鉄道ホビダス

2011年3月アーカイブ

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▲3月31日現在の津波を受けた7線区の被災・点検状況。 JR東日本提供
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今日は山形新幹線福島~新庄間が運転を再開し、また被害の大きかった東北本線も小牛田~一ノ関間が4月中旬に復旧して全線運転再開を予定するなど、日々力強い報せが届くなか、JR東日本は本日、最も被害の大きかった沿岸7線区の被害と点検状況を発表いたしました。

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▲津波を受けた7線区の駅舎の点検状況。 JR東日本提供
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▲津波を受けた7線区の線路の点検状況。 JR東日本提供
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津波の被害を受けたのは八戸線、山田線、大船渡線、気仙沼線、石巻線、仙石線、常磐線の7線区で、発表によると30日現在判明している限りで被害約720カ所、流失した駅舎23駅、その他の損傷を負った駅19駅、線路流失・埋没18カ所延長22㎞、橋梁の流失・埋没7カ所と想像を絶する被害となっています。しかもこの中には福島第一原発の半径30㎞以内にあたる常磐線四ツ倉~鹿島間は含まれておらず、最終的にはさらに被害が拡大すると懸念されます。

運転再開予定続報。

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1200箇所あまりの地上設備が被害を受け、現在も那須塩原~盛岡間で不通となっている東北新幹線ですが、JR東日本は区間を区切って順次運転再開し、最終的には被害の大きかった福島~一ノ関間も4月下旬までに復旧し、全線が運転再開をする予定と発表いたしました。個人的にも、仙台駅新幹線ホームなど、一か月ほど前に「はやぶさ」の試乗会で訪れたばかりの風景が目もあてられない姿となってしまっている映像には衝撃を受けましたが、これだけの被害を二か月もなく復旧される陰には、どれほどの懸命な努力があるかと思うと、ただただ感動です。
▲3月30日現在のJR東日本管内の運転再開状況および運転再開予定。 JR東日本提供
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次々と復旧の目途が立ちつつあるなかで、残念ながらいまだに運転再開の道筋が見えていない線区・区間もあります。三陸沿岸部の石巻線前谷地~女川間(小牛田~前谷地間は4月中旬運転再開予定)、仙石線東塩釜~石巻間(仙台~小鶴新田間はすでに運転再開、小鶴新田~東塩釜間は4月中旬運転再開予定)、気仙沼線全線、大船渡線気仙沼~盛間(一ノ関~気仙沼間は4月上旬運転再開予定)、山田線宮古~釜石間(盛岡~宮古間はすでに運転再開)、八戸線階上~久慈間(八戸~階上間はすでに運転再開)です(岩泉線は震災以前の土砂崩れによって昨年よりバス代行運転中)。

一方、関東・甲信越地方でも鹿島線延方~鹿島神宮間、吾妻線長野原草津口~大前間、飯山線戸狩野沢温泉~十日町間、只見線会津川口~大白川間、さらには八高線高麗川~倉賀野間の運転再開予定がまだ発表されておりません。そしてなによりも憂慮されるのが、福島第一原発の事故の影響を直接受けている常磐線いわき~亘理間と磐越東線いわき~小野新町間です。

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▲3月30日現在のトラック代行区間および被災駅。 JR貨物プレスリリースより
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JR貨物も甚大な被害を被っています。北沼駅(八戸臨海鉄道)、石巻港駅、岩沼駅、名取駅、仙台港駅(仙台臨海鉄道)、仙台西港駅(仙台臨海鉄道)、小名浜駅(福島臨海鉄道)、奥野谷浜駅(鹿島臨海鉄道)の8駅が現在でも荷役不能で、復旧途上にあるとのことです。

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▲直流電動機のブラシ不足にともなう影響。JR西日本管内では在来線電車の約半数が影響を受けることとなる。 JR西日本提供
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東日本大震災の影響は思わぬところにも広がりつつあります。先週、JR西日本は震災にともなう車輌保守部品の不足が予想されることから、管内全域におよぶ運転計画の見直しを発表しました。これは直流整流子電動機に不可欠な「ブラシ」を製造している工場が被災し、さらに福島第一原発の避難区域となっていることによるもので、JR西日本が運用している在来線電車約4,700輌のうち半分近い2,300輌に今後影響が出るとしています。

あらためてご説明するまでもありませんが、近年のインバーター制御車で使用されるインダクションモーター(交流誘導電動機)はブラシを必要としていませんので、今回の交換保守部品供給難による影響を受けることはなく、いきおい国鉄から承継された直流整流子電動機を用いる旧型車、いわゆる「国鉄型」が運用離脱、編成短縮の中心となります。特急用車では183系約40輌、381系約180輌、一般車では413、415系約110輌、103、105、113、115、117、205、213、221系約1,980輌が対象で、特急列車は4月2日から編成輌数の削減や臨時列車の運転取り止めなどが行われます。また、京阪神エリアは4月11日からデータイムの運転本数の削減(一部の線区で終日85~95%の運転本数)、金沢・和歌山・福知山・岡山・広島支社管内では4月2日からデータイムの運転本数の削減(一部の線区で終日70~90%の運転本数)のほか、一部列車での気動車による代走も予定されております。

