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土佐電伊野界隈。(上)

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▲路側に敷設された単線軌道をゆく伊野行き。すっかり過去のものとなったとばかり思っていたこんな情景がまだまだ生きている。'07.7.21 朝倉駅前-朝倉神社前
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諸河さん写真展「電車道」~日本の路面電車今昔(いまむかし)~ (→こちら)を拝見していて、土佐電気鉄道の作品の数々にも引きつけられました。まだ防潮堤が低かった頃の桟橋通五丁目電停などかつての写真もさることながら、はりまや橋交差点の俯瞰など最近撮影されたデジタル画像もおおいに触発されるものでした。

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▲朝倉をあとにする伊野行き628号。商店や民家の軒先をかすめるように走る様は実に魅力的。'07.7.21 朝倉-朝倉駅前
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最近はご無沙汰してしまっているものの、土佐電気鉄道は個人的にも魅かれる路線のひとつです。桟橋線を行く7形復元車(編集長敬白アーカイブ「土佐電気鉄道7形に出会う」参照→こちら)なども魅力的ですが、何と言っても伊野線の単線区間の風情が一番のお気に入りです。

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▲朝倉でタブレット交換する上下列車。伊野線は鏡川橋から終点の伊野までが単線区間となる。 '07.7.21 朝倉
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120701n013n.jpg元来、併用軌道というよりは路側に敷設された軌道、とりわけ未舗装道路の路側の軌道が何よりの"好物"だけに、かつての花巻電鉄や福島交通軌道線のような情景を思い描いては全国を行脚してきました。しかし、名鉄美濃町線の下芥見-白金間、下有知‐神光寺間のように奇跡的に残された情景も過去帳入りし、今となってはまさに無い物ねだり。そんななか、伊野線の単線区間には多少なりとも未舗装路側軌道(?)の面影を感じ取ることができます。
▲宮の奥電停付近から宇治団地前電停までは咥内坂を越える。背後に見えるのは高知自動車道。'07.7.21 咥内-宇治団地前
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▲宇治団地前電停に到着した文殊通行き。伊野駅前電停までは路側に敷設されたバラスト軌道が続く。'07.7.21 宇治団地前
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土佐電気鉄道伊野線ははりまや橋~伊野間11.2㎞ですが、実際の運行は後免線と直通しており、桟橋車庫からの出入庫を除けば、はりまや橋~伊野間という列車は存在しません。さらに途中の鏡川橋、朝倉で折り返してしまう運行が多く、終点の伊野まで行くのは日中20分ヘッドで、後免線の途中駅・知寄町、文殊通からの列車が主となります。そしてお目当ての単線区間は鏡川橋~伊野間7.0㎞。このうち鏡川橋~朝倉間は特殊自動閉塞ですが、朝倉から先の伊野まではいまだに通票閉塞で、朝倉駅と宇治団地前-八代通間にある八代(信)でタブレット交換が行われています。

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▲伊野線単線区間ははりまや橋界隈の喧騒とは無縁の静かな佇まい。歴史ある家並に600形の姿が良く似合う。'07.7.21 朝倉-朝倉神社前
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路側の軌道が始まるのはJR朝倉駅前で県道386号線に入ってから。386号線の北側路側に敷設された軌道は咥内付近で土讃線を潜ってそのまま路側を終点の伊野へと向かいます。

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