントランスに掲げられた第5回コレクション展「模型でたどる鉄道史~1号機関車から"スーパーこまち"まで~」の巨大なタペストリー。'13.3.6
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今週末の3月9日(土曜日)から鉄道博物館で5回目となるコレクション展「模型でたどる鉄道史~1号機関車から"スーパーこまち"まで~」が始まります。一連のコレクション展としては異例の収蔵模型に特化した展示で、戦前の旧鉄道博物館時代からのものも含めて200輌近くが収蔵されているという"博物館模型"の片鱗に触れられるまたとない機会です。

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▲オープンを待つスペシャルギャラリー1の会場内。手前のE5系(1/20)の展示スペースには3月16日のダイヤ改正以降は新たに製作されたE6系が展示される予定。'13.3.6
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昨日はその内覧会が開催され、ひと足お先にその様子を拝見してまいりましたので、明日と2回に分けてその見どころをご紹介することにいたしましょう。

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▲1908(明治41)年頃に製作されたという収蔵模型としては最古の2Bテンダー機(約1/20)。ペーパー製ながら見事に印象を捉えている。'13.3.6
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130306n014.jpg会場のスペシャルギャラリー1を入るとまず目に入るのが古色蒼然とした2Bテンダー機と巨大な有蓋貨車です。この2Bテンダー機は1908(明治41)年頃の製作と伝えられ、鉄道博物館の数ある収蔵模型の中でも最古のものです。果たしてどのような経緯で製作され、またどのような人がこの"モデル"を愛でたのか...そんな背景を思うだけでも夢が広がります。
▲そのバックビュー。山陽鉄道の5900形(BLW製)あたりをプロトタイプにしたものらしい。'13.3.6
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そしてもう1輌、現代的視点で見ても実に精巧に作られた有蓋貨車は何と昭和天皇が幼少期に遊ばれたという逸品。さすがにこの2輌についてはアクリルケースで覆われての展示ですが、遥か明治・大正の鉄道模型を目の当たりにできる機会はめったにありませんのでまさに千載一遇の好機と言えましょう。

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▲「最古の模型たち」と題されたコーナーには先のペーパー製2Bテンダー機とともにこの有蓋貨車が展示されている。1/8と大きなスケールのこの7t積有蓋車は明治末期から大正初期の製作。何と昭和天皇が幼少の頃に献上されたもので、天皇即位時の引っ越しの際に整理品として東宮御所侍従職を務めていた方に与えられたものという。扉の開閉機構を含め見事に作り込まれた逸品。'13.3.6
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今回のコレクション展の特徴のひとつは約3か月にわたる会期(3月9日~6月10日)を前期・後期に分けて展示車輌が大幅に入れ替わる点です。総計125種の展示が予定されていますが、「模型でたどる鉄道史~1号機関車から"スーパーこまち"まで~」というコンセプトはそのままに、前期(4月22日まで)と後期(4月24日から)でかなりの数の展示が入れ替わるそうです。

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▲"いぶし銀の輝き"という言葉があるが、文字通り銀で作られた1/26の9600形。川崎造船所が1号機の落成翌年(1914年)に自ら製作したもので、プレートには"KAWASAKI DOCKYARD CO.,LTD.HYOGO WORKS"の文字が見える。'13.3.6
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▲今回展示を予定されている125種の中でも特大といえるのが1/10スケールのC55とEF51。C55は1936(昭和11)年に鉄道省大宮工場技能養成所が製作したもので、旧鉄道博物館の万世橋移転にともなって大宮工場から移管された。当初は可動式で直線コースを往復運転していたと伝えられる。なお、後ろに見えるシキ700は1/15スケールにして全長3mを超える巨体で、交通博物館時代も通して40年以上公開されたことのない幻の博物館模型である(1963年田村模型研究所製)。'13.3.6
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そしてもうひとつ特筆されるのが、これまで撮影禁止だったスペシャルギャラリー内の撮影が可能なことです。展示品がすべて自らの収蔵品ということもあるのでしょうが、車輌の構造をつぶさに見たいファンはもとより、モデラーの方にとっても実にありがたい配慮と言えましょう。

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▲メインとなっている1/20スケールの収蔵模型は機関車、電車、気動車、客車・貨車と車種ごとに見やすく展示されている。'13.3.6
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明日は引き続いて展示模型の見どころと、会期中に催されるさまざまな魅力的イベントについてご紹介いたしましょう。

鉄道博物館第5回コレクション展「模型でたどる鉄道史」
会期:2013年3月9日(土)~6月10日(月)
会場:鉄道博物館2階スペシャルギャラリー1

※鉄道博物館の入館料のみでコレクション展も入場可。

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▲9日(土曜日)からの公開を待つ鉄道博物館2階のスペシャルギャラリー1入口。'13.3.6
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