(※くわしくはJR西日本各支社のHPをご参照ください)

現在、JR西日本のほか近畿日本鉄道も「部品供給が早期に再開されない場合には、本年6月頃から一部の車両が使用できなくなり、通常ダイヤでの列車運行に支障が生じることが予想されます。このため当社では、車両編成の縮小や列車本数の削減など対応策を検討することとしております」と告知(3月24日付け)しており、今後は他の民鉄等にも同様の波紋が広がることが懸念されます。

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▲3月27日現在のJR東日本管内の運転再開状況および運転再開予定。 JR東日本提供
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東日本大震災は鉄道網にも大きな被害をもたらしており、現在でも復旧に向けて懸命な作業が続けられております。JR東日本から管内各線の運転状況が配信されてまいりましたのでご紹介いたしましょう。

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【参考】上図より一日前、3月26日現在のJR東日本管内の運転再開状況。 JR東日本提供
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また、さきほど東北新幹線地上設備の被害状況と、在来線の点検および復旧作業状況に関する最新のプレスリリースが発表されました。在来線では太平洋岸各線が甚大な被害となっていますが、先週の発表からは大きく進展して"点検中"の区間が多くなっている反面、福島第1原発周辺の常磐線が"調査不能"の区分のままとなっているのが懸念されます。

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▲東北新幹線の地上設備の主な被害と復旧状況(3月28日現在)。 JR東日本提供
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▲在来線地上設備の点検および復旧作業状況(3月28日現在)。 JR東日本提供
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▲在来線地上設備の被害状況(3月28日現在)。 JR東日本提供
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white.GIF東日本大震災発生から十日以上を経ながらも、被災地ではいまだに収束することのない困難な状況が続いております。個人的にも石巻や女川の町など、つい数年前に訪れたばかりで、テレビで映し出される惨状に、ただただ言葉がありません。被災された皆様にあらためて心からお見舞い申し上げますとともに、不幸にしてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。

そんななか、弊社を、編集部を気遣ってくれるご連絡も国内外から多数頂戴いたしました。幸いなことに私を含め編集部に人的、物的被害はなく、唯一、東京・臨海部の有明にある用紙会社倉庫が液状化の影響で荷崩れを起こし、本誌の発売日が遅延する事態となっております。

被災地の仲間を気遣うお便りも数多くいただいております。「今日の一枚」にご投稿いただいている方からは、東北地方のご常連の皆さんのお名前を長々と列記されて心配されるメールも頂戴しました。「どなたもお会いした事はございませんが、ご無事である事を切に願っております」と綴られた文面に、編集部一同深く心を打たれました。

今日現在、目を覆わんばかりの厳しい現実は続いています。それでも多くの人たちが前に向いて、明日に向かって一歩を踏み出そうとしています。
そこで、「鉄道ホビダス」ではこれまでご投稿いただいてきた皆さんをはじめとして、安否情報や応援メッセージの場として「今日の一枚」を再開したいと思います。写真を添付いただかなくても結構です。無事です、ご無事ですか...「趣味」という一本の糸で結ばれた仲間への絆の場としてご活用いただければ幸いです。

「趣味」は空腹を満たすこともできませんし、もちろん暖を取ることも風雨を凌ぐこともできません。しかし、この趣味に出会えたことが、せめて多少なりとも人生の"糧"となってくれれば...罹災された多くの皆さんと、ふたたび趣味を語れる日が一日も早く訪れることを切に、切に願っております。

Rail Magazine編集長
名取紀之 敬白
※なお、小ブログは今週いっぱい休止させていただきます。

■Rail Magazine発売日遅延のお知らせ
3月19日(土)に発売を予定しておりました『Rail Magazine』332号(2011年5月号)は、震災の影響で印刷工程に支障が生じ、発売日を2011(平成23)年3月24日(木)に変更させていただきます。
(校了日の関係上、誌面内容が震災以前のものとなっておりますが、ご賢察のうえご了承ください。)

皆様、ご無事でしょうか。

white.GIF3月11日14時46分頃発生した平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震は、状況が知れるにつれて想像を絶する惨状となっており、言葉もございません。察するに多くの読者の皆様、ご家族、ご友人がさまざまな困難に直面されておられることと思います。

心よりお見舞い申し上げますとともに、一刻も早い安全確保、復興をお祈りいたします。

名取紀之

※なお、小ブログはしばらく休止いたします。

平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震で罹災された皆様に、謹んでお見舞い申し上げます。

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▲藤崎宮前を発車した御代志行き列車は住宅街を抜けると軌道時代を彷彿させる併用軌道区間に踊り出る。'11.2.12 藤崎宮前-黒髪町 ※このシーンは下記動画でもご覧いただけます。クリックするとポップアップします。

山陽・九州新幹線直通試乗会で熊本を訪れた際、ひさしぶりに熊本電気鉄道をのぞいてみました。前回訪れたのが2009年4月のこと(アーカイブ「健在! 熊本の"青ガエル"」参照)ですから、かれこれ2年近くのご無沙汰となります。

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▲上のカットの逆側、御代志側を見る。車輌は6101A-6108A。'11.2.12 黒髪町-藤崎宮前
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その日のうちに帰京せねばならないこともあって、上熊本から菊池線で北熊本へ、車庫を見学したのち藤崎線に乗り換えて藤崎宮前へという慌しい行程でしたが、いまや熊本電鉄の名物ともなっている黒髪町-藤崎宮前間の併用軌道部で1往復の列車を撮影することができました。

