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2012年7月20日アーカイブ

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▲オユ40 2の側面。中央の郵便差入口は進駐軍の勧告に基づいて設置されたものだった。'55.9.5 尾久客車区 P:伊藤 昭 (RMライブラリー『国鉄鋼製郵便客車』上巻より)
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藤田吾郎さんによる大作、『国鉄鋼製郵便客車』の上巻が完成しました。藤田さんはこれまでRMライブラリーの第134・135巻『マニ35・36・37形』、第138・139巻『マニ60・61形 スユニ60・61形』の計4巻で、軽量客車登場前の鋼製荷物車についてまとめていただきましたが、今回の『国鉄鋼製郵便客車』では、1927(昭和2)年登場の、初の鋼製郵便客車スユ30形から、パレット輸送用のスユ44形まで、国鉄の鋼製郵便客車の歴史を上・中・下の3巻に分けてたどっていただきます。

rml156_H1sn.jpg日本における近代郵便事業は1871(明治4)年にスタートしましたが、翌年には品川~横浜間で日本初の営業鉄道が仮開業し、同時に鉄道による郵便輸送が開始されました。以来、1986(昭和61)年にコンテナ便を除き廃止されるまで115年にわたって続けられました。今月発売の上巻では、鉄道郵便の概論としてその略史、「取扱便」「護送便」「東門特例車」など鉄道郵便独自の用語、そして郵便車の構造を解説しています。特に主要各形式車内の記録写真は、郵便客車を知るうえで記録写真は必見といえるでしょう。

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▲郵便車の大きな特徴の一つである取扱室。走行中に郵便物の区分け作業を行うもので、まさに「走る郵便局」の機能を持つが、郵袋輸送のみを行う護送便専用車や締切便専用車のスユ44形はこの設備を持たない。 (RMライブラリー『国鉄鋼製郵便客車』上巻より)
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後半部ではダブルルーフのスユ30形から戦後1951(昭和26)年登場のオユ40・スユ40形まで10形式を、多数の形式写真とともに解説します。実は、当初藤田さんからは、軽量以前、以後の上下2巻構成でご提案をいただきましたが、各形式各バリエーションを1-3位側、2-4位側ともに模型の資料としてもご覧いただくため写真を大きめに掲載することを考え、あえて上中下の3巻構成とさせていただきました。

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▲スハ32系丸屋根車に属する外観を持つマユ32形(左ページ)とマユ33形(右ページ)。マユ33形は比較的近年まで常磐線馬橋駅近くで車体が利用されていたので、ご覧になられた方もおられるのではないだろうか。 (RMライブラリー『国鉄鋼製郵便客車』上巻より)
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▲1951(昭和26)年登場のオユ40形。のちに郵袋室の拡大によりスユ40形に変更された。 (RMライブラリー『国鉄鋼製郵便客車』上巻より)
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なお、来月発売の中巻ではスユ41形から軽量客車のオユ10形までを収録し、9月発売の下巻ではオユ11形以降とともに、他車種への改造車などを収録の予定です。実物ファン、模型ファンともに必見の3冊、ぜひ書架にお揃えください。

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