鉄道ホビダス

2013年3月アーカイブ

埼京線用E233系登場。

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▲信越本線で試運転を行なう、川越車両センター101編成となるE233系7000番代。なお、LED表示装置はシャッター速度1/125秒以下で撮影しないと文字が切れてしまうので、走行写真で文字をきれいに撮影するにはズーミング流しをするなどのテクニックが必要となってくる。'13.3.26 新津-古津 P:RM(伊藤真悟)
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「故障に強い車輌」「人にやさしい車輌」「情報案内や車輌性能を向上した車輌」をコンセプトとしたJR東日本E233系は、中央快速線用の0番代、京浜東北・根岸線用の1000番代、常磐緩行線用2000番代、近郊タイプの3000番代、京葉線用の5000番代と続々と登場していますが、昨年4月10日には首都圏の通勤・近郊型電車の新型車輌へ取り替えることを目的に、埼京線用と横浜線用のE233系を新造することを発表しています。

e233_7000_002.jpg■E233系関係のアーカイブリンク ※タイトルをクリックすると当該アーカイブにとびます。
・E233系がデビュー!
・E233系試運転に乗る
・常磐緩行線にもE233系
・京浜東北・根岸線用E233系1000番代登場
・E233系1000番代が正式にお披露目
・E233系「ローレル賞」受賞式典
・東海道本線用E233系3000番代登場
・常磐緩行線用E233系登場
・E233系2000番代報道公開
・京葉線にもE233系
・E233系5000番代誕生
・E233系中間車に新番代登場
・E6系量産と埼京線・横浜線用E233系を発表
▲落成1本目の編成番号は「101」。浦和電車区のE233系1000番代と同じ付け方だ。'13.3.26 新津 P:RM(伊藤真悟)
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このうち埼京線用のE233系の1本目がこのほど新津車両製作所で落成し、去る3月26日に信越本線新津-羽生田間で公式試運転を4往復行ないました。気になる番代区分は7000番代となり、配置区所は川越車両センター、1本目の編成番号は「101」となっています。

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▲ダブルパンタ車のモハE233-7000番代。通常上昇するのは後位側のパンタグラフ。'13.3.26 新津 P:RM(伊藤真悟)
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▲埼京線用のE233系は7000番代となった。クハE233-7000番代のトップナンバー(左)。保安装置はATCとATS-Pを搭載する(右)。'13.3.26 新津 P:RM(伊藤真悟)
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e233_7000_007.jpg101編成は、新木場・大崎方からクハE233-7001(10)+モハE233-7401(9)+モハE232-7401(8)+サハE233-7201(7)+サハE233-7001(6)+モハE233-7001(5)+モハE232-7001(4)+モハE233-7201(3)+モハE232-7201(2)+クハE232-7001(1)の10輌編成(カッコ内数字は号車)で、保安装置はATCとATS-Pになっています。また中間車のモハE233-7001は、モハE233-0・1000・3000・5000・5600番代と同様にダブルパンタ車となっており、サハE233-7001の床下には非常用ハシゴが搭載されています。
▲サハE233-7001の床下に搭載された非常用ハシゴ。'13.3.26 新津 P:RM(伊藤真悟)
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またE233系7000番代は、JR東日本としては初めて車内照明をオールLED化しているのが特徴で、こちらは今後の報道公開が待たれるところです。

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▲新木場・大崎方先頭車となるクハE232-7000番代。京葉線用のクハE232-5000番代と同様に後位側屋根上にWiMAXアンテナを搭載する。'13.3.26 新津 P:RM(伊藤真悟)
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この埼京線用のE233系7000番代は10輌編成×31本(計310輌)が新造され、埼京線(大崎-大宮)、川越線(大宮-川越)、東京臨海高速鉄道りんかい線(大崎-新木場)で2013年度に運転が開始される予定となっています。
一方で、横浜線用のE233系も2014年春に営業運転を開始するとのアナウンスがされており、今後ますますE233系はその勢力を増すことになります。

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▲大阪市の絵葉書に見る無軌条電車205号。絵葉書所蔵:宮武浩二
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今回はそのような薄幸の大阪市営トロリーバスの遺構を探してみました。先述のように鉄道(軌道)と違ってもともとインフラが少ない無軌条電車で、しかも廃止(1970年)から40年以上も経っているとあって、現在目にできる遺構は極めて限られています。

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▲無軌条電車の洗車風景(左)とリフティングジャッキに乗った304号。絵葉書所蔵:宮武浩二
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■大阪駅前~神崎橋
大阪駅前のJR線横に奇跡的に1本架線柱が残されているほか、中津から十三大橋までの高架道路に、まとまって架線柱が残されています。これは高架道路が戦前の古いものなので新設の電柱埋めこみを認めないことから、既存のトロリーバスの架線柱を再利用しているようです。よく似た話ではあべの橋(JR跨線道路)もそのようです。

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▲三津屋跨線橋のトロリーバスの遺構、架線柱。新幹線高架橋との交差部まで続く。P:宮武浩二
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▲三津屋跨線橋に残る架線柱(左)。右は新幹線高架下側から見た三津屋跨線橋で、道路の両側に架線柱が並んでいるのがわかる。P:宮武浩二
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▲新幹線高架直下でも架線柱は短縮されながらも残されている(左)。しかも架線柱の取付は意外にも埋めこみではない(右)。P:宮武浩二
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三津屋付近のJR跨線道路にもまとまって架線柱が残っています。この架線柱はドイツのマンネスマン社から輸入されたもので、戦前に廃止された市電の架線柱を転用したものです。

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▲新喜多大橋の架線柱は今なお現役(左)。交通信号と交通標識をつけている。右は中津浜交差点の架線柱で、こちらも交通信号や街路灯などで使用されている。P:宮武浩二
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▲大阪駅前北口に唯一残る架線柱(左)と天王寺駅前に残る架線柱の一部(右)。電柱の右側に見える。P:宮武浩二
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■それ以外の区間
守口車庫前から杭全行きの路線でも新喜多大橋に架線柱が1本残されているほか、市バス阿倍野橋東操車場入口にも1本残されています。車庫跡は、神崎橋、守口車庫、杭全転回地は市バスの施設となっていますが、残念ながらトロリーバスの遺構はありませんでした。森之宮車庫は小学校に転用されて、これまた遺構はありません。

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▲微妙な高さに短縮された架線柱も...。P:宮武浩二
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法令上は立派に鉄道の一種である無軌条電車(トロリーバス)ですが、市電などと比べると人びとの記憶に残ることも少ないようで、大阪に限らず、かつてトロリーバスが走っていたほかの都市でも急速に忘れさられつつあるようです。

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▲森之宮車両工場に保存されている255号。今となっては都市交通として活躍した無軌条電車の完全な保存車としても貴重な技術遺産である。ただし、イベントなどで公開される以外は非公開。P:宮武浩二
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引き続き宮武浩二さんからお送りいただいたもうひとつのレポートをお目にかけましょう。以前にも知られざる「日本無軌道電車」の話題(編集長敬白アーカイブ「忘れられた日本無軌道電車」参照→こちら)を提供くださった宮武さんは、無軌条電車、つまりはトロリーバスにも造詣が深く、今回は地元、大阪市営トロリーバスの遺構を探索されました。

130327n002.jpg大阪市営トロリーバスは1953(昭和28)年9月に大阪駅前から神崎橋間が開通したのが最初です。当時は淀川から北部には市電がなく、市民からも鉄道の敷設が望まれていました。しかし建設費の大きい市電よりも、市電並の車体を持つトロリーバスなら、軌道敷の買収も敷設も無く、建設費は少ないうえ建設期間も短くてすむ、いいことづくしのトロリーバスの導入を図ったわけです。グリーンの車体のトロリーバスが大阪駅前を発着していたのを記憶にある方も多いことでしょう。

▲255号と一緒に保存されている100型の模型。元は四ツ橋の電気科学館で長らく展示されていた。構造がわかるように車体を切開している。P:宮武浩二
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▲255号の車内。車内から見るとバスにしか見えない。P:宮武浩二
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しかし良いことづくめではじめたことは、あとあと不具合も多くなるのが世の常です。トロリーバスも車輌耐用年数がバスとほぼ同様であったことが災いして、電車と比較しても半分ほどしか耐用年数がないこと、電力の供給を市電の変電所に頼っていたため、市電が廃止になったことで、トロリーバス事業が変電設備を持たなくてはならなくなり、窮地に立たされることとなります。

