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吉村光夫さんを偲んで...。

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▲会場正面からは吉村さんご自慢のスクラッチビルド模型たちと、模型運転会で満面の笑みを見せる吉村さんの遺影が賑やかな「偲ぶ会」を見守っていた。'12.1.8
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早いもので吉村光夫さんがお亡くなりになって一年の歳月が流れてしまいました。昨年1月3日、最も愛された京浜急行に乗って川崎大師に初詣にお出かけになられた直後に体調を崩され84歳で急逝されましたが、今になってお聞きしたところでは、心臓ペースメーカーの電気的トラブルだったとのことですから何とも残念でなりません。

yoshimurasan005n.jpg一周忌を機にその吉村さんを偲ぼうと、生前に親交の深かった楠居利彦、久保 敏、齋藤 晃、杉山裕治、髙井薫平、西尾恵介、長谷川 明、山田修平の各氏が世話人となって、「吉村光夫さんを偲ぶ会」が去る1月8日に東京・高田馬場のビッグボックスで開催されました。

→「偲ぶ会」ではカラー16頁の冊子『名優 吉村光夫 生涯の記録』が配付された。

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▲挨拶に立たれる奥様・康子さん。結婚披露宴の際、司会をお願いしていた同僚アナウンサーが急遽出席できなくなり、新郎の吉村光夫さん自らが司会も兼任したという...いかにも吉村さんらしいエピソードに会場が沸いた。'12.1.8
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吉村さんは1926(大正15)年のお生まれ。慶應義塾大学工学部を卒業後、日本放送協会(NHK)に入社、ラジオ東京(のちのTBS)の創設とともに転じ、「夕焼けロンちゃん」(1978~1982)をはじめとする番組でお茶の間の人気を集めました。趣味の世界では自作と走行性能に拘った0番模型を精力的に作り続けられ、「山の手急行電鉄」というご自身の創作鉄道が模型誌の誌面を賑わせたのをご記憶の方も多いのではないでしょうか。

120111n01.jpgまた、「鉄道友の会」の要職を歴任され、「日本鉄道模型の会」(JAM)の2代目会長や、母校の「鉄研三田会」の3代目会長をお務めになるなど、鉄道趣味の発展と後進の育成に尽力され、その親しみやすいお人柄から、いつも多くのお仲間に囲まれておいででした。

▲小誌宛にお送りくださった最後の原稿(本誌2011年4月号№331「京浜間鉄道"曙"の頃」参照)の実物(画面手前)も展示された。
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▲『名優 吉村光夫 生涯の記録』より。1970年代TBSの「ロンちゃん」として一世を風靡していた頃(左)や、「つばめ」のマイテ39との記念写真(右)など、その歩みをビジュアルにまとめたメモリアル記念誌(非売品)。

それだけに当日は実に137名の方が集われ、改めてその幅広い親交を実感いたしました。当日は世話人の皆さんが数多くの写真を集めて製作された記念冊子『名優 吉村光夫 生涯の記録』が配付され、一頁毎に溢れる吉村さんの笑顔に、お元気だった頃の姿がまるで昨日のことのように蘇ってまいりました。

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▲電気工学がご専門の吉村さんは最後までスクラッチビルドにこだわられた。会場には使い倒した感のある愛用の工具類も展示された。
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鉄道に留まらない幅広い交遊と博識は、まさに趣味界の宝と言っても過言ではありませんでした。改めてご冥福をお祈りいたします。

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