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2011年5月12日アーカイブ

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▲"フジサン特急"や"富士登山電車"など、"富士"にこだわる富士急行が、ついに14系寝台客車を購入。車輌開放時間に車内に入ることができる。'11.4.29 下吉田 P:RM(伊藤真悟) 
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富士急行は、「鉄道とのふれあいの場」をコンセプトとした「下吉田駅ブルートレインテラス」を4月29日にオープンいたしました。この「下吉田駅ブルートレインテラス」は、JRより購入したスハネフ14 20を富士吉田の電車修理工場で外装の修繕や機器関係を整備したうえで展示しているものです。スハネフ14 20といえば、2010(平成22)年3月12日上野駅発の最終「北陸」の1号車に使用された車輌ですので、ご記憶の方も多いはずです。

110512n012.jpg外観は国鉄時代の姿を再現し、テールマークは「富士」、側面行先表示は西鹿児島行きとなっています。また車内は現役時代そのままの姿を保ち、発電用エンジンも可動することができるようになっています。ちなみに、下吉田駅のホームからスハネフ14 20を見ると、背景に富士山が見えるという心憎い演出も行なわれていますので、電車での来訪をお勧めいたします。
▲下吉田駅ブルートレインの専用入場券(下)と電車利用の場合に改札で引き換えられる入場証(上)。どちらもD型硬券仕様。 
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▲スハネフ14 20の側面は「特急富士 西鹿児島 日豊線経由」を表示(
左)。妻部の検査標記は「23-4 富士急工」に。なお、所属標記は「南シナ」となっている。'11.4.29 下吉田 P:RM(伊藤真悟)
 
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▲客室内は現役時代のままで、特に変化はない。'11.4.29 下吉田 P:RM(伊藤真悟) 
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いっぽう、富士急行線で活躍していた貨車3輌も展示されています。有蓋緩急車のワフ1とワフ2、無蓋貨車のト104がそれで、ワフ1とワフ2は、1974(昭和49)年に南海電気鉄道より譲受された1930(昭和5)年・田中車輌、梅鉢鉄工所製の元ワブ513・517、ト104は富士急行の前身「富士山麓鉄道」開業時の1929(昭和4)年に新潟鐵工所で製造された、いずれも貴重な貨車たちです。

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▲外観もきれいに整備された貨車たち。大月方(写真手前)よりワフ2+ト104+ワフ1の編成で展示されている。'11.4.29 下吉田 P:RM(伊藤真悟) 
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▲ワフ1は富士山麓鉄道仕様、ワフ2は富士急行仕様とされている。'11.4.29 下吉田 P:RM(伊藤真悟) 
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▲車輌開放時には、一部分を除きワフの室内に入ることもできる。こちらはワフ1の車掌室部分(左)。ワフ1の有蓋室部分には一升瓶や反物などを展示。こちらは入ることはできない。 '11.4.29 下吉田 P:RM(伊藤真悟) 
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こちらも展示に際しては車体の塗り直しや標記類の整備が行なわれ、たいへんきれいな姿となっています。また、ワフ1については富士山麓鉄道時代の仕様を再現していますが、同車が富士山麓鉄道時代に黒色を纏ったことはなく、展示における工夫の一つとされています。さらにワフ1の有蓋部には当時の運搬荷物を再現して展示しているほか、ト104にはバラストも積載されています。

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▲創業時に製造された、富士急行の生き字引的存在(?)のト104。'11.4.29 下吉田 P:RM(伊藤真悟) 
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▲ト104にはバラストも積載されている。'11.4.29 下吉田 P:RM(伊藤真悟) 
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この「下吉田駅ブルートレインテラス」は入園料(おとな・こども100円)が必要ですが、電車利用の場合は無料で入場することができます。毎月第1月曜日(月曜が祝祭日の場合は翌日)の休園日以外は入園することができますが、車輌開放時間は毎週土曜日の11:00~12:00と13:30~15:30となっています。

取材協力:富士急行

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編集長敬白アーカイブ「富士急行を訪ねる。」
http://rail.hobidas.com/blog/natori09/archives/2006/11/post-403.html

編集長敬白アーカイブ「"富士急のワフ"後日談。」
http://rail.hobidas.com/blog/natori09/archives/2006/11/post-407.html

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