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▲大阪市交の絵葉書に添付されている諸元表。集電装置は米国製だったことがわかる。P:宮武浩二
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車輌の入れ替えもあいまって将来性もいまひとつ明るくないこと、大阪市内の交通は地下鉄に転換するという名目でトロリーバスは1970(昭和45)年6月15日をもって事業自体が廃止されたのです。

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▲交通局阿倍野北操車場出口に現在でも残る架線柱。P:宮武浩二
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▲中津付近に残存する架線柱。JR線と阪急側からの歩道橋の狭い隙間に現存するが、すでに用途は終えているようだ。P:宮武浩二
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鉄道の場合は軌道敷など施設が簡単に片付けられないことから、長くその姿を晒してしまう場合が多いですが、トロリーバスの場合は車庫、転回地、変電所、架線ほどしか施設がないこと、都心部に路線を持っていることからほとんどの遺構は姿を消しています。幸いなことに交通局にはトロリーバスの保存車が1輌、当時の責任者の尽力で森之宮車両管理事務所に残されています (イベント以外は非公開)。

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▲残り数日となったトランヴェール・エクスプレス。画面後方は広電本社ビル。'13.3 P:宮武浩二
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広島電鉄百周年事業の一環として、ドルトムント市電76号をレストランに改造した、「トランヴェール・エクスプレス」が100周年記念事業の終わる今月限りで営業を終えるそうで、お馴染みの宮武さんが画像をお送りくださいました。

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▲中間車を見る。車輌の直下はカラータイルが敷かれていないのがわかる。'13.3 P:宮武浩二
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130320n201.jpg同社のホームページによると、このドルトムント市電76号は、1977(昭和52)年に電車開業65周年を迎えた際に、海外の路面電車の導入計画が持ち上がり、両運転台や左右両側面に出入口があること、さらに制御方式・駆動方式が馴染みやすいことなどから遥々ドイツから輸入されたものです。現車は1959(昭和34)年DUEWAG社製の3車体8軸連接車GT-8で、1982(昭和57)年に2編成が"来日"。冷房化などの改造を施されたのち、翌年から広島電鉄70形電車76、77編成として営業運転入りしました。全長27.16m、定員150人、最高運転速度70km/hと異色の存在でした。
▲小さな閉店のお知らせが悲しい...。'13.3 P:宮武浩二
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▲左袖部にコントローラーを備える特徴的な運転台も自由に見ることが出来る。'13.3 P:宮武浩二
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十年ほど前から定期運用を離脱して貸切用などなっていましたが、2006(平成18)年1月に77号編成が廃車解体、残された76号編成も2008(平成20)年以降は運転される機会がなく、昨年、広島電鉄100周年記念事業の一環として76を活用したイートインスペースを設けるために惜しまれつつ引退しました。

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▲その車内(店内)。右はカウンター兼レジ。'13.3 P:宮武浩二
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▲もともとの座席を活用したボックス席(左)。壁面にはドイツ時代の掲示物も(右)。'13.3 P:宮武浩二
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そして2012(平成24)年7月31日、広島電鉄本社ビルの向かいにあるマダムジョイ千田店にこの76号編成を活用したレストラン電車「トランヴェール・エクスプレス」がオープンしました。運営は広島電鉄系の広電ストアで、車内は貸切スペースやバーカウンターなども備えているほか、運転席なども自由に見ることができます。

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▲ランチでいただいたハンバーグには「廣島牡蠣」ソースも(左)。右はトランヴェール・エクスプレスのシンボルマーク。'13.3 P:宮武浩二
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しかし開店から8か月、一連の広島電鉄100周年記念事業も終了し、ついに今週末、3月30日(土曜日)をもって閉店することになったのだそうです。宮武さんが訪れたお昼のランチタイムにも、閉店を知ったお客さんが詰めかけてぼぼ満席状態だったそうで、ラストウィークとなった今週はさぞや賑わうに違いありません。

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▲線路側から見ると3輌連接の全貌が撮影できる。'13.3 P:宮武浩二
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記念にトランヴェール・エクスプレスのタイピンと絵葉書を購入したという宮武さん。メールは、果たして営業終了後この76号編成がどうなるのか、その点が気がかりでなりませんと結ばれていました。

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▲芋畑の中をのんびりと走るモハ1104。電車の左側後方に見える鉄塔は習志野名物、自衛隊のパラシュート訓練塔。'62.8.5 薬園台 P:石本祐吉
 (RMライブラリー『昭和時代の新京成電車』より)
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長く沿線住民として京成電車を研究されてこられた石本祐吉さんが、その研究成果をまとめられたRMライブラリー第152巻『京成青電ものがたり』、第153巻『京成赤電ものがたり』は、昨年大好評をいただきましたが、このほどその続編とも言える『昭和時代の新京成電車』が完成いたしました。

RML164sn.jpgご承知のように、新京成電鉄は京成津田沼〜松戸間を結ぶ私鉄路線で、開業は戦後の1947(昭和22)年です。路線は日本陸軍鉄道聯隊の演習線として建設されたものを転用したもので、一般的な鉄道路線であれば地点間をできるだけ短い距離で結ぶところ、演習のために逆に距離を稼ぐようにルートが設定されており、カーブが非常に多くなっているのが特徴です。営業線として整備された際にショートカットされた箇所もありますが、それでも直線距離ならば約16km程度の京成津田沼〜松戸間が25.3kmもあることからも、その特徴がうかがい知れます。

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▲京成から新京成へはのべ104輌の車輌が移籍。これにセミ新車4輌を加えた108輌が新京成のすべての吊り掛け駆動車である。
 (RMライブラリー『昭和時代の新京成電車』より)
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「新京成」という会社名の通り、1947(昭和22)年の開業時に京成電鉄から木造車2輌が移籍して使用されたのをはじめ、1970(昭和45)年に本書でも紹介している「セミ新車」が登場するまで、使用される車輌は全て京成からの、いわゆる「青電」の譲渡車でした。しかも両社の車輌の整備を担当する京成の「第二工場」も新京成電鉄沿線の新津田沼にあったため、改装せずに「K.D.K.」のロゴを付けたまま新京成線を走る車輌もあって、貸し出しなのか移籍なのか、判然としない例もあったようです。

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▲昭和16年製の京成1100形は6輌すべてが新京成入り。昭和43年から車体更新工事を受けた。 (RMライブラリー『昭和時代の新京成電車』より)
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本書は1947(昭和22)年開業時の木造車から1978(昭和53)年の最後の譲渡車まで、新京成電鉄における吊り掛け駆動車108輌をまとめたものです。木造車のまま入線後に鋼体化されたもの、初期の鋼製車体で入線し新京成で更新改造を受けたもの、京成電鉄時代に更新改造を受けてから入線したものなど、その形態や履歴をグループ別に紹介しています。

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▲最後の転入車であった220形、600形、200形、500形、700形のグループ。1990(平成2)年7月のさよなら運転をもって新京成電鉄の吊り掛け駆動車は全廃された。
 (RMライブラリー『昭和時代の新京成電車』より)
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それにしても長閑な田園風景の中を単行で走る電車の姿は、住宅地のなかを8輌編成で走る現在の新京成電鉄の姿からは隔世の感があります。異色の発展を遂げた新京成電鉄の車輌史を激変した沿線風景とともにまとめた1冊、ぜひ既刊第153・154巻と合わせて書架にお揃えください。

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▲「渋谷駅」の表示が残る中央改札壁面には「DREAM TERMINAL ~東横線 渋谷駅へのオマージュ~」と題した企画展示が行われている。'13.3.22
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ちょうど一週間前に最終列車が出発してその役目を終えた東急東横線の地上渋谷駅で、今日からそのホームを使った3日間限定の謝恩イベント「TOYOKO LINE SHIBUYA Station Park ~『ありがとう』と『さよなら』の3日間~」が始まりました。

