鉄道ホビダス

2012年7月 4日アーカイブ

「都電代行バス」のこと。

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▲24系統代行の系統板を掲げて発車を待つ須田町行き。方向幕は白地となっている。'72.9 P:古村 誠
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東京・品川のキヤノンギャラリー Sで、諸河 久さんの写真展「電車道」~日本の路面電車今昔(いまむかし)~が、いよいよ5日(木曜日)から始まります(→こちら)。夏休み期間にかけての一か月以上に及ぶ開催だけに、東京在住の方のみならず多くの皆さんがご覧になられることと思います。

120704n001.jpgそんなお一人であろう古村 誠さんから、「さすがの諸河先生でも撮っていないかも」と「都電代行バス」の画像をお送りいただきました。路線の廃止後に運行された「代替バス」は広く知られており、昨年夏に江戸東京博物館で開催された「東京の交通100年博」でも1967(昭和42)年12月の第一次都電撤去にともなう「代替バス運行区間」のお知らせが展示されていましたのでご記憶の方もおられるかと思います。ところが今回古村さんからお送りいただいたのは「代替」ではなく「代行バス」...ちょっとした判じ物です。
▲同地点の現状。現在は常磐道からの高速バス降車場となっている。'12.6 P:古村 誠
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▲「代行バス」とあって都電と同じ扱いで、都バスが30円だった当時20円で乗車できた(左)。右はバス停の表示で、歩行者天国は12~18時とされている。'72.9 P:古村 誠
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どうもこの「代行バス」なるものは、中央通りの歩行者天国実施に伴って都電24系統の一部が運転できなくなることによる救済処置のようで、運行区間は上野駅前~須田町。系統板を思わせる専用の方向板がバス前面に掲出されているのが目をひきます。

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▲上野駅前に停車中の24系統と同地点の現状。ペデストリアンデッキができて見通しが悪くなったが、駅舎の外観は変わっていない。'72.9/'12.6 P:古村 誠
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今でこそ都心の日常風景となった歩行者天国ですが、都内で本格的に実施されたのは1970(昭和45)年夏のことでした。都電はすでに第四次撤去まで進んでおり、歩行者天国の実施と干渉することはほとんどありませんでしたが、この写真が撮影された1972(昭和47)年夏の時点では、わずかに24系統が引っかかってしまったということのようです。ちなみに24系統の廃止は同年11月。廃止直前の、つかの間の「代行バス」運転だったことになります。

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▲東上野3丁目交差点をゆく24系統6116号。横を走る乗用車(ダットサン)も懐かしい。'72.9 P:古村 誠
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