110306n006.jpg髙井薫平さん、田尻弘行さんの労作、RMライブラリー『熊本電気鉄道 釣掛電車の時代』に詳述されていますが、この藤崎宮前付近の路線の変遷はまさに判じ物です。現在残されている併用区間も、1942(昭和17)年に軌道から鉄道への変更など、存在そのものがその歴史的変遷の名残と言えます。商店の軒先をかすめるように併用軌道を鉄道線用の大型電車が行き交う姿は、いつ見ても新鮮な驚きを感じさせてくれます。

▲藤崎宮前駅ホームは1998(平成)年に建てられた13階建のビルの裏口側に位置する。'11.2.12
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▲藤崎宮前駅ホーム。ビル1階に単線の線路が入り込み、頭端式ホームで終わる。'11.2.12 藤崎宮前
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▲出札口ではコレクション用の旧券なども販売している(左)。右は正面から見た駅ビルで、左奥の矢印で示した通路の奥に乗り場がある。一見ではここに電鉄の駅があるとは気づかない。'11.2.12 藤崎宮前
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趣味的には魅力を感じるこの区間ですが、鉄道事業としては窮地に立たされており、数年前から存廃を含め状況が二転三転しています。市街中心から離れているデメリットを解消するため、藤崎線を改軌して市電の水道町電停とつなぐプランや、逆に市電を藤崎宮前駅まで延伸する案などが俎上にのりましたが、現在はいわば膠着状態となっています。果たして数年後にどんな風景となっているのか、期待と不安の入り混じった思いを抱きながら、慌しく藤崎宮前駅をあとにしたのでした。

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▲併用区間をゆく列車からの展望。鉄道線用車輌が急に路面に出る様はいつの時代も心躍るものがある。'11.2.12 黒髪町-藤崎宮前
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▲クリックすると「今日の一枚 The Movie」より藤崎宮を発車して併用軌道区間を通過する6000系をご覧いただけます。再生時間1分02秒

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▲確率的には五分五分以下の時間帯だったが、願いが通じたのかトロリーロコ(TL)が動き出した。新雪を蹴って、岐線へ進むTL。'11.2.19 釧路コールマイン坑外軌道(敷地外の小公園より) P:釧路臨港鉄道の会
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間もなく、トロリーロコ(TL)が動き出し、入換作業や新雪を掻き分けて岐線へと進む珍しい光景を見ることができました。そのまま釧路コールマインに入り、座学で同社や石炭についてレクチャーを受け、作業服や安全灯の装着などの体験・見学もありました。軌道の見学時間は、例年の見学コースの一部が改修工事中で立ち寄れなかったこともあり、長めに確保していただきました。今回も目の前でTLと鉱車を3往復、バッテリーロコ(BL)を2往復してもらい、形式写真も自由に撮影できました。
(なお、同社での見学は、コンソーシアム事業に協力する趣旨から特別に認められたものです。普段は部外者の敷地内への立ち入りを厳しく制限しており、個人的な訪問などは一切受け付けておりません。)

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▲昨年春に黄色く再塗装された三菱製TLが鉱車を連ねて行ったり来たり。停車位置を調整して形式写真も撮影できた。'11.2.19 釧路コールマイン坑外軌道 P:釧路臨港鉄道の会
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コールマイン見学後は、鉱山機械や坑内軌道車輌が展示保存されている炭鉱展示館を訪れ、OBの方から詳しい説明を受け理解を深めました。最後に、家庭用暖房炭を市内に配送している釧路石炭販売の臨港営業所を訪ね、ストーブで真っ赤に燃える石炭の暖かさを感じてもらい、分刻みの盛りだくさんの日程を終えました。
その夜は、当会の呼びかけで懇親会を開き、大勢の皆さんが参加され、親睦を深めました。

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▲バスで先回りし、塘路駅付近で「SL冬の湿原号」を撮影する参加者の皆さん。'11.2.20 釧網本線塘路-茅沼 P:釧路臨港鉄道の会
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■3日目(2月20日)
いよいよ最終日です。今年はアンケートで要望の多かった「SL冬の湿原号」の撮影と体験乗車を復活しました。
まず、釧路運輸車両所を出区する場面を撮影、バスで塘路駅付近に先回りし、参加者それぞれのイメージで撮影しました。ちなみに、このツアーでは大型バスを利用し、厳冬期のカメラ機材管理なども考慮して1名2席利用を基本としています。

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▲緩急車では力走するC11 171の息遣いが伝わる(左)。家庭用暖房炭を市内に配送している販売所を訪ねる。ストーブで真っ赤に燃える石炭の暖かさを実感(右)。'11.2.20 釧網本線塘路-細岡/'11.2.19 釧路石炭販売㈱臨港営業所 P:釧路臨港鉄道の会
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標茶駅ではC11の入換えや待機場所での撮影をした後、復路の「SL冬の湿原号」に乗車、特製弁当を食べながら旧客の旅を楽しみました。
ツアーは釧路駅到着で一応終了し、東京組の方は新富士駅でDF200の形式写真撮影、温泉施設での休憩などの後、JAL最終便で羽田へ戻られました。