130322n001.jpg9000系や5000系、それにメトロ車などで賑わった頭端式ホームは人工芝が敷き詰められ、あの蒲鉾型ドームを残したままイベント会場に生まれ変わっています。壁面に「DREAM TERMINAL ~東横線 渋谷駅へのオマージュ~」と題して東横線 渋谷駅メモリアル写真集『DREAM TERMINAL』の著者である鉄道写真家・中井精也さんによる企画展示が行われています。また連日、中井さんが撮影の舞台裏を語るトークショーも予定されています。
3月22日(金) 17:00~18:00
3月23日(土) 11:00~12:00、17:00~18:00
3月24日(日) 11:00~12:00

▲車輌の姿こそなくなったが、あの独特の空間はまだそのまま...。'13.3.22
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▲ホームの代官山方には簡易な階段が設けられて、「バラスト詰め放題」参加の皆さんは線路上に降りることができる。'13.3.22
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また、ホーム中央部には線路部分に"蓋"が被されてイベントステージが設定されており、音楽界屈指のレイル・ファンとして知られ、東急線を愛してやまない向谷 実さんがプロデュースする東横線渋谷駅に捧げるスペシャルライブ「85年分のありがとう 東横線渋谷駅スペシャルライブ」が開催されます。
3月22日(金) 19:00~20:00 フライデージャズナイト 向谷実とチャージ&バックス
3月23日(土) 14:30~15:30 サタデーパワーライブ  向谷実とチャージ&バックス+LONO
3月24日(日) 15:00~16:00 サンデー鉄音アワー   スーパーベルズ&向谷実

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▲「バラスト詰め放題」はファミリーにも大人気。'13.3.22
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▲これが専用の"巾着袋"。これを購入しないと線路上には降りられない。ちびっこたちもバラスト詰めに奮闘中! '13.3.22
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なかでもユニークなのが体験企画「バラスト詰め放題」で、これは旧・東横線渋谷駅手前の線路上に降りて、実際に使われていたバラストを自身でオリジナル巾着袋に詰めるという前代未聞(?)のイベント。当日会場でオリジナル巾着袋(500円<税込>、各日先着1,000袋限り)を購入すると2名まで"線路内"に入ることができます。これはバラストを詰めるばかりでなく、二度と見ることのできない線路上からの渋谷駅の風景を堪能することができるお薦めの企画です。

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▲渋谷ヒカリエも再現された巨大なNゲージジオラマも登場。'13.3.22
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かつての中央改札前では東横線と東京メトロ副都心線との相互直通運転開始を記念して誕生した「東急電鉄オリジナルプラレール5050系4000番台」の発売にあわせて、巨大なプラレールのジオラマなども展示されています。

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▲「バラスト詰め放題」会場から代官山方を見る。まだ架線もそのまま残されている。'13.3.22
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このほかにも東急線をはじめとする鉄道関連グッズを販売する「ステーションバザール」、トミーテック 鉄道コレクション「東京急行電鉄7200系2両セット」の会場先行販売(3月23日10:00から会場内で先行販売。5,600個限り)、「ありがとう東横線渋谷駅 シリアルナンバー入りカットレール」の予約販売(東横線渋谷駅で実際に使用していたレールを切り出して、シリアルナンバー入りのカットレールとして会場にて予約販売する。初回生産 先着1,000個限り。8月ごろから順次お届け)、「85年分のありがとう 東横線渋谷駅フレームキットシート」(中井精也さんが撮り下ろした渋谷駅の写真を、2,000セット限りのフレーム切手シートにする。オリジナルクリアファイル付)の販売、「鉄道部品販売会」(東横線渋谷駅に関連の深いものを中心とした鉄道部品販売)など企画が盛りだくさんです。

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▲しかし、レールの踏面にはすっかり錆が...。この景色の中に東横線の走行音が響くことはもうない。'13.3.22
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入場料はかつての「入場券」と同じ120円(税込・小学生以下無料)。3日間限定の、まさに見逃せないイベントといえましょう。

■開催期間
 2013(平成25)年3月22日(金)~24日(日)
■開催場所
 旧・東横線渋谷駅〔地上駅舎〕
■開催時間
 3月22日(金) 12:00~21:00
 3月23日(土) 10:00~21:00
 3月24日(日) 10:00~18:00
 ※入場は各閉場時間の30分前まで。

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▲終点の千城台に到着した「鉄おも!」号は折り返しの間にさっそく記念写真に収まる。隣には定期列車のアーバンフライヤー0形が。'13.3.20 千城台
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昨日20日は千葉都市モノレールで姉妹誌『鉄おも!』の「鉄おも!号で行くさようなら1000形第1編成お掃除ツアー」が開催されました。ファミリー向け月刊誌として幅広いご支持をいただいている『鉄おも!』のツアーとあって、申し込み開始直後に定員の70名に達してしまう人気ぶりでした。

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▲車内では「鉄おも!」の人気キャラクター「てつみちくん」との記念撮影が大人気。'13.3.20
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この「鉄おも!号で行くさようなら1000形第1編成お掃除ツアー」は、千葉都市モノレールの1000形第1編成(2輌編成:1001号車-1002号車)の引退(今年1月)を受けて、最後にみんなで同編成をきれいにしてあげようと企画されたものです。ちなみにこの1000形第1編成は1987(昭和62)年4月に完成し、開業前の各種試験に使用されたあと、1998(昭和63)年3月28日の第1次開業(スポーツセンター~千城台間)から営業運転を開始した記念すべき車輌であり、約180万キロ(地球約45周)を走行しています。今後、1001号車は車両基地内に保存、1002号車については譲渡先がない場合は解体となる予定だそうです。

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▲懸垂式モノレールとしては世界最長の営業距離を誇る千葉都市モノレールは今月開業25周年を迎える。開業以来走り続けてきた1000形とアーバンライナー0形「鉄おも!」とのツーショット。'13.3.20
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ツアーは千葉駅を9時47分に出発する貸切列車でスタート。この貸切列車にはグッドデザイン賞にも輝いたアーバンフライヤー0形第1編成(001-002)に『鉄おも!』の特製ヘッドマークを取り付けて充当していただきました。

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▲車庫では2班に分かれて工場見学と車輌清掃体験が行われた。工場見学では通常は見ることのできない懸垂式の動力部を間近で見られた。'13.3.20
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▲走行部を興味深そうに見学する皆さん(左)。粘着式鉄道とは異なりその走行部には独自の技術が凝縮されている(右)。'13.3.20
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▲分解整備中の台車(左)と主電動機(右)。通常の工場公開では目にすることのできないこのような工程まで見学することができた。'13.3.20
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▲"おでこ"の部分に取り付けられている密着連結器(左)。右は走行用タイヤ。'13.3.20
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貸切列車はいったん終点の千城台まで走行、ここで折り返しまでたっぷりの撮影タイムを設定し、「ホーム撮影大会・いろいろな車輌が並ぶところを撮ろう」を開催。僚車アーバンフライヤー0形をはじめ、1000形オリジナル車、同「モノちゃん号」、チーバくんラッピング車...等々、「鉄おも!」号とのさまざまなツーショットを撮影することができました。

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▲列検線で熱心に説明を聴く参加者の皆さん。懸垂式の中でもサフェージュ式と呼ばれるシステムを目の前で見ることができる絶好の機会。'13.3.20
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そして貸切列車は車庫のある動物公園駅へ。公開イベント時以外は立ち入ることのできない車庫と工場で2班に分かれて1001・1002号車の清掃と工場見学を実施しました。工場見学では懸垂式のなかでもサフェージュ式と呼ばれるモノレール車輌の構造をつぶさに見学させていただくことができました。

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▲入場中の1000形を見上げる(左)。右は先ごろ引退した1000形第1編成で、こちらにも「鉄おも!」のヘッドマークを取り付けていただいた。'13.3.20
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千葉モノレール本社会議室で特製掛紙付きお弁当の昼食を楽しんだあとは抽選会。千葉都市モノレールさんのご厚意による各種グッズなど数々の賞品がプレゼントされました。
うららかな好天に恵まれ、動物公園の桜も三分咲きとあってご参加いただいた皆さんにとっても思い出に残る一日になったのではないでしょうか。あらためて全面的なご協力をいただいた千葉都市モノレールさんに感謝申し上げたいと思います。

