さらに進化するDMV。
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▲トヨタ自動車のマイクロバス「コースター」を基本に定員拡大を図った新型DMV外観イメージ図。“DMV920”の車体標記とともに“ダーウィン”のロゴも…。(JR北海道提供)
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昨年4月14日より“試験的営業運行”を行なっているJR北海道のDMV(デュアル・モード・ビークル)DMV911・912(アーカイブ「いよいよ始まる“DMV時代”」参照、試作車DMV901は「“DMV”岳南鉄道をゆく」参照)ですが、1輌あたり16人という定員の少なさが今後解決すべき大きな課題となっていました。このたびJR北海道は、トヨタ自動車グループの協力を得て、定員拡大を図った新型DMVの開発に取り組むことを明らかにしました。
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▲トヨタ自動車グループからの技術的協力の概要。マイクロバス「コースター」の前軸を独立懸架方式から車軸懸架方式へと変更し、耐荷重性を向上させる。(JR北海道提供)
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▲さらに詳しい懸架方式の改造概要。車軸懸架方式は基本的に中型トラック「レンジャー」の技術を用いる。(JR北海道提供)
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トヨタ自動車グループからの具体的な協力内容は、マイクロバス「コースター」(ロングボディー)の足回りを耐荷重性の高い懸架方式に改造してもらい、自動車完成検査証の交付を受けたうえで提供を受けるというもので、JR北海道はこの“種車”をもとにさらにDMV化改造を施すこととなります。
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▲同時に開発を進めるGPSを用いた新たなシステムと、踏切遠隔操作など新技術の数々。すでに位置検知システム等は開発済み。(JR北海道提供)
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鉄道用走行部分を併せ持つDMVの場合、どうしても車輌重量そのものが増加してしまい(DMV911・912形の場合、車輌重量は約6t)、道路走行時の耐荷重がひとつのネックとなっていましたが、今回、前輪の懸架方式を独立懸架方式からトラックと同様の車軸懸架方式に改造することによって、前輪許容荷重は2.6tから3.5tに、総許容荷重も6.4tから7.3tに増大することになります。これによって定員も25人(目標)と、在来車の5割以上の拡大が可能となります。

▲実用化にいたる今後の試験スケジュール。本格的実用化は平成23年度以降とされている。(JR北海道提供)
さらに、すでに開発済みのGPSを用いた位置検知システムを発展させて、列車間隔制御システムなどを開発するほか、車輌からの踏切の遠隔制御などの新システムにも取り組んでゆく予定だそうです。なお、7月7日から開催される北海道洞爺湖サミットに合わせ、7月4日〜10日の7日間、洞爺湖ビジターセンター駐車場において、国内外の報道機関向けにDMVの走行デモンストレーションが行なわれる計画です。北海道が生んだ逆転の発想=DMVも、いよいよグローバルワイドなステージへとさらなる進化を遂げることになります。




