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車輌保守部品供給難にともなう影響について。

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▲直流電動機のブラシ不足にともなう影響。JR西日本管内では在来線電車の約半数が影響を受けることとなる。 JR西日本提供
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東日本大震災の影響は思わぬところにも広がりつつあります。先週、JR西日本は震災にともなう車輌保守部品の不足が予想されることから、管内全域におよぶ運転計画の見直しを発表しました。これは直流整流子電動機に不可欠な「ブラシ」を製造している工場が被災し、さらに福島第一原発の避難区域となっていることによるもので、JR西日本が運用している在来線電車約4,700輌のうち半分近い2,300輌に今後影響が出るとしています。

あらためてご説明するまでもありませんが、近年のインバーター制御車で使用されるインダクションモーター(交流誘導電動機)はブラシを必要としていませんので、今回の交換保守部品供給難による影響を受けることはなく、いきおい国鉄から承継された直流整流子電動機を用いる旧型車、いわゆる「国鉄型」が運用離脱、編成短縮の中心となります。特急用車では183系約40輌、381系約180輌、一般車では413、415系約110輌、103、105、113、115、117、205、213、221系約1,980輌が対象で、特急列車は4月2日から編成輌数の削減や臨時列車の運転取り止めなどが行われます。また、京阪神エリアは4月11日からデータイムの運転本数の削減(一部の線区で終日85~95%の運転本数)、金沢・和歌山・福知山・岡山・広島支社管内では4月2日からデータイムの運転本数の削減(一部の線区で終日70~90%の運転本数)のほか、一部列車での気動車による代走も予定されております。

(※くわしくはJR西日本各支社のHPをご参照ください)

現在、JR西日本のほか近畿日本鉄道も「部品供給が早期に再開されない場合には、本年6月頃から一部の車両が使用できなくなり、通常ダイヤでの列車運行に支障が生じることが予想されます。このため当社では、車両編成の縮小や列車本数の削減など対応策を検討することとしております」と告知(3月24日付け)しており、今後は他の民鉄等にも同様の波紋が広がることが懸念されます。

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