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▲3たび春採駅へ。順光でDE601を撮影し、皆さんで記念撮影。'11.2.19 太平洋石炭販売輸送臨港線春採 P:釧路臨港鉄道の会
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3年間にわたるツアーは、行政・公的機関、JR北海道釧路支社、そして鉄道を通じたマチづくりに熱い想いを抱く当会メンバーの「地元の鉄道の魅力を全国に発信したい」という願いが一つになって実現できたものです。ツアーを受け入れていただいた各事業所は、公的機関の要請に応じた地域貢献の観点からモデル事業に協力されたものですが、回を重ねる毎に現場レベルでのご理解が深まってきていることを実感できた、今年のツアーとなりました。このことは、事業の趣旨や産業に根ざした鉄道の特性をご理解いただき、素晴らしいマナーで行動していただいた、参加者の皆さんのご協力によるところが大きく、心より感謝しております。
補助事業終了により、今後については未定なのですが、これからも積極的に事業参画し、鉄道のマチ・釧路の魅力を様々な形で発信して参りたいと思います。ぜひ、道東・釧路へ足をお運びいただければ幸いです。

※釧路運輸車両所ならびに釧路コールマイン構内での写真は、産業観光モニター・視察研修会参加のため、必要な調整と安全策を講じた上で立ち入りを許可された「海底力モニター見学会&体験会」で撮影したものです。両所とも通常の立ち入りは厳禁であり、電話での問い合わせ等も受け付けておりません。

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▲前日の吹雪が嘘のように快晴の青空をバックに春採湖畔を行く。ツアー参加者の皆さんは思い思いのポジションで撮影。'11.2.19 太平洋石炭販売輸送臨港線春採-知人 P:釧路臨港鉄道の会
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■2日目(2月19日)
このツアーは国内で唯一、坑内掘り採炭が続く「石炭」をキーワードに、輸送産業としての鉄道と石炭産業への理解を深めながら、釧路の鉄道の魅力に触れられる内容が組まれており、2日目はこれらを凝縮した行程となっています。

_MG_4184_1040px.jpgまた、現場訪問を第一とする「産業観光」ツアーで、かつ石炭列車の撮影を最優先し、道路の除雪状況にも左右されますので、その時々によって内容が臨機応変に変化するのが特徴です。まずは、春採湖の俯瞰と千代の浦漁港の2か所を移動して1往復撮影。快晴、新雪と最高の条件が揃いました。
▲選炭工場ポケットへ入線する石炭列車。目の前で石炭貨車が自動解放される様子を見学。'11.2.19 太平洋石炭販売輸送臨港線春採 P:釧路臨港鉄道の会
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▲今年は道路の除雪状況も良く、貯炭場を見下ろす丘の住宅街から石炭の荷卸しを見学できた。'11.2.19 太平洋石炭販売輸送臨港線知人 P:釧路臨港鉄道の会
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続いて春採駅を再度訪問、残る機関車や機関庫、駅設備などを見学しました。2往復目の運転が決まり、選炭工場ポケットへの入線を撮影後、知人貯炭場を見下ろす丘へ移動し、今回初めて桟橋上から石炭を荷卸しする様子を俯瞰で撮影できました。皆さんはその迫力に驚かれていましたが、余韻に浸る間もなく慌しく移動し、「SL冬の湿原号」通過3~4分前に釧路川鉄橋へ到着、青空に白煙をたなびかせる「SL冬の湿原号」を撮影できました。

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▲釧路駅を発車、釧路川鉄橋を行く「SL冬の湿原号」。'11.2.19 根室本線釧路-東釧路 P:釧路臨港鉄道の会
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続いて訪れた釧路製作所では、今年も歓迎を受けて、雄別鉄道で活躍した8722号を見学。午後からは3たび春採駅に戻り、DE601を順光で撮影した後、釧路コールマインの坑外軌道ナローが見える小公園へと移動しました。

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▲大切に保存されている釧路製作所の8722号。今年も駐車場を使用禁止にして、撮影に配慮していただいた。'11.2.19 釧路製作所 P:釧路臨港鉄道の会
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▲今年も初日は吹雪模様に。結氷した春採湖畔を駆けるシャトルトレイン。'11.2.18 太平洋石炭販売輸送臨港線春採-知人 P:釧路臨港鉄道の会 
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1月28日付け小ブログでもご紹介したとおり(アーカイブ「最後のモニターツアー"冬のSLと石炭のマチ・釧路"」参照)、今年も「くしろ海底力(そこぢから)モニター見学会&体験会"冬のSLと石炭のマチ・釧路~釧路の石炭産業・鉄道名所を体験する3日間~"」が2月18日(金)から2泊3日の日程で行われました。