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▲工場中庭に保存されている1015号。1000形で最初に廃車された車輌だが、今回のトップナンバー1001の廃車にともない入れ替えられる予定という。'13.3.20
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なお、当日の様子はリアルタイムに「鉄おも!フェイスブック」(→こちら)で配信しております。また、今月末、3月30日(土曜日)、31日(日曜日)には東京・秋葉原の書泉ブックタワーで「鉄おもフェスタ」(→フェイスブック参照)を開催いたしますので、ぜひお運びください。

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▲山口国体の開催された当時、山陽本線は広島~小郡間が未電化で広島以西はC59 95〔広〕が活躍した。帰路のお召列車を牽引し、さざ波きらめく瀬戸内海の浜辺を駆けるC59 95の誇らしげな姿。山陽本線おける蒸機牽引のお召列車の有終の美を飾った。本格的な電化工事が始まろうとしている。山陽本線戸田-富海 '63.10.31 P:佐竹保雄 (『国鉄時代』vol.33より)
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21日発売の『国鉄時代』vol.33はお召列車特集です。自らもたびたびお召列車撮影に赴き、その独特の高揚感を熱く語る山下編集長に今号の見どころを紹介してもらいましょう。

130318n204.jpgお召列車はまさに国鉄の華、その美しさとともに、運行を担う関係者の栄誉と緊張はいかばかりか、と思いを馳せます。ファンという立場からも、お召列車は頂点ともいうべき存在で、その荘厳ともいえる編成に魅了され、東に西に究極の一枚を求めてお出かけになった方々も多いと思います。翌日もその次も走る定期列車と異なって、撮影に臨む緊張感、高揚感はその場に立った方なら懐かしく脳裏に浮かぶことと思います。さらに運転が行われる地元ともなると、沿線の力の入れようは大変なもの、それこそ一日千秋の思いでしょう。

130318n209.jpgそんな地元の方々を中心に、珠玉とも言える作品を多数お送りいただき、本号はまさに絢爛豪華な絵巻のような誌面となりました。未発表の写真も多く掲載させていただく運びとなりました。その中でネガをお預かりさせていただいた方も多く、その撮影の順番から今まで記録が曖昧だった運転が明確に分かってきたケースもいくつかあります。たとえば、福井国体関連で昭和43年10月6日に運転されたDD54 3+DD54 1重連牽引のお召列車は、竹野→二条を通しで運転したのではなく、和田山から播但線の竹田に入り、DD54は和田山に回送、折り返しはC58 233が牽引し、和田山から再びDD54重連が牽くというような運転形態だったことを、フィルムによりたどることができるのです。
▲宮崎区独特の鉄の地肌が見えるほど磨きに磨き込まれ美しく銀に輝くC57 117〔宮〕。宮崎機関区 '73.4.8 P:成田冬紀 (『国鉄時代』vol.33より)
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▲旧丸山信号場付近を過ぎいよいよ天嶮・碓氷峠の66.7‰の急勾配にさしかかる。本務機EF62 11と後補機EF63 13+EF63 11の勇壮なモーター音が裏妙義の谷間にこだまする。 信越本線 横川-軽井沢 '78.10.13 P:髙橋和男 (『国鉄時代』vol.33より)
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また、鳥取県植樹祭にさいして伯備線で運転されたお召列車では写真がなく、牽引した2輌のDF50の番号が特定できませんでしたが、地元倉敷の三宅好文さん撮影の写真で529+528ということが分かりました。

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▲右上はC57 56〔奈〕牽引の皇太子殿下ご成婚特別列車。 '59.4.19 関西本線 月ケ瀬口-大河原 P:佐竹保雄 右下は皇后陛下赤十字総会ご臨席のための特別列車。 '54.11.7 関西本線 加茂-木津 P:佐竹保雄 左上の2枚は岐阜国体の際に運転されたC58牽引のお召列車(右)と回送列車(左)。 '65.10.27 P:加藤雅圀 左中と左下は三重・和歌山巡幸の際のC57 136〔名〕牽引のお召列車。 '62.5.19 P:加藤弘行 (『国鉄時代』vol.33より)
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▲右上は岡多線においてEF58 60〔浜〕+EF58 61〔東〕のプッシュプルで運転された回送列車。 '79.5.27 P:髙橋和男 右下は愛媛国体の際、帰路の名古屋→東京を牽引したEF58 60〔浜〕。 '53.10.28 P:佐竹保雄 左上は栃木国体の際に東北本線で運転されたもの。 '80.10.12 P:髙橋和男 左下は岐阜県植樹祭のお召列車で関ヶ原を越えのひとこま。 '75.5.24 P:成田冬紀 (『国鉄時代』vol.33より)
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他のケースも含め「国鉄(JR)お召列車運転記録(昭和20年以降)」においては、著者の成田冬紀さんにそのつど検証、加筆をしていただき、そんな詳細な「発見」を盛り込んでいただき、より精度を高めています。

130318n205.jpgベテランファンの齋藤晃さんが学生の頃撮影されたC57 126には特徴の砲弾型ヘッドライトとともに、給水温め器を取り付けていないすっきしとしたフロントデッキと、給水ポンプとその配管のない非公式側の様子がよくわかります。今井博茂さんは原宿の宮廷ホームでお召列車の撮影を行うときの緊張を懐かしく振り返帰ってくださいました。多くの方々のお召列車への熱き思いを満載した渾身の特集です。

▲粉雪舞う国縫を発車するD52 404。'69.2.22 P:堀越庸夫 (『国鉄時代』vol.33より)
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130318n202.jpg一般記事では冬の函館本線をじっくりと撮影した堀越庸夫さん「北のD52」、変化に富んだ活躍をしたEF10の生涯を振り返った犬山徹夫さんの「省型電気機関車EF10」、応募したデザインが採用されて生まれたユーロライナーの生涯を綴った水谷年男さんの「ユーロライナー物語」はじめ、あらゆるファンの方々にお楽しみいただける充実したラインナップです。
付録DVDは岡野好洋さん撮影のC62「ニセコ」の記録「雪の重連」、蒸機時代の磐越西線を撮った杉江 弘さんの「中山宿のD50」、夏の小海線を撮った「高原のC56」の三本立てです。ぜひ春の一日を『国鉄時代』でお楽しみください。

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▲着々と地下化の準備が進む下北沢駅新宿方。下北沢一番街と小田急電車とのツーショットも今週で見納め。P:柴田東吾
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先週末は東京メトロ副都心線と東急東横線の相互直通運転開始で、その85年の歴史を閉じる東横線地上渋谷駅が大きな話題となりましたが、ちょうど一週間後の今週土曜日、3月23日には今度は小田急小田原線の代々木上原駅〜梅ヶ丘駅間(約2.2km)が地下化され、同区間の地上を走る小田急線の姿が消えます。本誌でも健筆をふるっていただいている柴田東吾さんから画像をお送りいただきましたのでご紹介いたしましょう。

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▲下北沢駅構内。写真は2番線(新宿・千代田線方面)ホーム。P:柴田東吾
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130317n001.jpgこの地下化は小田急電鉄が進めている「小田急小田原線(代々木上原駅〜梅ヶ丘駅間)複々線化事業」の一環で、かれこれ9年前から地下化工事が進められてきたものです。今回の地下化は現在の上下線(複線)を地下に移すもので、その後さらに複々線部分の残り2線分のトンネル工事や、駅舎工事、交差道路の整備などが行われ、2017年度に複々線化完成、最終的には2018年度の事業完了が予定されています。

→3月23日(土曜日)の地下化を告知するポスター。P:柴田東吾
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▲下北沢駅北口。切替後は南北の連絡通路として使用される予定。P:柴田東吾
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▲世田谷代田の跨線橋から新宿方をのぞむ(左)。下北沢駅南口。現在の出入口に隣接して切替後の仮駅舎の工事が進行中(右)。P:柴田東吾
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▲下北沢-世田谷代田間で廃止される踏切。今回の地下化で9か所の踏切が消える。P:柴田東吾
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地下線への切り替えは3月22日(金曜日)終電後、翌3月23日(土曜日)初電から地下線での運転が開始されます。なお、切り替えにともなう終電時刻、初電時刻の変更はなく、23日からは東北沢、下北沢、世田谷代田の3駅が地下駅となるほか、この区間にある踏切9か所が消えることとなります。

