鉄道ホビダス

仁別森林博物館を訪ねる。(上)

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▲リニューアルした仁別森林博物館1階には酒井工作所製8tボギー式ディーゼル機関車(メーカー形式F-5)が素晴らしい状態で保存展示されている。'11.7.22
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秋田県の仁別森林博物館がリニューアルをしたのは3年ほど前。それ以来、ぜひ足を運んでみたいものと思っていましたが、先日、ようやく訪れることができました。

110804n021.jpg東北森林管理局が運営する仁別森林博物館は秋田市内からかつての仁別森林鉄道跡を遡った先の「仁別国民の森」の中にあります。秋田駅からだとクルマで小一時間ほど。残念ながら公共交通機関はなく、手軽にアクセスできないのがウィークポイントではありますが、森林鉄道に興味を持つ者にとって一度は訪れておきたい"聖地"と言っても過言ではありません。
▲都会から来ると心洗われる景観の仁別国民の森の中に森林博物館がある。'11.7.22
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▲仁別森林博物館正面。左側の軒下にボールドウィンB1リアタンク機が保存されている。'11.7.22
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この仁別森林博物館には、もと温根湯森林鉄道2号機(1921年ボールドウィン製B1リアタンク機)と能代営林署仁鮒森林鉄道D-29号機(1955年酒井工作所製8tボギー式ディーゼル機)が保存されていましたが、両機ともに屋外に展示されており、決して良好とはいえない保存状態でした。それが2008年春のリニューアル・オープンを機に見事に整備され、後者にいたってはHゴムまで新品に交換されるほど徹底的な修復が行われた上で1階ホール中央に展示されています。

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▲すっかり奇麗に整備されたボールドウィンB1リアタンク機。温根湯森林鉄道の2号機で、沼田の林野庁森林技術総合研修所林業機械化センターに保存されている置戸森林鉄道3号機(→こちら)とは兄弟関係にあたる。'11.7.22
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1階展示室は、特産の秋田スギの歴史や、伐木・運材の歴史などが多面的に展示されていますが、その中でとりわけ大きなスペースを割いてディスプレーされているのが仁別森林鉄道のコーナーです。酒井製ボギーDLの運転席に座ると、正面に据えられたモニターにありし日の仁別森林鉄道の動画や関係者インタビューが映し出される仕掛けにもなっており、あまりに興味深い内容に思わず繰り返し再生してしまうほどでした。

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▲館内に保管されている1921年製・製番54419のボールドウィン銘板(左)。右は酒井製DLの運転席で放映されている記録ビデオ。必見。'11.7.22
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■仁別森林博物館
開館:4月下旬~11月上旬(10:00~17:00)
   ※毎週火・水・木曜日は休館(祝祭日は除く)
料金:無料
住所:秋田県秋田市仁別字務沢国有林22林班
http://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/introduction/gaiyou_kyoku/annai/nibetu/index.html

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▲2階から階下の展示室を見る。酒井製ボギーDLの屋根上もつぶさに見られ、模型ファンにとってもありがたいシチュエーションといえる。なお本機D-29は1955(昭和30)年9月購入(製番6127)の仁鮒森林鉄道唯一のボギーであったという(能代営林署事業課『森林鉄道の記録』)。'11.7.22
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