副都心線に試乗。(中)

▲新宿三丁目駅に進入する報道公開試乗列車。新聞各社、テレビ各局の記者やクルーでたいへんな賑わいで、いかに副都心線開業がビッグニュースであるかを改めて思い知らされる。'08.6.10 P:名取紀之
開業に際し、副都心線各駅は改良区間(千川〜池袋)を含めてそれぞれデザインコンセプトとステーションカラーが設定されました。各駅のデザインコンセプトは、駅周辺の環境だけではなく、歴史や文化につながるキーワードをもとに、一方のステーションカラーはそのデザインコンセプトから連想される色が選ばれています。

▲明治神宮前駅改札外コンコースからガラスで覆われた吹き抜けを見下ろす。'08.6.10 P:伊藤真悟
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▲開放感溢れる高い天井が印象的な明治神宮前駅ホーム(左)。右はガラスで覆われた吹き抜け部。'08.6.10 P:伊藤真悟
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今回の試乗会で公開された明治神宮前、新宿三丁目、雑司が谷の各駅を見てゆきましょう。まずは明治神宮前駅。デザインコンセプトは「ファッション×杜」、ステーションカラーはスモークブルーに設定されています。表参道や原宿に近いという場所柄、改札口付近の壁面には鮮やかな絵画や水墨画の作品が一面に描かれてアーティスティックな雰囲気を醸し出しているほか、構内の柱も単純な直線ではなく、柔らかい印象を与えるような形状でデザインされているのが特徴です。また、2箇所にガラスで囲った吹き抜けを配し、高い天井と、スモークブルーとホワイトを基調としたカラーリングとに相まって、明るく開放感を感じさせる構造となっています。
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▲新宿三丁目駅構内には鉄道博物館でもお馴染みの山本容子さんのステンドグラスが…(左)。この新宿三丁目駅もホームを見下ろせる吹き抜けが設けられている(右)。'08.6.10 P:名取紀之
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▲透明な素材でスタイリッシュにデザインされたホームのベンチ(左)と素晴らしく綺麗なトイレ(右)。もちろんバリアフリーで、多目的トイレも設置されている。'08.6.10 P:名取紀之
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昨日もご紹介した新宿三丁目駅は“商業都市、ビジネス、ショッピング、人・もの・情報の流れ、有名デパート”といった環境と、江戸時代の交通の要衝“内藤新宿”から「光の帯×内藤新宿」をデザインコンセプトに、内藤新宿ゆかりの“下り藤”から藤色がステーションカラーに選ばれています。コンコースによって伊勢丹と高島屋という巨大デパートを結ぶ導線が形作られたのも特筆されます。
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▲電球色の照明が印象的な雑司が谷駅エントランス(左)と3番出口に設けられた動く歩道(右)。鬼子母神や雑司が谷霊園を訪れる高齢の方には喜ばれるに違いない。'08.6.10 P:伊藤真悟
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これまでは都電荒川線の“電停”名だった雑司が谷(正確には都電は“雑司ヶ谷”)。この地に新たに誕生する副都心線雑司が谷駅のデザインコンセプトは「木漏れ日×過去への思い出」。ステーションカラーは青竹色が選ばれています。鬼子母神や雑司が谷霊園の最寄り駅であることから、副都心線を下車してエスカレーター・階段を昇り改札口に向かうと、構内の照明の色合いが白色光から黄色光に変わり、暖かい印象を受ける演出が秀逸です。また、木材を多用して天井などをデザインしていることから、木漏れ日の中にいるかのような感覚も…。さすが脈々と続いてきた東京都心の地下鉄建設の掉尾を飾る路線だけに、駅設備にも実に細やかな配慮がなされています。
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▲副都心線建設区間・改良区間のこれまでの工事行程等。(東京地下鉄株式会社提供)
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▲副都心線運行計画(左)と各駅の概要(右)。(東京地下鉄株式会社提供)
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▲副都心線建設区間(池袋〜渋谷)概要図。(東京地下鉄株式会社提供)
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※昨日アップいたしました試運転列車の動画(池袋折り返し発→(急行渋谷行き)→渋谷到着/7分46秒)が、手違いで渋谷駅場内進入直前で切れてしまっておりました。昼前には修正いたしましたが、それまでにご覧いただいた皆さんには失礼いたしました。