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▲「85年分のありがとう」のタペストリーが下げられた東横線渋谷駅は惜別ムードに包まれていた。'13.3.15
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午前中から都心で会議があり、今日が最終日となる東急東横線渋谷駅地上ホームをのぞいてきました。朝のニュース番組などでも大々的に取り上げられたこともあってか、午前中にしてコンコースもホームもたいへんな人出で、数あるこの春のダイヤ改正のなかでもとりわけ注目度が高いようです。

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▲明日からは再び灯ることのない発車案内表示には携帯を向ける乗客の皆さんの姿が...。'13.3.15
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▲限定8,500セットで発売された「東横線渋谷駅 記念きっぷ」を購入する列はヒカリエへの連絡橋上を往復分続いていた。ちなみに10時30分現在で残り1700セットとの案内が...。'13.3.15
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驚かされたのは限定8,500セットという「東横線渋谷駅 記念きっぷ」を購入しようと並んだ皆さんの列。なんと出札窓口付近に設けられた特設売り場からヒカリエの連絡橋へと延々と続いています。ヒカリエのエントランスフロアまで行ってみると、驚いたことにそこに掲げられたプラカードには「ここは列の途中です」の文字。ここでようやく状況が呑み込めました。連絡橋上の列は実はヒカリエ側でさらに折り返していたのです。

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▲普段と変わらない表情を見せる1番線ホーム。明日からこの光景が見られなくなろうとは俄かに信じがたくもある。'13.3.15
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▲「8CARS」のステッカーが貼られた5000系(左)。頭端部にはすでにカメラの放列ができていた。'13.3.15
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▲地上の東横線乗り場入口(左)。東急百貨店東横店東館も今月いっぱいでその歴史に幕を閉じる。カウントダウン記念のモニター(右)には東横線の歴史が次々と映し出されていた。写真はかの東横キハ1の姿。'13.3.15
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すでに各ホームの頭端側はカメラの放列となっており、まさに老若男女が入線してくる電車に熱い視線を送っていました。ここ数年来、コンパクトデジカメばかりか、カメラ機能付き携帯やスマートフォンの急速な発展もあって、それこそ"通りすがり"に撮影に加わる方の多いこと。ミラーレスを構えた若い女性の姿が多いのも時代を反映しているといえましょう。

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▲最終日は晴天に恵まれた。青空の下、オープンエアーのホームに出入する東横線電車もこれで見納め。'13.3.15
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今夜は24時49分渋谷着の臨時各停が最終となり、この後、地下線への切り替え工事が開始されます。翌朝5時00分渋谷発の初電から地下5階の新駅発着となり、85年間にわたって親しまれてきた地上駅は歴史の一頁として閉じられることになります。

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▲ヒカリエ4階から最後の東横線渋谷駅を見下ろす(パノラマ合成)。数年後にはこの風景が信じられないほど大きく変わるはず。'13.3.15
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NTTコミュニケーションズが提供するオンラインストレージサービス「マイポケット」を利用したアルバムのデジタル化サービス「思い出あんしん保管 for マイポケット」(→こちら)が注目を浴びています。

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▲専用のV字型をしたスキャナー。経年変化して大きく開くのが怖いアルバムでもこのスキャナーなら安心。
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常に記録とその保存が命題となる鉄道写真の世界ですが、アルバムの保管は従来あまり検討されることがなかったのではないでしょうか。モノクロ写真全盛期には自ら引き伸ばしをし、それを自分なりのレイアウトでアルバムにするという方が少なくありませんでした。私が編集アシスタントを務めていた『蒸気機関車』誌でも、アルバムの上手な纏め方といった特集を何度か掲載したことがあり、ホームページに象徴されるネット環境以前の趣味生活においては、手作りのアルバムは強力なコミュニケーション・ツールでもあったのです。

130314n002.jpgそんな自らの分身ともいうべきアルバムも、いつしか箪笥の奥にしまわれ幾星霜...おまけにそのアルバムに貼った写真の原板自体も行方不明といった話もよく耳にします。そんな方をサポートしようと企画されたのがアルバムを簡単にデジタル化(JPEGデータ化)する「思い出あんしん保管 for マイポケット」です。アルバム自体を45°の谷型のベースに載せて、その上からスキャンすることによって劣化して開きの悪くなったアルバムでも傷めることなくスキャニングが可能で、スキャン後は、専任オペレーターが画像を補正・整理してDVDに焼き込んでくれます。
▲プロのオペレーターの手によって手際よくスキャニングされるアルバム。
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アルバムの雰囲気を活かしたページごとの画像データをデータ化するのみならず、写真1枚ずつの画像データも1枚のDVDに収録されます。さらにデジタルデータならではの活用方法として、ウェッブ上に画像データを保管(オプション/有料)し、簡単に当時の写真を仲間と共有することも可能です。

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▲そして専任オペレータが画像を確認し整理をして納品してくれる。
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なお、現在「思い出の鉄道アルバムコンテスト by 思い出あんしん保管forマイポケット」(→こちら)が開催されています。テーマは「鉄道写真の風景」。審査員には本誌でもお馴染みの中井精也さんが就かれ、審査結果は本誌7月号(358号)誌上にも掲載されます。

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▲日本海の荒波を車窓に見ながら快走する4174D「江差線冬号」。'13.3.2 上ノ国-江差 P:辻 晴穂
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「開業後77年で幕を閉じようとしているJR北海道江差線非電化区間、ずーっと親しんできた江差線。あと残すところ一年余り...その江差線の近況をお伝えします。」と江差町在住の辻 晴穂さんからメールを頂戴しました。

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▲日本海を背に、鴎島、開陽丸をのぞむ。'13.3.3 江差-上ノ国(125D) P:辻 晴穂
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JR北海道が、2015年度末の北海道新幹線新函館(仮称)開業を前にした2014年春を目途に木古内~江差間42.1㎞を廃止する方針を固めたのはすでにご承知のことと思いますが(編集長敬白アーカイブ「江差線木古内~江差間廃止か?」参照→こちら)、江差町、上ノ国町、木古内町の沿線3自治体の対策協議会は昨年末に、①代替バスの支援を20年分、②バス運行区間を木古内駅~江差駅から木古内駅~道立江差高に延伸、③運行するノンステップバス3台の更新費用を2回分に増額の3条件をJR側に提案していました。

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▲町民の歓迎を受ける「江差線冬号」。江差駅ホームはひさしぶりの賑わいを見せた。'13.3.2 江差駅(4174-4177D) P:辻 晴穂
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これに対してJR北海道は3月1日に代替バス運行に9億円の支援案を提示、協議会側も"満額回答"には至らなかったものの、この提案を受け入れる方向で、今月中にも合意にいたって2014年春の廃止が揺るがないものとなりそうです。

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▲「江差線冬号」が第一天ノ川橋梁を駈ける。'13.3.2 宮越-湯ノ岱(4177D) P:辻 晴穂
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130313n009.jpgそんな中、さる3月2日にイベント列車「乗ってみるべ~ 江差線冬号」が函館~江差間で運転されました。江差線の魅力を車中から再発見しようと企画されたもので、通常は単行運転の列車に2輌を増結して3輌編成となった「江差線冬号」には、遠く首都圏から参加した方も含めて88名のお客さんが乗車されました。
▲曲線(R300)の第二天ノ川橋梁を渡り、夢の仮設駅、天ノ川駅に差し掛かる122D。'13.3.3 湯ノ岱-宮越 P:辻 晴穂
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▲第二木古内川を渡る4174D「江差線冬号」、定期列車に2輌増結の、珍しい3輌編成。'13.3.2 吉堀-神明 P:辻 晴穂
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▲雪を蹴散らしながら進む125D。'13.3.3 渡島鶴岡-木古内 P:辻 晴穂
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車内では全国に知られる「江差追分」や「ソーラン節」が披露され、木古内産の和牛を使用した「こうこう汁」や「ほたて炙り丼」が振る舞われて好評を博したそうです。また、沿線3町の公式キャラクター「しげっち」(江差町)、「カミゴン」(上ノ国町)、「キーコ」(木古内町)も同乗、じゃんけん大会などで車内はおおいに盛り上がったそうです。

