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2008年05月19日

近江鉄道ミュージアムを見る。(下)

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▲近江鉄道ミュージアムの白眉は東海道電化を担ったED14が4輌全機顔を揃えていること。4号機は国鉄時代を彷彿させる茶色に塗り直されて展示されている。'08.5.4 彦根
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近江鉄道ミュージアムで特筆されるのは、東海道本線電化時に米国ゼネラル・エレクトリック(GE)社から輸入されたED14形(旧1060形)が全機顔を揃えている点でしょう。同じGE製のED11形(旧1010形)に遅れること3年、1926(大正15)年に東海道に投入された本機は、板台枠の台車にマウントされた連結器にデッキが目を引く60t機で、東海道から中央、飯田、仙山線と転じ、1966(昭和41)年までに国鉄を除籍されています(RMライブラリー『国鉄輸入電機の系譜』参照)。

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▲オフセットしたボンネットが特徴のロコ1101(左)と重厚な面構えのED14(右)。写真のED14 3は正面乗務員扉が木製である点に注意。'08.5.4 彦根
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近江鉄道は1962(昭和37)年に2、3号機を譲受し、続いて1965(昭和40)年に1号機、翌1966(昭和41)年に4号機の払い下げを受けて、4輌全機を結集させます。この国鉄→近江の移籍の間に一時西武鉄道が3号機を借り受け、社紋まで標記して使われていたのは、かつて小ブログ上で衝撃のレポートがあったとおりです(アーカイブ「衝撃! 安比奈はED14だった!」参照)。

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▲茶色に塗り直されたED14 4はゼネラル・エレクトリック製電機の特徴でもある田の字窓を側面の一部に残している。なお、本機はまだ車籍を保っている。'08.5.4 彦根
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▲「昭和30年改造」と記されたED14 1の国鉄大宮工場銘板(左)とED4001に残るイングリッシュ・エレクトリック社ディッカー工場の銘板(右)。'08.5.4 彦根
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4輌のED14は正面乗務員扉の形状や側窓の桟形状、ルーバーの形状から正面ナンバープレートの位置まで微妙に異なっており、そのバラエティーに目を凝らすのも一興です。なお、国鉄色の茶色に塗色変更されている4号機と、大宮工場改造銘板の残る1号機はまだ車籍を残しています。

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▲出生工場名から“ディッカー”と愛称されるイングリッシュ・エレクトリック製のED4001は1930(昭和5)年製。東武鉄道が輸入した機関車で、近江鉄道は1973(昭和48)年に譲受している。'08.5.4 彦根
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この5月の公開では“ディッカー”ED4001もパンタグラフを上げた綺麗な状態で展示されていました。もと阪和電気鉄道のロコ1001と合わせ、都合4形式4輌がパンタグラフを上げた姿で撮影できたことになります。係の方も非常に親切で、これで入場料200円とはありがたい限りです。

oumi08517n5.jpgこの近江鉄道ミュージアム、今年は今後、6月14日(土)・15日(日)、7月19日(土)〜21日(祝)、8月9日(土)・10日(日)、9月13日(土)〜15日(日)・23日(祝)、10月11日(土)〜13日(祝)、11月1日(土)〜3日(祝)、22日(土)〜24日(祝)に開館が予定されているそうです。詳しくは同社HPをご覧いただくとして、ぜひ一度足を向けられては如何でしょうか。

投稿者 名取紀之 : 2008年05月19日 22:17

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