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山形交通高畠駅跡の保存車輌たち。(上)

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▲旧高畠駅構内の「まほろばの緑道」に保存されているED1+ワム201+モハ1。緑道の一部として町が管理しており、経年の割には保存状態は悪くない。'11.7.24
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1970年代初頭まで、奥羽本線沿いには実に魅力的な地方鉄道が数多く存在していました。その中で山形県内には戦時中に高畠鉄道、三山電気鉄道、尾花沢鉄道を統合した山形交通が電化・非電化とり混ぜて個性豊かな3路線を運営しており、今でも往時の様子を懐かしく思い起こされる方もおられることと思います。

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▲1929(昭和4)年川崎車輌製のED1。現在上毛電気鉄道大胡車庫で保存されている旧東急デキ3021(→こちら)とは同形機。'11.7.24 
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3線の中で奥羽本線糠ノ目駅(現・高畠)から東側へと分岐していたのが高畠線です。詳しくはRMライブラリー82巻『山形交通 高畠線・尾花沢線』(→こちら)をご覧いただくとして、今回は線名ともなっている旧高畠駅跡に保存されている車輌たちをお目にかけることにいたしましょう。

120617n005.jpg旧高畠駅周辺の軌道跡は、廃止2年後の1976(昭和51)年度より1986(昭和61)年度にかけて高畠町建設課が都市緑地として整備を行い、「まほろばの緑道」として利活用を図っています。旧高畠駅構内も高畠広場として旧駅舎やホームが残されていますが、そのホームに寄り添うように電気機関車ED1と有蓋貨車ワム201、そして電車モハ1の3輌が保存されています。「まほろばの緑道」は1993(平成5)年からは大規模自転車道「米沢県南公園自転車道線」の一部にも認定されており、保存車輌もそれなりに注目されつつ、廃止から38年の歳月を過ごしてきたようです。
▲機器室側面に取り付けられた川崎車輌の銘板。'11.7.24 
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▲現役時代のED1。キャブ側面には切り抜き文字でED1の形式標記が付いているのがわかる。'73.8.17 P:澤田節夫 
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▲高畠駅で入換え作業に励むED1.高畠駅からは片倉工業両羽製糸所の専用鉄道が分岐しており、貨物の拠点としても賑わっていた。'73.8.17 P:澤田節夫 
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120617n003.jpg高畠駅は糠ノ目~二井宿間(10.6㎞)を結んでいた高畠線のほぼ真ん中に位置しています。高畠の地は明治の昔には東置賜郡の郡役場も置かれた米沢盆地の要衝で、製糸業とともに発展を遂げた地でもあり、かつては高畠線の鉄道貨物輸送の中心地でもありました。石造りの荘厳な駅本屋や広々とした構内はかつての栄華を偲ばせるものです。今回も澤田節夫さんからお借りした現役時代の写真を交えながら、高畠駅の保存車の往年の姿を振り返ってみたいと思います。
▲ED1とモハ1に挟まれるかたちで保存されているワム201。変哲のない有蓋車だが、出自は西武所沢工場製とされる。'11.7.24 
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▲高畠駅で離合する車輌たち。二井宿方から見た状況で、右端にはED1の姿も見える。'73.8.17 P:澤田節夫 
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