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▲吹雪の中、シャトルトレインを撮影する参加者の皆さん。'11.2.18 太平洋石炭販売輸送臨港線春採-知人 P:釧路臨港鉄道の会 
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_MG_3460_1040px.jpgこれは、釧路市の商工会議所、市役所、観光協会などでつくる「くしろ圏広域観光推進コンソーシアム」が、特徴ある地場産業を地域の観光資源として売り出す、経済産業省認定のモデル事業として実施したものですが、事業認定期間が本年3月までのため、この制度によるモニターツアーは今回が最後となりました。ツアーは同コンソとJR北海道釧路支社の共同企画で、今年も釧路臨港鉄道の会が全面サポートし、3年間を集大成する内容を目指したそうです。中心となった釧路臨港鉄道の会の皆さんからレポートをお送りいただきましたのでご紹介することにいたしましょう。
▲列車運行の合間をぬって、DE601の運転台を見学。'11.2.18 太平洋石炭販売輸送臨港線春採駅 P:釧路臨港鉄道の会 
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今年は東京発、札幌発の2コースが釧路で合流する行程で、全国から満員の20名の参加をいただき、リピーターも6名(うち4名は3年連続)いらっしゃいました。それでは、今回、新たに実現した内容を中心にご報告します。

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▲朱色5号塗色のキハ40-777とDE15 2527。急なリクエストにも関わらず、キハ40の方向幕を回していただき、懐かしい「普通」や珍しい「修学旅行」の表示を見ることができた。'11.2.18 JR北海道釧路運輸車両所 P:釧路臨港鉄道の会 
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▲帰区した「SL冬の湿原号」(左)。そのC11 207を転車台で撮影(右)。
'11.2.18 JR北海道釧路運輸車両所 P:釧路臨港鉄道の会
 
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■1日目(2月18日)
本来は雪の少ない釧路ですが、なぜか初日は3年連続で雪となりました。東京からのANA便が遅れたものの、釧路駅で札幌組と無事合流し、最初に春採湖畔を行く石炭列車を吹雪の中で1往復撮影。続いて太平洋石炭販売輸送の春採駅を訪ね、列車運行の合間に名物機DE601の運転台などを見学しました。

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▲機関庫内では171号機と207号機の2輌のC11が明日の運転に向けて整備中。参加者は思い思いに撮影を楽しんだ。'11.2.18 JR北海道釧路運輸車両所 P:釧路臨港鉄道の会 
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続いて、JR釧路運輸車両所へ。今年は滞在時間を大幅に延長し、転車台上でのC11の撮影が3年目にして初めて実現するなど、現場のご理解も深まり、内容も一段と充実しました。まずは留め置いていただいていた朱色5号塗色のキハ40-777やDE15 2527などを撮影、「SL冬の湿原号」が帰区すると、参加者が待ち構える中、牽引機のC11 207がバックで転車台へと進み、いつもより遅いスピードで1回転しました。一呼吸を置いて今度は逆方向に通常の速さで1回転半していただきました。機関庫では僚機C11 171とともに、ゆったりと見学・撮影をすることができ、参加者の皆さんは大満足の様子でした。

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▲デト11(右)と顔を揃えたTR1とTR2。両車が定位置のトラバーサー南側を離れてこの北側にやってくることはきわめて稀。'10.12.19 我孫子道車庫
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一般運用されている現役の電車としては最古の存在となったモ161形がひときわ人気の阪堺電気軌道。その我孫子道を出て左手に工場を見ながら大和川の橋梁へと築堤を登ってゆく車窓に、ほんの一瞬見慣れない超小型車輌が掠めるのをご存知の方もおられることと思います。これが今までほとんど紹介されたことのない阪堺の"秘蔵っ子"TR1とTR2です。

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▲TR1の晴れ姿。車体中央の櫓はかつての電動貨車のポール櫓で、運転室屋根上に搭載されているパンタグラフも当初はこの櫓の上に載っていた。櫓下の箱には抵抗器と元空気溜が収納されている。'10.12.19 我孫子道車庫
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TR1とTR2は残念ながら車輌ではなく機械扱いで本線に出ることはできませんが、ともに戦前からの来歴を持ち、いわば阪堺の"主"のような存在です。本誌ではこの2輌にスポットを当てるべく、同社の特別のご協力を得て詳細に取材を行いました。

110302n9.jpgTR1の出自は1944(昭和19)年に遡ります。我孫子道車庫(当時は大和川分工場)のトラバーサー・ピットの南側の線は敷地の関係でほとんど有効長がとれず、単車程度しか入ることができません。これは現在でも同様の状況なのですが、こうなると工場建屋から自走できない入場車をトラバーサー上に引き出す役目を担えるのは全長の短い単車だけとなってしまいます。しかも今度はトラバーサーで転線させた入場車を押し出すためにもう1輌の単車が必要ということになります。
▲TR1の運転台。ダイレクトコントローラーは発電制動付きのゼネラル・エレクトリック製B18だったが、現在はAEG K‐14に取り替えられている。'10.12.19 我孫子道車庫
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戦前はこの役目を2輌の散水車(もちろん単車)が受け持っていましたが、1944(昭和19)年にそのうちの1輌が他社に譲渡されることとなり、やむなく手持ちの電気品と資材を用いて"自作"されたのがTR1でした。戦時中の中断をはさんで完成は1950(昭和25)年6月。電動貨車からの発生品という"櫓"を中央に構え、その上に63形についていたという三菱製パンタグラフを載せたなんともユーモラスな姿での誕生でした。

