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標津線の廃線跡を歩く。

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▲奥行臼に保存されている簡易軌道の車輌たち。別海町の史跡となっている。'10.5.15 P:奥山道紀
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いつになく春の訪れが遅れた北海道も、ようやく新緑が目に染みる季節となり、さまざまなイベントが幕を開けています。去る5月15日(土曜日)には「第1回標津線フットパスツアー」が開催され、爽やかな根釧原野の空気を満喫しながら多くの方が今はなき標津線を偲んだそうです。当日の様子をお馴染みの奥山道紀さんからお送りいただきましたのでご紹介することにいたしましょう。

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▲今回の"フットパス"のルート図。
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1989(平成元)年に廃止された標津線の線路跡を歩く"フットパスツアー"が15日、別海駅跡地である町交流館を起点に行われ、町内外から参加した41人が約12㌔先の奥行臼駅跡を目指しました。「フットパス」とは、イギリスを発祥とする"森林や田園地帯、古い街並みなど地域に昔からあるありのままの風景を楽しみながら歩くこと【Foot】ができる小径(こみち)【Path】"のことで、国内各地で多彩な取り組みが見られます。

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▲往時のままに残されている奥行臼駅駅舎。構内にも線路やホームがそのまま残されている。'10.5.15 P:奥山道紀
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今回は「みどり故郷づくり別海地域協議会」(響光行会長)の主催。2008年からコース整備が進められ、昨年には地元建設業者のなどの協力で約80mあるヤウシュベツ川鉄橋に足場が設置され、人道橋として整備されました。これにより初めて全行程を歩くツアーが企画されました。線路跡のため上り下りが少なく、三つの鉄橋を渡るのが特徴となっています。

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▲集合場所となった別海町交流施設・ぷらと(左)。もとの別海駅跡にあたる。標津線の廃線跡はようやく春が訪れた牧草地を横切ってゆく(右)。'10.5.15 P:奥山道紀
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▲廃線跡には保線小屋が残っている(左)。沿線の湿地帯には水芭蕉の花が...(右)。'10.5.15 P:奥山道紀
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途中一部、路盤が崩れ落ちた箇所があるものの、野鳥の鳴き声を聞きながら牧草地や水芭蕉の咲く湿地帯を抜けて歩くと、所々に保線小屋や勾配標が残り、列車の走っていたありし日を感じさせます。ゴールとなった奥行臼駅は、現役当時のままに保存されており、近くには駅逓(鉄道敷設以前の明治・大正期の交通の中継施設)や、開拓地の交通機関となった簡易軌道の詰所と車輌(釧路製作所製自走客車・加藤製作所製6トンDL・釧路製ミルクゴンドラ)が保存されており、別海町の史跡として整備されています。

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▲昨年歩道橋として整備されたばかりのヤウシュベツ川橋梁を渡る参加者。'10.5.15 P:奥山道紀
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奥山さんありがとうございました。写真を拝見しているだけでも、この季節の道東の爽やかな空気が伝わってくるようです。ことに奥行臼駅跡は個人的に懐かしくもあり(アーカイブ「奥行臼、見果てぬ夢...」参照)、機会があればぜひこの"フットパス"を体験してみたいものです。
なお、9月の「駅逓祭」の際にもツアーが予定されているそうです。

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