▲旧型客車やEF55など高崎地区にもゆかりの「ぶどう色2号」をメインにした車体塗色が印象的な「リゾートやまどり」。写真は上野方の1号車。'11.5.24 高崎車両センター P:RM(新井 正)
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群馬デスティネーションキャンペーンの開催に合わせて、JR東日本高崎支社の新しいリゾートトレイン「リゾートやまどり」が誕生し、先日、高崎車両センターで報道公開が行われました。
▲6号車展望室の内部。幅1800㎜の巨大な側窓がルーミーな空間を創り出す。'11.5.24 高崎車両センター P:RM(新井 正)
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▲シートは2+1列配置のゆったりとしたもの。デザインも茶色を基調にした落ち着いたものとなっている。'11.5.24 高崎車両センター P:RM(新井 正)
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この「リゾートやまどり」は485系ジョイフルトレイン「せせらぎ」(4輌)と「やまなみ」(2輌)を種車とする6輌編成で、上野方1号車からクハ484-703+モハ484-703+モハ485-703+モハ484-704+モハ485-704+クハ485-703の4M2T。1号車と6号車の先頭部にはゆったりと寛げるロングシートを備えた展望室を設置し、4号車にはキッズルーム、2号車には和室のミーティングルームを設けてフリースペースとしています。座席も可動式フットレストを備えるラグジュアリーなもの(2号車を除く)で、全車が2+1列配置となっているのも特筆されます。
▲ミーティングルームを持つ2号車のシートピッチは1550㎜と驚くほど広い。'11.5.24 高崎車両センター P:RM(新井 正)
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車体塗色は「癒しと郷愁」をコンセプトに選択されたそうで、上部がなんとあの「ぶどう色2号」、裾回りが濃萌黄色のツートンとなっています。この濃萌黄色は春に芽生える草の芽と表す意味合いを持ち、改造といえども新しく芽吹く車輌である意味合いが、また、愛称の「やまどり」には風に乗り、自然豊かな群馬の大地を駆け抜けるようにとの願いが込められているそうです。
▲2号車のミーティングルーム。和室仕様となっており、壁面には上州三山が描かれている。'11.5.24 高崎車両センター P:RM(新井 正)
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▲4号車に設けられたキッズルーム。こちらも1800㎜幅の側窓を持つ。'11.5.24 高崎車両センター P:RM(新井 正)
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▲「リゾートやまどり」のLED表示(左)と6号車Tc485-703の車体標記。'11.5.24 高崎車両センター P:RM(新井 正)
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この「リゾートやまどり」は来る7月2日の新宿~長野原草津口間の特急「リゾート草津」として営業運転を開始、高崎~長野原草津口・万座鹿沢口間の快速「リゾートやまどり」にも充当される予定(いずれも普通車扱い)です。
なお、この改造で余剰となった旧「やまなみ」の先頭車2輌(クロ484-6、クロ485-4)ですが、こちらは残念ながらそのまま廃車される予定とのことです。
詳しくは本誌次号をご覧ください。