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▲TR1に続き、今度は散水車を改造して製作されたのがTR2。台車はブリル21E。6本のリベットで止められた台枠部の帯金はかつての散水タンク締結用。'10.12.19 我孫子道車庫
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▲TR1の運転台。ダイレクトコントローラーにはAEG(アルゲマイネ)の陽刻が! '10.12.19 我孫子道車庫
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その後、もう1輌の散水車もこのトラバーサー引き出し・押し込み専用に改造されることとなり、こちらは水タンクを外して簡単なキャブを誂え、現在のTR2となりました。

110302n8.jpg形態的には単純な車体形状のTR2よりTR1に軍配が上がりそうですが、TR2の方は散水車時代のブリル21E台車がしっかりと残っており、しかもアルゲマイネ(AEG)製のダイレクトコントローラーが"今なお現役"で使われているなど、まさに歴史的鉄道遺産といっても過言ではありません。いずれにせよこの2輌、今年12月に開通100周年を迎える阪堺線の歴史の大半を裏方に徹して護り続けてきたわけで、その面でも頭が下がる思いがいたします。
▲TR1、TR2ともに運転席はなく立って運転する。右側の箱には抵抗器が収められている。写真はTR2。'10.12.19 我孫子道車庫
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▲TR1(左)とTR2(右)のバックビュー。なんともユーモラスな後ろ姿だ。'10.12.19 我孫子道車庫
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我孫子道車庫にはもう1輌、魅力的な事業用車がいます。1954(昭和29)年生まれのデト11で、こちらも十年ほど前に車籍は失っているため本線での走行はできませんが、構内での入換えなどに元気に働いています。

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▲デト11のプロフィール。1954(昭和29)年11月帝国車輌製で、運転室前面の強いRがチャームポイント。'10.12.19 我孫子道車庫
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かれこれ24年も前になりますが、本誌48号(1987年12月号)で「デト・モト探検隊」を銘打った小特集を企画したことがあります。当時、最後の活躍を続けていた国鉄の配給電車(クモル145、クル144)の特集にちなんで私鉄の電動無蓋貨車を総覧したもので、この時現役だったのは14社34輌。いまさら見返してみると、今ではそのほとんどが過去帳入りしてしまっています。そんな中でこの阪堺デト11が変わらずに今日でも活躍を続けているのはなんとも嬉しい限りです。

※この「阪堺の秘蔵っ子トリオ」については、発売中の本誌誌上で片野正巳さんのイラストを交えて詳細に紹介していますのでぜひご覧ください。こちら

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都営交通が2011(平成23)年8月1日に創業100周年を迎えるにあたり、先ごろ記念事業の概要(アーカイブ「東京都交通局 創業100周年記念事業を発表」参照)を明らかにした東京都交通局から、今度は「花電車」の33年ぶりの復活が発表されました。
▲花電車の運行イメージ。イラスト:東京都交通局 報道発表資料より

各種の祝賀行事やお祭りなどを記念して運行される「花電車」は、都電のみならず各地で見られた路面電車の華とも呼べるものです。基本的には営業用車もしくは事業用車を装飾したものでしたが、かつての東京都交通局には「花1形」と称する花電車専用単車まで用意されていました。

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▲33年前の「荒川線再出発(完全ワンマン化)新装花電車」では6000形をチョップトップした乙6000形が使用された。先頭を行くのは太田道灌の時代人形を乗せた「山吹の里」(西早稲田付近での故事)号(乙6210)。'78.4 東池袋四丁目 P:名取紀之

戦後も1947(昭和22)年5月「日本国憲法施行記念花電車」、1955(昭和30)年9月「祝復興10周年・都民の日花電車」、1956(昭和31)年10月「開都500年大東京祭記念花電車」、1959(昭和34)年4月「皇太子殿下御成婚奉祝記念花電車」と次々と意匠を凝らした花電車が都心を彩りましたが、19年のタイムラグを経て1978(昭和53)年に「荒川線再出発(完全ワンマン化)新装花電車」が運行されて以後、専用車による花電車が東京を走ることはありませんでした(アーカイブ「都電最後の花電車」参照)。そのため、今回の復活は実に33年ぶりとなります。

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▲完成間もない東京タワーをバックに「皇太子殿下御成婚奉祝記念花電車」の車列が行く。5輌の「花1形」を含む総勢8輌の花電車による豪華パレードであった。'54.4.14 田村町 P:三谷烈弌 (RMライブラリー『昭和の記憶』より)
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すでに33年前に使用された乙6000形は存在しないことから、今回は新たに花電車化改造が行われ、都営交通100周年を祝うバースデーケーキをイメージしたデザインとなります。さらに夜間はケーキのろうそくの部分に明かりが灯る仕掛けもなされる予定です。
■運行日:2011(平成23)年6月5日(日)、6月11日(土)、6月12日(日)、7月23日(土)、8月27日(土)
※計5日間を予定。但し、荒天の場合は中止する場合がある。
■運行時間帯:各日とも、昼間・夜間の1日2往復を予定。
※具体的な運行ダイヤは現在調整中。決定次第発表となる。
■運行区間:三ノ輪橋―早稲田間
■車輌数:1輌
■その他:花電車は貨物車輌のため、乗車することはできない。

