鉄道ホビダス

2012年11月 5日アーカイブ

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▲雲州平田駅横の車庫での体験運転に備えて、運転前にはデハニ51形53号の基本的な構造を教えて頂く。'12.10.21 P:高橋 修
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北海道陸別町のりくべつ鉄道から、有名どころとしては碓氷峠鉄道文化むらのEF63など全国各地で行われている実物鉄道車輌の体験運転ですが、電車を常時体験運転できるのは山陰地方のローカル私鉄、一畑電車のデハニ51形53号だけです。RMライブラリー『京都市電 最後の日々』など弊社からの出版物も多い高橋 修さんが、ご一家でこの体験運転をなさってきたとのことでレポートを頂戴いたしました。臨場感あふれる(?)動画とともにお目に掛けましょう。

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▲この夏に、元南海3000系に続いて、京王カラーに復元された2100系。2111号は髭を再現(上)。2011号には髭がない(下)。'12.10.20 P:高橋 修
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"込めて・込めて・抜く~"を体験する!     高橋 修
先月、次女が10歳の誕生日を迎えるにあたり、また長男が高校3年生になり、普通では体験できない職業体験を目的に、京都から350㎞離れた島根県松江まで家族全員で行ってきました。今回チョイスした体験コースは2日間コース。体験コースはほかに1日間コースの設定もあります。

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▲1日目の講習会の様子。講習用のテキストとDVDを見ながら講習を受ける。'12.10.20 P:高橋 修
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2日間コースでは一日目の夕方17時30分に松江しんじ湖駅に集合して約1時間の講習をうけます。この講習は回送で松江しんじ湖駅に送りこまれてきた電車の中で行われました。専用の講習テキストを中心にDVDで運転方法を教えてもらいます。今回は当方の家族のみの参加でしたので、ほぼマンツーマンで運転方法を座学しました。

121102n004.jpg翌、二日目は雲州平田駅に午前9時45分に集合で体験運転が行われます。まず駅から体験運転をするデハニ53号が休んでいる車庫に向かいます。車庫に到着(1分ほどで到着)すると体験運転の指導をしていただく現役の運転手さんから、まずはデハニ53号の基本的な構造を教え頂きます。電気系統とブレーキ関連の説明を受け、室内運転席に各人が座ってブレーキなどのハンドル操作の感じを体験します。
▲ほとんど"家庭教師"状態で運転操作を教えていただき感激。'12.10.20 P:高橋 修
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121102n007.jpgひと通り操作感覚を覚えるとまず指導運転手さんが運転され、いよいよ体験運転に入ります。体験運転は約150mを1往復する約300m。最初は声を出して出発手順を踏むのは恥ずかしいかなと思っていましたが実際に手袋をして、ブレーキハンドルを渡され準備をすると、自然に「前方よし!」・「出発進行!!」と声を出していました。体験運転線ではマスコンのオフ位置、ブレーキの開始位置などが看板で指示されています。最初は"簡単簡単"と思っていたのですが、さすがにSMEブレーキ、現在普通の電車で使われている自動ブレーキとは違い、自分でブレーキに空気を送り込んで、それを抜きながら電車を止める作業は一筋縄ではいきませんでした。
▲デハニ51形53号とご対面。専用の車庫が作られ、営業運転で本線に出ることはできない。'12.10.21 P:高橋 修
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121102n006.jpg前日の座学講習時に教えてもらった運転手さんは「子どもの方がうまくブレーキを掛けますよ」と言っておられましたが、実際に体験すると本当でした。大人はどうしてもかっこよく停めようとして込めすぎで急ブレーキをかけてしまうことが多いようですが、子供は基本に忠実にブレーキ操作をしています。一家5人で約1時間半ほどで体験運転が終了し、その後集合写真撮影後車庫の見学を行い、午後12時半に全行程が無事終了しました。

▲体験運転は運転時に満10歳から行うことができる。高橋さんの次女は前日に10歳を迎えたので満を持しての"乗務"。'12.10.21 P:高橋 修
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今回家族5人で体験運転の費用は36,000円でしたが、10歳から体験できる鉄道車輌と貴重な職業体験ができたことが大変有意義でした。関西からなら車で5時間ほどで行ける島根県松江地方ですが、関東方面から飛行機なら1時間半ほどで到着できます。片道は飛行機で、もう片道はサンライズに乗れば関東方面の方も楽しく"ばたでん"の体験運転ができると思いますので、ぜひ訪れてみて下さい。

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121103n0201.jpg▲一家でSMEブレーキの体験に大満足。体験運転という"退職後"の職場を得て嬉しそうなデハニ53号とパチリ!  ちなみに高橋さんが手に持つのは14年前に製作しRM MODELS 37号(1998年9月号)に掲載された昔懐かしの乗工社一畑デハニ53号。今回、ばたでん訪問にあたり再整備とともにお立ち台を作って記念撮影した。'12.10.21
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高橋さん、ありがとうございました。動画を拝見すると、10歳になったばかりという次女さんの堂に入った運転に驚かされます。記念日の体験運転...まさに生涯忘れられない貴重な体験になったのではないでしょうか。

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▲上のキャプチャー画面をクリックすると「今日の一枚 The Movie」の動画がご覧になれます。(2本収録されています)

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