鉄道ホビダス

2010年4月26日アーカイブ

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▲田町駅の連絡橋から東海道新幹線を撮り、PC上にデータを落とし込むとGPSデータをもとにGoogle Earth®上に撮影ポジションがプロットされる。さらにこのように作品と航空写真を合成表示することも可能。
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立場上いろいろなカメラメーカーさんから開発中の新製品についての意見を求められることが少なくないのですが、そんな時に例外なく申し上げてきたのがGPS機能の標準装備です。人物認識やらさまざまな画像加工やら、"線路端"で実践する分にはニーズとほど遠い機能ばかりが優先され、鉄道写真本来の「記録」という最大の目的がいまひとつないがしろにされてきた思いを込めての提言です。

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▲満開の桜をバックにしたソニー サイバーショット DSC-HX5V。広角側が25㎜、望遠側が250㎜(35㎜判換算)と幅広いのも便利。
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もちろんオプションでのGPS端末はこれまでにも見受けられましたが、なぜか方位機能を含めて標準装備された例はなく、その面でもまさに歯がゆい思いでした。そんな状況の中でソニーからGPS機能とコンパス機能を標準装備したサイバーショット DSC-HX5V(→こちら)が発売され、先日そのデモ機をテストする機会に恵まれました。

100425n117.jpgサイバーショット DSC-HX5Vはコンパクトカメラとしては初のAVCHDフルハイビジョン(1920×1080、60i)ビデオ撮影機能を備え、広角25㎜(35㎜判換算)からの光学10倍ズームを装備しています。そのほかにもスイングパノラマ機能など多彩な機能を持ち、ファミリーユースのコンパクト・デジタルカメラとしても注目の新製品ですが、やはり感動的なのはGPS・コンパス機能です。撮影時点ではそのポテンシャルを実感することはできませんが、付属ソフト「PMB(Picture Motion Browser)」をインストールしたパソコンに撮影データを投げ込んだ途端、それは驚きへと変わります。
▲3.0型、230,400ドット(TFT)液晶モニターもクリアで見やすい。コンパスとGPS位置データは液晶モニター上にも表示される。
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▲先日、ひたちなか海浜鉄道を訪ねた際のひとこま。殿山駅上り方の跨線橋から下り列車を写したものだが、これといったランドマークが写り込んでおらず、何年か後には記憶も定かでなくなり、オーバーパスからの俯瞰という以外、撮影ポジションの特定が難しくなるかもしれない。'10.4.3 那珂湊?殿山
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▲GPSデータはGoogle Earth®上に落とし込まれ、作品と撮影位置、撮影方向が一目瞭然で表示される。方位の数値データ(左下)を表示したり、さらに拡大表示することも可能。
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「PMB」に取り込んだ画像を選択、マップビューにドラッグするとGoogle Earth®上にGPSデータが落し込まれ、撮影画像が地図上にプロットされます。しかもコンパス機能も備えているため、撮影方向も同時に表示されるところは、まさに痒いところに手が届く思いです。もちろんGoogle Earth®をベースとしていますから、拡大・縮小、さらには航空写真や3Dマップとの切り替えも可能です。

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▲ひたちなか海浜鉄道沿線で見かけたクジラのモニュメント。地元で人気のキャラクター、クジラの"大ちゃん"だが、線路と離れたこういったスナップこそどこで撮ったかわからなくなってしまいがち。'10.4.3
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▲そんな画像データをPC上に落とすと一発で撮影位置が表示される。位置情報のプロパティーを開けば詳細データ(左)が確認できる。もちろん広域表示(右)も可能。
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とかくクルマでの移動が多く、なおかつ撮影枚数を気にしないデジタル撮影が主流となった昨今、時間の経過とともに、どこで撮ったのかさえわからなくなってしまう画像が増えかねません。そんな時、このGPS・コンパス機能はまさに福音で、これで鉄道写真の日時・場所といった基本的要素がすべてカメラ任せにできることとなります。

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ソニー サイバーショット DSC-HX5Vのプロフィール。側面にはGPSの表記が見える。
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さらにありがたいのは海外での撮影時です。GPSを標準装備しているため、エリア設定の変更のみで細かい設定をしなくても時刻補正ができます。詳細な地図もない海外での撮影ではGPSデータは何者にも代えられない強い味方となるはずで、帰国後Google Earth®上に落し込まれてゆく撮影画像には、思わずにんまりしてしまうに違いありません。

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