鉄道ホビダス

2011年11月 1日アーカイブ

「テーブル向」の正体は?

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▲荒川好夫さんからお預かりした鑑定依頼(?)の作品。常磐線全線電化開業直前の平機関区。雨脚が強まる中、命脈迫るC62たちに見守られて清掃作業が続く。'67.9 平機関区 P:荒川好夫
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仕事の打ち合わせもあって伺ったRGG社で、主宰されている鉄道写真家の荒川好夫さんとお話していると「ちょっと鑑定していただきたい写真があるのですが...」と一枚のモノクロ写真を差し出されました。お聞きするに、先日、新宿のギャルリー トラン・デュ・モンドで開催された日本鉄道写真作家協会の東日本大震災復興支援チャリティー写真展「忘れ得ぬ東北・ふるさとの鉄道風景」に出品された作品のうちの一枚だそうです。

arakawasantaira018nn.jpg電化直前の平機関区扇形庫から顔を出す名残のC62たちを捉えたこの作品に何か不審な点でもとお尋ねすると、「画面左端に写り込んでいる"車輌"は何でしょうか」とのご質問。先日のチャリティー写真展ではこの作品は何枚もオーダーをいただいたのだそうですが、注文された方から問われて返答に窮してしまったとのこと。その後何人かのベテランの方に問い合わせたものの、結局今日までその正確な正体はわからず仕舞いなのだそうです。それでは小ブログで"公開捜査"をしてみましょうかと、今回は皆さんからのお知恵と情報をお願いすることにした次第です。


▲左端に写り込んでいる謎の車輌(?)のアップ。「テーブル向」のペイントがある箱状の物体(バッテリー箱?)には吊り環も確認できる。'67.9 平機関区 P:荒川好夫
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それなりにがっちりした台枠と簡易連結器、そして最大の手掛かりは「テーブル向」の文字です。吊り環が付いたこの物体は吊り上げられ、しかも向きが決まっていることになります。機関車群と頭を揃えた位置でハンスコ(手歯止め)を掛けられていることからしても、ここが定位置なのでしょうか...。編集部の青柳カメラマンの説では検修線専用のバッテリー式移動機械なのではとのことですが、おわかりになる方がおられましたらぜひ編集部(下記)までご一報ください。
railmagazine@neko.co.jp

一昨日は吉岡心平さんがご自身の「タンク屋しんちゃんのブログ」でロープ式入換装置をご紹介下さっています(→こちら)。この「テーブル向」も、その当時は当たり前のように思われていた設備が、いつしか忘れ去られて、時としてはその役割さえ分からなくなってしまうことを実感させてくれる一例です。

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