EXPO NARROW GAUGEの旅。(7)
第7回:再び会場へ…。
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▲1/50という市販品を流用できないスケールながら見事な完成度だった“Pempoul-Reseau Breton”。とりわけ植生の表現が秀逸。ドーバー海峡を越えてフランスからのエントリー。'08.10.25
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“アニバーサリー・チャレンジ”の中からいくつかの象徴的な作例を見てきましたが、再びメイン会場に戻り、今度はコンペティションではなく展示されているレイアウトを覗いてみることにしましょう。
その規模とともに完成度の高さで注目を集めていたのが、最初にご紹介したOO9(4㎜スケール、9㎜ゲージ)の“County Gate”と、今回ご紹介するGordon&Maggie Gravettさんらの“Pempoul-Reseau Breton”です。例の1/50でメトリック・ゲージを模型化するというムーブメント(?)の一例で、車輌からストラクチャーまでほとんどスクラッチという労作です。しかもシーナリィの表現が素晴らしく、スケールを超えてギャラリーの共感を得ていました。
▲“Pempoul-Reseau Breton”の全貌。完成度の高さもあって終始人だかりができていた。ちなみに、会場の“体育館”を象徴するように、背後にバスケットボールのゴールが見える。'08.10.25
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▲いかにもなフランスの田舎駅に停車中のマレータンク機。18.2㎜ゲージというイレギュラーな軌間ながら、車輌の走行も極めてスムースだった。'08.10.25
ゲージは18.2㎜とこれまた珍奇(…失礼)で、当然ながら線路はハンドスパイクしたものと思われますが、走行状態は極めてスムース。絵画を思わせる色調のシーナリィやストラクチャーとあいまって、見飽きない作品のひとつでした。
モチーフに関しては詳しく聞き取ることができませんでしたが、フランス・ブルターニュ地方に1967年まで存在したメーターゲージがプロトタイプで、シーンそのものは架空ながら、田舎の村とSNCF(フランス国鉄)本線に接続する町を結ぶ支線の最晩年を想定しているとのことです。それにしてもメーターゲージの1/50スケールで何ゆえ18.2㎜ゲージ(単純計算だと910㎜、つまりメトリックではなく3フィートに近い…)なのかはついにわからず仕舞でした。
▲農家の裏庭をかすめる線路。さりげない光景だが見習うべき表現が少なくない。'08.10.25
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▲市街をゆく本線(左)と村を横切る用水路(右)。ストラクチャーはもちろんすべてスクラッチ。水面の表現なども卓越している。'08.10.25
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もともとスレートなどの鉱山を発祥とする英国のナローゲージと比べ、フランスの場合はドコ-ビルに代表されるように農園などが主な活躍の場でした。そんな背景も影響しているのか、昨年のRAIL EXPOでもご紹介したように、フランスのレイアウトは植生の表現が実に巧みで、その点でもわが国のモデラーにとってよりシンパシーを感じる作例となっているのではないでしょうか。