6月21日(火曜日)から8月28日(日曜日)まで江戸東京博物館で開催される都営交通100周年記念特別展「東京の交通100年博~都電・バス・地下鉄の"いま・むかし"~」では、すでに発表されているように函館市交通局から除雪車輌(旧東京市電の「ヨヘロ形」)もやってきます。路面電車ファンのみならず、今年は東京都交通局から目の離せない一年になりそうです。

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C61 20試運転に臨む。

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▲「ゆうづる」のヘッドマークを模した試運転ヘッドマークを付けてテストランに臨むC61 20。'11.2.23 大宮 P:竹村信雄
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去る1月27日に厳かに"火入れ"が執り行われたC61 20号機(アーカイブ「ついにC61 20が火入れ」参照)がいよいよ復活、大宮総合車両センターの試運転線で足慣らしに臨んでいます。すでに多くの皆さんからその晴れがましい姿をご投稿いただいていますので、今日はその画像を中心に、復活なったC61 20号機の走行シーンをご覧いただきましょう。

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▲期せずして現れたC61牽引寝台特急。粋な計らいに感謝感激。'11.2.23 大宮 P:中畝彰彦
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110302n014.jpgC61 20号機が初めて大宮総合車両センターの試運転線に姿を現したのは2月21日のこと。一年間懸命の修復作業を行ってきた大宮総合車両センターの粋な計らいで「はつかり」のヘッドマークをつけた20号機は、鉄道博物館に隣接する試運転線を往復、たまたま居合わせた来館者にとっては大きな驚きとともに最高のプレゼントとなりました。
▲鉄道博物館のエントランスホール脇を走る。'11.2.23 大宮 P:沖山 博
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翌22日から24日にかけても引き続き試運転が行われ、「ゆうづる」のヘッドマークを模した真紅の「試運転」マークを掲げた20号機は、多くのファンに見守られて完全復活へのウォーミングアップを繰り返していました。

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▲試運転線を横切る唯一の踏切には多くのギャラリーが...。'11.2.23 大宮 P:楢崎純一
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さて、実際の本線"デビュー"がいつになるか気になるところですが、まずは来るゴールデンウィーク中に高崎と水上で公開展示が行われることがJR東日本高崎支社より発表されました。

110302n005.jpgC61 20 車輌展示(水上会場)
■実施日:2011(平成23)年5月5日(木・祝)
■場所:水上駅転車台広場(水上駅から徒歩約5分)
■見学可能時間:12:30~14:30(予定)
■その他:車輌の修復状況によってはDD51 842の展示に変更になる場合がある。
C61 20 車輌展示(高崎会場)
■実施日:2011(平成23)年5月7日(土)
■場所:高崎会場(高崎駅から徒歩約5分)
■見学可能時間:10:00~14:00(予定)
■その他:高崎会場では下記のGWプレゼントキャンペーンの抽選会も実施。
▲無火ながら入場中のC57との重連が実現。'11.2.22 大宮 P:村田 茂
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▲快調そうなブラスト音を響かせて試運転線を行く。ハドソン本線復活の日も近い。'11.2.21 大宮 P:会津和樹
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あわせて同支社では、ゴールデンウィーク期間中に臨時列車を追加運転するとともに、「GWプレゼントキャンペーン」を実施いたします。
臨時列車
快速「ELレトロ横川」 旧型客車4輌(定員304名/全車指定席)
 運転日:4/29
 高崎10:40→横川11:44
 横川15:10→高崎16:15
 停車駅:高崎 安中 磯部 横川
快速「DLレトロ横川」 旧型客車4輌(定員304名/全車指定席)
 運転日:4/30
 高崎10:40→横川11:44
 横川15:10→高崎16:15
 停車駅:高崎 安中 磯部 横川
快速「EL重連レトロみなかみ」 旧型客車4輌(定員304名/全車指定席)
 運転日:5/1、4
 高崎 9:58→水上12:04
 水上15:20→高崎17:20
 停車駅:高崎 新前橋 渋川 沼田 後閑 水上
快速「DL重連レトロみなかみ」 旧型客車4輌(定員304名/全車指定席)
 運転日:5/3
 高崎 9:58→水上12:04
 水上15:20→高崎17:20
 停車駅:高崎 新前橋 渋川 沼田 後閑 水上
※特急〈草津83・84号〉を指定日に185系(湘南色)で運転
○特急〈草津83号〉 185系(湘南色)7輌(定員424名/指定席5輌・自由席2輌)
 運転日:4/29、30、5/3、4、7
 上野11:00→大宮11:24→上尾11:31→熊谷11:51→高崎12:21→中之条13:00→長野原草津口13:24
○特急〈草津84号〉 185系(湘南色)7輌(定員424名/指定席5輌・自由席2輌)
 運転日:4/30、5/1、4、5、8
 長野原草津口15:46→中之条16:15→高崎16:58→熊谷17:28→上尾17:53→大宮18:01→上野18:26
(停車駅:上野・赤羽・浦和・大宮・上尾・桶川・熊谷・深谷・本庄・高崎・新前橋・渋川・中之条・川原湯温泉・長野原草津口)