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▲折からの爆弾低気圧による吹きだまりで身動きがとれなくなってしまった「江差線冬号」の折り返し4177D。イベントのお客さんは江差駅で降車したが、この列車に乗っていた一般客の方はタクシー代行となり、3連の列車そのものは立ち往生、翌朝やっと脱出した。'13.3.2 湯ノ岱-神明(4177D) P:辻 晴穂
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「自治体や議会、地元住民からの強い反対運動もなく、静かに消えてゆく江差線。何か、とてもかわいそうという気持ちが湧いてきます。寂しげに、今日も静かな山間に木霊する走行音...もっともっと永く残ってほしい。」辻さんは、メールをそう結ばれています。

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春を待つ由利高原鉄道。

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▲一面の雪原を行く由利高原鉄道。P:佐藤和博

例年にない豪雪に見舞われている秋田県の由利高原鉄道から、春を待つ美しい画像とともに最新情報を頂戴しました。由利高原鉄道といえば、3か年計画で3輌の新車を導入中で、しかもそれぞれが鳥海山麓のイメージを色で表現した3種類の異なるデザインとなる予定とあって注目を浴びています(編集長敬白アーカイブ「由利高原鉄道が新車導入へ」参照→こちら)。

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▲羽越本線の羽後本荘から子吉川に沿って矢島まで23㎞、由利高原鉄道沿線には秋田の原風景が広がる。P:柿崎弘志

これまであまり例のない車輌メーカー各社によるコンペ方式で発注先を決定するなど、新たな試みを繰り広げる由利高原鉄道だけあって、先週末に甲種輸送された新型車輌第2陣となるYR-3002については、何と自社ホームページでその行程の詳細を公開するという画期的な試みも行っています(→こちら)。普段は由利高原鉄道の車輌を見ることができない甲種輸送経路沿線の方にも一目新車を見てもらいたいとの思いからだそうで、旧来の鉄道事業者では考えられない配慮と言えましょう。

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▲長かった冬が去り、田に水が入れられ、一面が水鏡に。YR2002+2001 前郷-曲沢 '11.5 P:佐藤和博

130312n003.jpg一方、昨年のこの時期に行われたYR-3001の甲種回送の際には、沿線のファンの皆さんの協力を得て、メーカーの日本車輌から飯田線、東海道線(貨物線)、武蔵野線、高崎線、上越線、信越本線、羽越本線と実に900km2日間を掛けて輸送された同車の各地の画像・映像を集成、こちらも同社のホームページで公開しています(→こちら)。
▲旧鮎川小学校のこいのぼりと桜。P:佐藤和博
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また、YR-3001の一年を記録した特設サイト(→こちら)や、ファンの皆さんの力作による由利高原鉄道写真館(→こちら)などもどんどん充実してきています。今回ご紹介している画像の数々もこの「写真館」掲載のもので、鉄道写真自体のクオリティーとしても特筆すべきものがあります。

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▲満開の桜を愛でながら走る「おばこ号」。久保田 P:佐藤和博

今週末の3月16日にはJRのダイヤ改正と合わせて由利高原鉄道でもダイヤ改正が行われます。利用者の高齢化に配慮して羽越本線と乗り換え時間に余裕を持たせた時刻設定となるほか、小学生児童の踏切横断時間も延長するなど、地元に密着した細やかな配慮がなされるそうです。なお、注目のYR-3002の運用開始は翌週の3月21日より。厳しかった冬が終わり、鳥海山麓にはいよいよ待ちに待った春がやってきます。自らがレイルファンでもある春田啓郎社長は、ぜひこの機会に由利高原鉄道を体験しに来ていただきたいと願っておられます。

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▲博物館模型はその機能まで忠実に再現する必要がある。このDD14(1/15)は2個の羽根車を持つバイルハック式の試作機を模型化したもので、展示台のスイッチを押すことでご覧のように羽根車回転軸が実物同様に回転する。今回の展示にあたっては、交通博物館時代からメンテナンスを行ってきた牧工房が整備を担当した。'13.3.6
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収蔵輌数200輌とも伝えられる鉄道博物館の模型の大半は、交通博物館、さらにはその前身である戦前の鉄道博物館時代から引き継がれてきたものです。そしてその博物館模型の製作の中心となっていたのが川合製作所という専門メーカー。万世橋の交通博物館時代はそのバックヤードに第二工作室と呼ばれる川合製作所の作業場があり、日々専門的なメンテナンスが行われてきました。ちなみに大阪の交通科学博物館にも非公開のものも含めて約130輌の収蔵模型があります。

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▲スペシャルギャラリー1の会場全景。多くの展示模型が撮影しやすくレイアウトされているのも嬉しい配慮。'13.3.6
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今回のコレクション展では総計125種の展示が予定されていますが、先述のように前期(4月22日まで)と後期(4月24日から)で大幅に展示内容が入れ替わるとのことです。ちなみに戦後の大手私鉄ではエポックメーキングな新型車輌が登場すると、その博物館模型を交通博物館に納品するのが慣例となっていたようです。国鉄車輌のみならず、これまでお目に掛かれなかった歴史的私鉄車輌模型の登場にも期待したいと思います。

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▲1/10のレ2500形冷蔵車(製作:斉藤模型製作所)。実はこの模型は1937(昭和12)年に開催されたパリ万国博覧会に出品するために鉄道省大臣官房研究所が発注したもので、戦前、遥かフランスの地を踏んでいる由緒ある逸品。'13.3.6
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ところで、これらの博物館模型は20分の1スケールを中心に、1/5、1/10、1/15と"切りのいい"縮尺となっているのが特徴です。一般的な鉄道模型が1フィート(304.8㎜)を何ミリに縮小するかを拠り所としている(たとえば3.5㎜スケールとも呼ばれるHOであれば304.8÷3.5≒87.08で87分の1)のに対して、運転を前提としていない展示模型ゆえの潔さとも言えましょう。

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▲カットモデルとして一部を切開されたものが多いのも博物館模型の特徴。写真は国鉄鷹取工場技能者養成所が製作した1/10のEF51(1951年製作)。'13.3.6
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▲こちらは200系新幹線(1/20)。車体の構体構造がわかるようなカットモデルとなっている。'13.3.6
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▲現在3月16日の公開に向けてE6系(1/20)の製作が進んでおり、そのメーキング映像を会場に設置されたタブレット端末で見ることができる。'13.3.6
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さて、明日(9日)から始まるこのコレクション展「模型でたどる鉄道史~1号機関車から"スーパーこまち"まで~」ではさまざまなイベントも企画されています。そのひとつがインタープリター(展示解説員)が車輌の特徴やしくみなど、展示キャプションでは語りつくせない逸話を交えて解説してくれる「コレクション展解説ツアー!」で、モデラーのみならず見学には絶好の機会と言えましょう。
期間:2013(平成25)年3月23日(土)~4月7日(日)
時間:12:30~12:45、16:30~16:45
集合:開始時間にスペシャルギャラリー入口に集合

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▲戦前から博物館模型を作り続けてきた川合製作所によるスイテ37040(1938年 1/15)は数ある博物館模型の中でも白眉といえる完成度。'13.3.6
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130306n018n.jpgそしてもうひとつ驚きなのが、実物のマイテ39形の客車内公開です。ヒストリーゾーン1階に展示されているマイテ39形は「桃山式」の豪華絢爛な内装で知られますが、これまで展望室内に立ち入ることはできませんでした。今回はコレクション展に合わせて、展示模型が細部まで忠実に再現されていることを体験してもらうために、展望室内が人数限定で公開されます。
期間:2013(平成25)年4月8日(月)~6月10日(月)
時間:平日/14:00~15:00、土休日/12:30~13:30、15:30~16:30
場所:ヒストリーゾーン1階 マイテ39形式客車
※各回、先着20グループ、3分間の入替え制

