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2013年3月 6日アーカイブ

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▲小本トンネル内で活躍するNPO法人神岡・町づくりネットワークのレールマウンテンバイク。P:レールマウンテンバイク事務局提供
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昨年、地元手作りのレールマウンテンバイクで地域活性化の道筋をつけたとして日本鉄道賞特別賞を受賞した(編集長敬白アーカイブ「第19回「鉄道の日」記念祝賀会」参照→こちら)岐阜県飛騨市のNPO法人神岡・町づくりネットワークのレールマウンテンバイク事務局から、たいへん心温まるお便りを頂戴しました。

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▲延長5㎞にもおよぶトンネル内での資材運搬は至難を極める。照明機材などを積んでレールマウンテンバイクが動力車役もこなす。P:レールマウンテンバイク事務局提供
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神岡のレールマウンテンバイク車両が、東日本大震災からの復興工事を懸命に続ける三陸鉄道北リアス線に貸し出され、その一助となったのだそうです。三陸と神岡、震災復興とサイクリングレジャー、一見なんの関連もなさそうな両者を結びつけたのは、小本トンネル内で復旧作業に当たっておられた方からの連絡だったそうです。

130305n004.jpg広範囲に及ぶ震災からの復旧工事のため、(運休中とはいえ)現役の軌道上で作業をするための資格のない事業者も工事にあたらなければならないが、小本トンネルは全長5kmもあり、資格のない作業員たちの緊急時の対応や現場までの行き来が非常に困難である。電動アシストを使ったレールマウンテンバイクであれば、(原動機付きの乗り物を使うための)資格がなくてもスムーズに行き来ができ、なおかつ、トロッコ状の荷台を組み合わせることで資材の運搬もできるかもしれない...そんな問い合わせだったそうです。
▲はるばる神岡からやってきたレールマウンテンバイクがトンネル内で大活躍。P:レールマウンテンバイク事務局提供
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これを受けてレールマウンテンバイク事務局では小本トンネル内の通信回線の復興工事のために車輌を貸し出すこととし、昨年の1月から3月、今年の2月から3月頭までの期間、レールマウンテンバイクを送り出しました。

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▲平台車を推進して小本トンネル内を行く神岡のレールマウンテンバイク。P:レールマウンテンバイク事務局提供
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これにより、現場では真っ暗なトンネル内を徒歩で移動していた作業が一変し、安全にかつ効率的に復興作業が行われたとのこと。レールマウンテンバイク事務局の田口由加子さんは「三陸鉄道は、日本で1番最初に第三セクターになった鉄道であり、その半年後に神岡鉄道が第三セクターになるという、まるで兄弟のような鉄道です(しかも車輌デザインが酷似しています)。私たちの神岡鉄道は2006年に廃線となりました。その廃線跡に、お客様をお迎えするレールマウンテンバイクが、震災を受けてもなおバイタリティーあふれる三陸鉄道の地に復興工事の一助として赴いた、とても不思議な御縁だと思っています」と語っておられます。


来週であの東日本大震災から丸2年。鉄道の世界でも、いまだ多くの困難の中、日々復興工事に奮闘されている方々がいます。ささやかなレールマウンテンバイクながら、神岡と三陸の地を繋いだ支援の輪が、三陸鉄道の一日も早い復興につながることを期待したいと思います。

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