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『国鉄時代』vol.23「みちのくの峠道」好評発売中。

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▲花輪線龍ケ森を這うようによじ登る48689牽引の922列車。'69.2.28 P:高橋和男  (『国鉄時代』vol.23より)
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『国鉄時代』vol.23「みちのくの峠道」が好評です。まず目を惹く表紙ですが、この龍ヶ森の8620三重連は高橋和男さんのキャビネ判フィルムによるもので、煙の立体感には恐れ入るばかりです。

100929nvol.23_hyoushi.jpg巻頭は奥中山三重連で勇名を馳せた十三本木峠をはじめ、東北地方北部の山越えに焦点を絞って構成いたしました。補機の砦である一戸機関区の元機関士お二人のインタービューでは、三重連の先頭に立つことも多かった補機運用ならではの苦労と、シェルパの加減弁を握る乗務員の矜持が伝わってきます。ちなみに、十三本木峠といえば御堂側の写真が多いのですが、今号では一戸からの上り勾配の写真も多数掲載することができました。単線時代の西岳信号場、滝見信号場などの写真も大変貴重なものです。

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▲非電化時代の東北本線北部と言えば十三本木峠。前後にC61とD51に護られてロザ2輌、ロネ1輌、ハネ3輌を含む現車13輌の急行「いわて」がゆく。  (『国鉄時代』vol.23より)
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▲奥中山三重連の手綱は専ら補機運用を担った一戸機関区の機関士たちが握っていた。必読の座談会。  (『国鉄時代』vol.23より)
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水木義明さんの横黒線のD60は、「はくつる」「十和田」「みちのく」の迂回列車を中心にした記録で、本誌でも登場する庄野鉄司さんとのコンビで峠を巡った若き日の撮影記です。また、陸羽東線ではC58重連による峠越えに加え、川渡~小牛田で運転されていた伝説のC58三重連、C58最後の華・急行「津軽2号」の迂回運転なども見どころ。そして東北のC58と言えば、忘れてはならないのが山田線。東北最高所の区界峠を頂点とする闘いを宮古機関区の乗務員の立場から、岩城徹雄さんに綴っていただきました。
この北上山地越えと双璧をなすのが花輪線の大場谷地越え。8620の最大の見せ場でした。前2+後1、前1+後3など三台運転で峠に挑む老雄の姿を、髙木宏之さんが遠い日の記憶を辿って甦らせてくれます。またベテラン佐竹保雄さんの記事は昭和30年代の東北紀行。青森にはC61はおろかC57すら配置されていなかった時代、駅の待合室を宿に巡った思い出の記です。

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▲1973(昭和48)年春、奥羽本線舟形付近で発生した土砂崩れのため、無煙化が迫った陸羽東線に急行「津軽」が迂回するという椿事が発生した。先頭に立ったのはなんとC58重連。まさに最後の花道であった。  (『国鉄時代』vol.23より)
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さて、長大トンネルを擁する東北地方の山越えに威力を発揮したのが「郡山工場式集煙装置」。この特異な集煙装置の実態を、成田冬紀さんが「C58形集煙装置取付 組立関係図」「D60集煙装置実装図」「装備機関車一覧」とともに詳細に解説してくださいました。釜石線D50・D51、山田線・小本線C58、横黒線D60、大船渡線D50など、関連写真も豊富です。その中で佐竹保雄さん・国分和夫さんが記録した敦賀式集煙装置装備のC58の写真は、おそらくは比較試験のためと思われますが、この上もなく貴重な写真と言えましょう。ところで図面をお借りした成田冬紀さんによれば、本誌所収の「C58形集煙装置取付 組立関係図」は郡山工場に問い合わせた際に廃棄された直後で、ゴミの集積場から工場の方が救い出してくれたとのこと、まさに間一髪。

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▲圧倒的な一次資料で郡山式集煙装置を解説した成田冬紀さんの「郡山工場式集煙装置が征したみちのくの峠道」。モデラーにも必携。  (『国鉄時代』vol.23より)
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100929nDVD2.jpg第二特集ともいえるボリュームで構成したのが、久保 敏さんの「準急『ときわ』、C62『はつかり』の時代」です。常磐線近代化の夢を担って登場した気動車準急「ときわ」。蛇腹式カメラ「ゼノビア」を手に、常磐路を歩いた若き日の思い出は、モダンな装いで颯爽と登場した「ときわ」に彩られ、我々を昭和30年代前半に誘います。後半のC62「はつかり」は勿来~大津港で撮影された斜光線を受けた印象的なカットです。C62 20牽引の2レが南へ走り去ったすぐ後、C60 102牽引の下り普通列車、C62 7牽引の1レが北に向うという、まさによき時代の蒸機絵巻。
そして毎号のお楽しみ、特別付録DVDは三品勝暉さんの「疾走! C62山陽特急」、水谷年男さんの「寝台特急2レ『さくら』」、瀧藤岩雄さんの「中部地方の蒸機」の三本立て計70分です。ことに「疾走! C62山陽特急」(19分)は、山陽本線全線電化の槌音迫る1963(昭和38)年秋、広島~下関間でブルトレ牽引にあたるC62たちを、添乗シーンを含めて貴重なカラーで収録したもので、他に類を見ない作品です。

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