▲スイテ37040(のちのマイテ49)形は洋風の内装が特徴の1等展望車。何と天井の装飾までもが忠実に作り込まれている。'13.3.6
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▲その内部。調度品の数々も目を見張る出来栄えで、単に模型としてのみならず、当時の内装色などを検証する際の重要な史料ともなっている。'13.3.6
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このほかにも「鉄道模型運転会!」(3月20日~4月14日の土休日)、「鉄道博物館クイズラリー!」(3月23日~4月3日の毎日、4月6日~6月9日の土休日)、「春休み手作りキャンドルイベント!」(3月23日~4月7日/有料)、「館内店舗での特別メニュー!」(3月9日~6月10日)など多彩な催しが予定されています。
詳しくは鉄道博物館ウェブサイト(→こちら

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▲そしてこちらは今回特別公開される実物のマイテ39形の内部。まさに豪華絢爛な展望室を直に見られるまたとない機会となる。'13.3.6
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なお、この第5回コレクション展「模型でたどる鉄道史~1号機関車からスーパーこまちまで」の図録(A4判32ページ、オールカラー、700円<税込>)がミュージアムショップで販売されます。

取材協力:鉄道博物館

※月曜日は不在のため小ブログは休載とさせていただきます。

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▲鉄道博物館エントランスに掲げられた第5回コレクション展「模型でたどる鉄道史~1号機関車から"スーパーこまち"まで~」の巨大なタペストリー。'13.3.6
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今週末の3月9日(土曜日)から鉄道博物館で5回目となるコレクション展「模型でたどる鉄道史~1号機関車から"スーパーこまち"まで~」が始まります。一連のコレクション展としては異例の収蔵模型に特化した展示で、戦前の旧鉄道博物館時代からのものも含めて200輌近くが収蔵されているという"博物館模型"の片鱗に触れられるまたとない機会です。

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▲オープンを待つスペシャルギャラリー1の会場内。手前のE5系(1/20)の展示スペースには3月16日のダイヤ改正以降は新たに製作されたE6系が展示される予定。'13.3.6
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昨日はその内覧会が開催され、ひと足お先にその様子を拝見してまいりましたので、明日と2回に分けてその見どころをご紹介することにいたしましょう。

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▲1908(明治41)年頃に製作されたという収蔵模型としては最古の2Bテンダー機(約1/20)。ペーパー製ながら見事に印象を捉えている。'13.3.6
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130306n014.jpg会場のスペシャルギャラリー1を入るとまず目に入るのが古色蒼然とした2Bテンダー機と巨大な有蓋貨車です。この2Bテンダー機は1908(明治41)年頃の製作と伝えられ、鉄道博物館の数ある収蔵模型の中でも最古のものです。果たしてどのような経緯で製作され、またどのような人がこの"モデル"を愛でたのか...そんな背景を思うだけでも夢が広がります。
▲そのバックビュー。山陽鉄道の5900形(BLW製)あたりをプロトタイプにしたものらしい。'13.3.6
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そしてもう1輌、現代的視点で見ても実に精巧に作られた有蓋貨車は何と昭和天皇が幼少期に遊ばれたという逸品。さすがにこの2輌についてはアクリルケースで覆われての展示ですが、遥か明治・大正の鉄道模型を目の当たりにできる機会はめったにありませんのでまさに千載一遇の好機と言えましょう。

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▲「最古の模型たち」と題されたコーナーには先のペーパー製2Bテンダー機とともにこの有蓋貨車が展示されている。1/8と大きなスケールのこの7t積有蓋車は明治末期から大正初期の製作。何と昭和天皇が幼少の頃に献上されたもので、天皇即位時の引っ越しの際に整理品として東宮御所侍従職を務めていた方に与えられたものという。扉の開閉機構を含め見事に作り込まれた逸品。'13.3.6
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今回のコレクション展の特徴のひとつは約3か月にわたる会期(3月9日~6月10日)を前期・後期に分けて展示車輌が大幅に入れ替わる点です。総計125種の展示が予定されていますが、「模型でたどる鉄道史~1号機関車から"スーパーこまち"まで~」というコンセプトはそのままに、前期(4月22日まで)と後期(4月24日から)でかなりの数の展示が入れ替わるそうです。

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▲"いぶし銀の輝き"という言葉があるが、文字通り銀で作られた1/26の9600形。川崎造船所が1号機の落成翌年(1914年)に自ら製作したもので、プレートには"KAWASAKI DOCKYARD CO.,LTD.HYOGO WORKS"の文字が見える。'13.3.6
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▲今回展示を予定されている125種の中でも特大といえるのが1/10スケールのC55とEF51。C55は1936(昭和11)年に鉄道省大宮工場技能養成所が製作したもので、旧鉄道博物館の万世橋移転にともなって大宮工場から移管された。当初は可動式で直線コースを往復運転していたと伝えられる。なお、後ろに見えるシキ700は1/15スケールにして全長3mを超える巨体で、交通博物館時代も通して40年以上公開されたことのない幻の博物館模型である(1963年田村模型研究所製)。'13.3.6
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そしてもうひとつ特筆されるのが、これまで撮影禁止だったスペシャルギャラリー内の撮影が可能なことです。展示品がすべて自らの収蔵品ということもあるのでしょうが、車輌の構造をつぶさに見たいファンはもとより、モデラーの方にとっても実にありがたい配慮と言えましょう。

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▲メインとなっている1/20スケールの収蔵模型は機関車、電車、気動車、客車・貨車と車種ごとに見やすく展示されている。'13.3.6
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明日は引き続いて展示模型の見どころと、会期中に催されるさまざまな魅力的イベントについてご紹介いたしましょう。

鉄道博物館第5回コレクション展「模型でたどる鉄道史」
会期:2013年3月9日(土)~6月10日(月)
会場:鉄道博物館2階スペシャルギャラリー1

※鉄道博物館の入館料のみでコレクション展も入場可。

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▲9日(土曜日)からの公開を待つ鉄道博物館2階のスペシャルギャラリー1入口。'13.3.6
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▲小本トンネル内で活躍するNPO法人神岡・町づくりネットワークのレールマウンテンバイク。P:レールマウンテンバイク事務局提供
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昨年、地元手作りのレールマウンテンバイクで地域活性化の道筋をつけたとして日本鉄道賞特別賞を受賞した(編集長敬白アーカイブ「第19回「鉄道の日」記念祝賀会」参照→こちら)岐阜県飛騨市のNPO法人神岡・町づくりネットワークのレールマウンテンバイク事務局から、たいへん心温まるお便りを頂戴しました。

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▲延長5㎞にもおよぶトンネル内での資材運搬は至難を極める。照明機材などを積んでレールマウンテンバイクが動力車役もこなす。P:レールマウンテンバイク事務局提供
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神岡のレールマウンテンバイク車両が、東日本大震災からの復興工事を懸命に続ける三陸鉄道北リアス線に貸し出され、その一助となったのだそうです。三陸と神岡、震災復興とサイクリングレジャー、一見なんの関連もなさそうな両者を結びつけたのは、小本トンネル内で復旧作業に当たっておられた方からの連絡だったそうです。

130305n004.jpg広範囲に及ぶ震災からの復旧工事のため、(運休中とはいえ)現役の軌道上で作業をするための資格のない事業者も工事にあたらなければならないが、小本トンネルは全長5kmもあり、資格のない作業員たちの緊急時の対応や現場までの行き来が非常に困難である。電動アシストを使ったレールマウンテンバイクであれば、(原動機付きの乗り物を使うための)資格がなくてもスムーズに行き来ができ、なおかつ、トロッコ状の荷台を組み合わせることで資材の運搬もできるかもしれない...そんな問い合わせだったそうです。
▲はるばる神岡からやってきたレールマウンテンバイクがトンネル内で大活躍。P:レールマウンテンバイク事務局提供
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これを受けてレールマウンテンバイク事務局では小本トンネル内の通信回線の復興工事のために車輌を貸し出すこととし、昨年の1月から3月、今年の2月から3月頭までの期間、レールマウンテンバイクを送り出しました。