※GWプレゼントキャンペーンの詳細は→こちら

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▲「シンボル展示」には各分野での世界最高速度のレコードホルダー3輌が並ぶ。左よりC62 17、955-6、MLX01-1。P:RM(伊藤真悟)
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JR東海が建設を進めてきた鉄道ミュージアム施設「リニア・鉄道館」のオープンがいよいよ2週間後に近づいてきました。同館の展示車輌やその見どころなどは本誌次号で詳しくお伝えする予定ですが、今日は少しだけその見どころをご紹介することにいたしましょう。

※これまでに小ブログで紹介した開館までの歩み
・蒸気動車 JR東海博物館へ→こちら
・C62 17号機「JR東海博物館」へ→こちら
・JR東海博物館(仮称) 展示車輌搬入を開始→こちら
・JR東海博物館(仮称)に0系新幹線搬入→こちら

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▲「車両展示」のエリアでは、V字状に車輌が並べられ、このように2階のセンターデッキから俯瞰することも可能だ。左より、123-1、21-86、クハ381-1、モハ52004。P:RM(小野雄一郎)
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「リニア・鉄道館 ~夢と想い出のミュージアム~」は名古屋市港区金城ふ頭に位置し、あおなみ線金城ふ頭駅のすぐ近くにあります。名古屋駅からだとあおなみ線で所要24分、実に便利な立地といえましょう。

110301n003.JPG延床面積14,400㎡を誇る2階建ての同館は、おおまかに二つのエリアに分かれます。まず、エントランスのすぐ後ろには「シンボル展示」のコーナーがあります。ここでは、各分野での世界最高速度記録を打ち立てた3つの車輌、すなわち1954(昭和29)年に東海道本線木曽川橋梁にて狭軌鉄道での蒸気機関車の世界最高速度129km/hを記録したC62 17、1996(平成8)年に電車方式による世界最高速度記録443km/hを記録した955-6(通称「300X」)、2003(平成15)年に山梨リニア実験線にて超電導リニア方式による世界最高速度記録を記録したMLX01-1が展示されています。
▲歴代の東海道新幹線ももちろん展示されている。手前は300系量産車323-20、その奥が試作車322-9001。また、"ドクターイエロー"こと922-26やダブルデッカー168-9001なども展示されている。P:RM(小野雄一郎)
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▲肩を並べるED18 2(左)とモハ1035。車輌間はこのように高床式となっており、車内観察にはもってこい。P:RM(小野雄一郎)
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▲「車両展示」の後ろ側のスペースにも車輌が多数展示されている。左からクモハ165-108、サロ165-106、モハ63638、キハ82 73、キハ48036(左)、オロネ10 27、マイネ40 7、オハ35 206(右)。P:RM(小野雄一郎)
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シンボル展示を抜けると、広いフロアには32輌の車輌が所狭しと並べられています。ここが「車両展示」のエリアで、向かって左側には歴代の東海道新幹線0系・100系・300系などが、また右側には元お召機C57 139や輸入電気機関車ED11 2・ED18 2、晩年は飯田線で活躍したEF58 157、現存する最古の省線電車モハ1035、「流電」ことモハ52004、「しなの」に使用された381系電車とキハ181系、蒸気動車ホジ6014などが展示されています。

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▲大規模な鉄道ジオラマは、光量や色などを調整してそれぞれの時間帯を演出できる。このお馴染みの情景は、名古屋駅をモチーフにしたもの。P:RM(小野雄一郎)
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また、2階部分には国鉄バス第1号車が展示されているほか、1階部分には鉄道ジオラマやシミュレータ、超電導リニア展示室などの各種施設も充実しています。また、屋外には国鉄狭軌軽便線で活躍したケ90や117系3輌も展示されています。

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▲国鉄バスの第1号路線「岡多線」で使用された国鉄バス第1号車も2階に展示されている(左)。在来線シミュレータ「運転・車掌」では、車掌が行うドアの開閉を313系を模した運転室から行うことができる(右)。こちらは料金が別途必要。P:RM(小野雄一郎)
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▲新幹線シミュレータ「N700」では、実車さながらの運転台に、迫力あるパノラマスクリーンで運転を楽しむことができる。なお、プレイするにあたっては料金が別途必要。P:RM(小野雄一郎)
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さて、リニア・鉄道館のオープンは来る3月14日(月)。来館にお得な「リニア・鉄道館☆往復きっぷ」の発売も開始されました。この春休みに、日本の鉄道史に重要な功績を残した車輌たちに会いに、ご家族やご友人とで出かけられてみてはいかがでしょうか。

リニア・鉄道館
オープン:2011(平成23)年3月14日(月)
場所:名古屋市港区金城ふ頭
   あおなみ線金城ふ頭駅下車徒歩2分
開館時間:10:00~17:30
     (最終入館は閉館30分前まで)
休館日:毎週火曜日(祝日の場合は翌日/3月15日は開館)
    年末年始(12月28日~1月1日)
入館料:大人1,000円(800円)
    小中高生500円(400円)
    幼児(3歳以上未就学児)200円(100円)
    ※括弧内は20名以上の団体割引料金
シミュレータ使用料
 新幹線シミュレータ「N700」 1回500円
 在来線シミュレータ「運転」 1回100円
 在来線シミュレータ「車掌」 1回500円
音声ガイド利用料 500円
 (タッチパネル式で8ヶ国語に対応)

※取材協力:東海旅客鉄道株式会社
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