鉄道ホビダス

2012年11月29日アーカイブ

ローマのガントレット。

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▲ローマの950㎜ゲージ線で見られるガントレット。左の建物は歴史的建造物とは思えず、なにゆえ用地拡幅せずに無理やりガントレットを敷設したのかは日本的感覚では謎。'12.11 P:高嶋修一
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ベルギーに赴任されている青山学院大学の高嶋修一さんから、時候のご挨拶とともにイタリアはローマのガントレットの画像をお送りいただきました。この秋に訪れたプラハのトラム(編集長敬白アーカイブ「プラハ市電のガントレット」参照→こちら)に端を発した欧州各地のガントレット巡礼はこれでついに10件目。高嶋さんのご快諾を得て、今日はローマのナローゲージのガントレットをご紹介いたしましょう。

121129n002.jpgローマの中央駅であるテルミニ駅の脇にあるLazialie駅からGiardinetti駅までナローのライトレールがのびています。軌間は950㎜、終点まで30分程度の道のりです。ガントレットは起点から3つ目のPorta Maggioreで下車し、次のPonte Casilino方面に5分程度歩いたところにありました。ローマでガントレットと聞けばさぞ古い建物を縫って走るのだろうと想像してしまいますが、そうではなくて国鉄の線路とビルの裏手にはさまれた狭い箇所に設けられていました。ただし、Porta Maggiore駅は古代ローマの遺跡をくぐる形になっており、いかにもローマらしい雰囲気があります。さらにここはトラムとの接続駅になっており、平面交差を見ることができます。列車は10~15分ごとに運転されるので、上下あわせれば撮影のチャンスはかなりの頻度となりますし、市街地からのアクセスも良いので、手軽に楽しめる場所と言えましょう。
▲ナローゲージだけに隘路に敷設されたガントレットの密集感がより際立つ。'12.11 P:高嶋修一
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▲古代ローマ遺跡を潜る950㎜ゲージのライトレールと平面交差するトラム。'12.11 P:高嶋修一
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この路線はご覧のとおりリニューアルされた古典車輌が活躍しており、吊り掛け音を響かせています。が、どうやら末端の一部区間が地下鉄にリプレイスされるらしく、すでに工事が本格化していました。したがって、こうした光景がいつまでも見られるかどうかは分かりません。

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▲かなりの車齢と思しき"古典電車"も現役。吊り掛け音を響かせながら活躍している。'12.11 P:高嶋修一
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▲こちらはトラムタイプ(?)の新型車。地下鉄への転換が予定されているとの情報もあり、今後が注目される。'12.11 P:高嶋修一
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高嶋修一さんありがとうございました。950㎜=3 ft 1 3⁄8 in ゲージのナローだけあって、ガントレット部の輻輳具合も実に印象的で、機会があればぜひ訪れてみたいものです。ちなみに高嶋さんは来年夏まで一年ほどベルギーに滞在されておられるそうで、またヨーロッパの知られざる鉄道の姿をご紹介いただければと願っております。

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