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▲平台車を推進して小本トンネル内を行く神岡のレールマウンテンバイク。P:レールマウンテンバイク事務局提供
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これにより、現場では真っ暗なトンネル内を徒歩で移動していた作業が一変し、安全にかつ効率的に復興作業が行われたとのこと。レールマウンテンバイク事務局の田口由加子さんは「三陸鉄道は、日本で1番最初に第三セクターになった鉄道であり、その半年後に神岡鉄道が第三セクターになるという、まるで兄弟のような鉄道です(しかも車輌デザインが酷似しています)。私たちの神岡鉄道は2006年に廃線となりました。その廃線跡に、お客様をお迎えするレールマウンテンバイクが、震災を受けてもなおバイタリティーあふれる三陸鉄道の地に復興工事の一助として赴いた、とても不思議な御縁だと思っています」と語っておられます。


来週であの東日本大震災から丸2年。鉄道の世界でも、いまだ多くの困難の中、日々復興工事に奮闘されている方々がいます。ささやかなレールマウンテンバイクながら、神岡と三陸の地を繋いだ支援の輪が、三陸鉄道の一日も早い復興につながることを期待したいと思います。

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▲建設中だった武蔵野線のホームから撮った旧写真(上)と同じ場所からの定点観測(下)。今や流鉄はまったく見えなくなってしまっている。1972年/'13.2.22 P:古村 誠
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130306n005.jpgかれこれ5年ほど前、小ブログで1970年代の総武流山電鉄の回想を掲載し、ご覧になられた何人かの方からご自身の体験談や写真をお寄せいただきました。そのなかのお一人が古村 誠さんで、1972(昭和47)年頃に撮影されたモノクロ写真何葉かを紹介させていただきました。そのお一人、古村さんから、あらためて現状との定点観測をしてみましたので...と画像をお送りいただきました。
▲あまりに変貌しているのでやむなく線路端まで近づいて撮ったのがこの写真。見渡す限り何の建物もなかった場所とは思えない。'13.2.22 P:古村 誠
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※これまでに紹介した総武流山電鉄関連アーカイブ
遠い日の総武流山電鉄→こちら
遠い日の総武流山電鉄(番外編)→こちら
「遠い日の総武流山電鉄」によせて→こちら

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▲やはり建設中だった武蔵野線と常磐線(水戸方面)との連絡線の下辺りから撮った旧写真(上)との定点観測。後方の高架橋はまったく見えなくなってしまっているが、相変わらず片持ちの架線柱が名残を感じさせる。1972年/'13.2.22 P:古村 誠
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変貌著しい一帯と理解はしていたつもりですが、定点観測写真を見るとまさに唖然! まるでタイムマシーンにでも乗ったかのような気分です。確かに1970年代の流山はローカル私鉄さながらの沿線風景と車輌陣容で、撮影に行くにも首都圏の通勤路線とは違ったのんびりとした気分で臨んだのを覚えています。

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▲幸谷-小金城趾間を行く3連。この付近はかろうじて昔の面影を残していて、背後の林から旧写真との位置の同定ができる。1972年/'13.2.22 P:古村 誠
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このような「定点観測」も鉄道趣味の大きな魅力のひとつです。季節はいよいよ春。10年前、20年前に撮った写真を片手に、撮影場所を同定しながら再訪してみるのも楽しいのではないでしょうか。

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▲特別仕様列車「Shibuya Hikarie号」の外観イメージ。イラスト:東急電鉄提供
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東急電鉄では、来週3月16日(土)に東京メトロ副都心線と相互直通運転を開始する東横線で、「渋谷ヒカリエ」の1周年を記念し、4月26日(金)から「Shibuya Hikarie号」の運転を開始します。

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▲イラスト:東急電鉄提供
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「Shibuya Hikarie号」の外装は「渋谷ヒカリエ」をイメージした「ゴールド」をメインカラーとしてあしらい、内装にはさまざまなカラーを使った3種類のデザインモチーフを採用した特別仕様列車。1編成限定で、東横線だけでなく直通する東京メトロ副都心線、東武東上線、西武池袋線、横浜高速鉄道みなとみらい線内でも 「渋谷ヒカリエ」の最新情報をPRする予定です。また通常の営業列車としてだけでなく、各種イベントを行なう列車としても運行される計画です。

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▲オフィスや「渋谷ヒカリエ」外観の透明感をイメージした1・3・8・10号車の客室内。イラスト:東急電鉄提供
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▲遊び心を表現した賑やかなイメージの2・4・6・9号車客室内。イラスト:東急電鉄提供
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▲東急シアターオーブや飲食フロアをイメージした格調のある、落ち着いたイメージの5・7号車客室内。イラスト:東急電鉄提供
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運行開始日:2013(平成25)年4月26日(金・予定)
○仕様
・外装:「渋谷ヒカリエ」をイメージした「ゴールド」をメインカラーとし、渋谷の新ランドマークとなった「渋谷ヒカリエ」の外観をデザインしたラッピング。
・内装:商業施設「ShinQs(シンクス)」や渋谷エリア最大級の飲食フロア、クリエイティブスペース「8/(はち)」、イベントホール「ヒカリエホール」、ミュージカル劇場「東急シアターオーブ」、オフィスなど、多彩な施設で構成される「渋谷ヒカリエ」の特徴と、多くの魅力が混在しているという渋谷らしさを、さまざまカラーを使った3種類のデザインで表現。
また、背もたれを通常の車輌より高くして座り心地にこだわったシートや、環境に配慮したLED車内照明の採用など、さまざまな機能を備えている。

なお、車輌のデビューイベントなどの情報は、「渋谷つながるプロジェクト」(→こちら)のサイトで発表される予定です。

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▲正面ウィンドウには大きく変貌を遂げようとしている東急東横線関係の貴重な展示が並ぶ。'13.3.1
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DAIKANYAMA T-SITEにある代官山 蔦屋書店で、今日から5社相互直通運転開始記念の鉄道図書フェア「渋谷・代官山のあの頃」が始まりました。いよいよ渋谷-代官山間地下化まで2週間、このフェアでは3月16日から相互直通運転が始まる5社(東武、西武、東京メトロ、東急、横浜高速)にちなむ書籍が一同に集められて販売されています。

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▲戦前からの渋谷・代官山の変貌を写真で綴るミニ写真展は必見。'13.3.1
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単なる書籍販売に留まらないのが、「世界で最も美しい書店」(アメリカの有力ウェッブサイト Flavorwire.comによる)のひとつに選定された代官山 蔦屋書店。今回も小編集部が全面的にバックアップして、東横線渋谷・代官山界隈の今昔を写真パネルで展示しております。

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▲フェア会場中央には北野誠之さん製作の都電華やかなりし頃の渋谷駅モジュールが展示されている。手前の写真は荻原二郎さん撮影による1957(昭和32)年春の東横線渋谷駅。'13.3.1
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▲北野誠之さんの路面モジュール(左)。Nゲージで再現した東横線を走った歴代の車輌たち。これはT-Trak Networkの皆さんの協力による展示。'13.3.1
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また、東急に極めて造詣の深い関田克孝さんによる秘蔵コレクションの展示も出色です。渋谷-桜木町の行先表示板や、3月16日以降は目にすることのできなくなってしまう日比谷線直通のかつての表示板など、思わず見入ってしまうに違いありません。

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▲写真展では駅だけでなくかつての代官山の町の様子なども展示されている。'13.3.1
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そしてショーケース内ではT-Trak Networkの皆さんのご協力によって、東横線を走った歴代車輌がNゲージで展示されています。また、先の江戸東京博物館の「東京の交通100年博」でも大きな注目を浴びた北野誠之さんの1960年代の渋谷駅のモジュールレイアウトも会場中央に展示されています。

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▲DAIKANYAMA T-SITEの蔦屋書店はFlavorwire.comが選ぶ「世界で最も美しい書店」20店に日本では唯一選出されている。'13.3.1
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このフェアの会期は3月25日(月曜日)まで。大きく変貌を遂げる渋谷・代官山に足を運ばれた際は、ぜひこの代官山 蔦屋書店の鉄道図書フェアにもお越しください。なお、代官山 蔦屋書店の営業時間は早朝7時~深夜2時まで。仕事帰りにも気軽に立ち寄ることができます。

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