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2010年8月18日アーカイブ

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▲雪の浅瀬石川を渡るサハ1700をはさんだ3輌編成。先頭はモハ1121、しんがりを元阪和が務めている。'80.2.10. 田舎館-境松 P:湯口 徹 (RMライブラリー『弘南鉄道』下巻より)
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上巻がたいへんご高評をいただいている髙井薫平さんによるRMライブラリー『弘南鉄道』、その下巻が完成しました。

rml133n.jpg先月発売の上巻では弘南鉄道の沿革、施設、路線などを通観したのちに、開業時の蒸気機関車から電化、昇圧時の電車までを収録しましたが、続く下巻では1970(昭和45)年、弘南鉄道に引き継がれ大鰐線となった旧弘前電気鉄道の車輌を端緒に、モハ11やクハ16といった国電タイプの転入、続く東急3600系の大量投入、そして東急6000系や南海1521形の活躍を経て、現在までの姿を収録しています。もちろん機関車や歴代の除雪車、それに貨車もダイジェストとしてこの下巻に収録しております。

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▲種々雑多な車輌による朝の6輌編成。手前から元伊那電気鉄道のクハニ1271形、2・3輌目は東急から来たモハ3400形、4輌目が元阪和モヨの電装解除車、5輌目は弘南鉄道唯一のサハ、6輌目は元国鉄のモハ1120である。'80.8.27 弘南黒石-境松 P:寺田裕一 (RMライブラリー『弘南鉄道』下巻より)
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なかでも30代以上のファンにとって、弘南鉄道と言えば思い出すのが、17m級国電と元東急3600系一党でしょう。17m級国電と一口にいっても、元モハ30の切妻車、元モハ50、さらには西武鉄道で戦災復旧を受け西武311系となった張上げ屋根車などなど、形態・出自は様々。それは元東急3600系も同様で、東急時代の車体新造時期の違いや弘南での改造などにより形態は様々でした。さらにこの時期には松尾鉱業の廃止により転入した元阪和のモヨ100形も加わっており、読者の皆さんの中にもこれらの活躍を求めて弘前を目指した方が少なくないものと思います。

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▲1952年に開業した弘前電気鉄道は、秩父鉄道で鋼体化工事により不要となった木造車の車体に、その建設に関わった三菱電機による電気品を組み合わせた電車3輌が用意された。 (RMライブラリー『弘南鉄道』下巻より)
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なお、表紙写真は荻原二郎さんによる弘前電気鉄道時代のモハ105+クハニ200形です。弘南鉄道の旧型電車と言えば赤茶色とベージュのツートンカラーがお馴染みですが、この写真は淡いグリーンとクリーム色のツートンカラーという、モハ105号の更新当初の塗色を記録した大変貴重なものです。ちなみに弘前電気鉄道は、この後、赤一色という珍しい塗装を採用した時期もありました。

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▲1975年から1981年にかけて計20輌が転入した元東急3600系は、7000系ステンレスカー導入までの間、弘南鉄道の主力となったが、その形態は様々であった。 (RMライブラリー『弘南鉄道』下巻より)
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現在もラッセル車キ100や元東急6000系の運転などで注目を集める弘南鉄道ですが、ふた昔前の、電車ファンにとっては忘れえぬ時代の弘南鉄道を記録する2冊、ぜひ書架にお揃え下さい。

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