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2008年05月08日

大連市電は今…。(上)

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▲急速に勢力を拡大してきた3車体連接のDL-6W形と離合する旧3000形更新車。大連駅前も今や乗用車、バス、市電が入り乱れてたいへんな混雑ぶり。'08.3.20 大連駅前
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先日「ペンタックスK20Dで大連市電を撮る」として若干ご紹介した大連市電ですが、今回は改めてその際に“垣間見た”状況をご覧いただくことにしましょう。

dairensiden506.jpg指折り数えてみると大連市電を訪ねるのは十数年ぶりとなります。旧日本時代の車輌が残っていたハルビンや鞍山からも次々と路面電車が消えてしまい、気がつくと中国東北部で路面電車が残されているのはここ大連と長春の2ヶ所のみとなってしまいました。
▲1937(昭和12)年に上野駅を模して建造されたという大連駅駅舎。奇しくも市電3000形と同い年ということになる。'08.3.21
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▲大連市案内図に見る市電201系統(201路)の路線概要。かつてはヤマトホテルをはじめとした歴史的建物に囲まれた中山広場方面にも路線が伸びていたという。
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その大連市電ですが、相次ぐ路線短縮にも関わらず全面的な廃止を免れ、逆に近年大幅なリニューアルが図られています。路線の新設・延長や、軌道や電停など地上設備の改良に合わせ、自国製の3車体連接構造の低床車を次々に投入、ICカードシステムの導入も実現させて、一気に新世代のLRTへと生まれ変わろうとしています。

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▲華楽広場付近をゆく新鋭DL6-W形連接車。一見欧州製かとおもいきや、地元大連製で、続々と増備が続いている。'08.3.20 華楽広場
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▲今回見た限りでは、同形態ながらDL6-W形には車体塗色が2種類ある。どのように区分されているのかは不明。ちなみに写真は7-3509。'08.3.20 華楽広場
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ただ面白いのは旧型車が完全に置き換えられることなく、一部の車輌が徹底的な更新工事を受けて延命していることです。戦前に日本車輌で製造された旧3000形は、方向幕のLED化や内外装のリニューアル、さらには前面幕板部にアンチークなベルまでぶら下げて、いわば“レトロ電車”として運用に就いています。

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▲民主広場電停に到着した旧3000形更新車7-2273。車齢70年を超えるものの、方向幕のLED化やICカードリーダーの搭載など数々のリニューアル改造を施されている。'08.3.20
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現在の運行系統は興工街と海之韻公園を結ぶ201系統と、興工街と新興工業地区の小平島前を結ぶ202系統の2系統。202系統はすでに新型車輌化が完了していますが、201系統はまだ半数近くが旧3000形で運転されており、趣味的な面白味としてはこの201系統に軍配が上がります。

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▲17年前の大連市電203系統。アカシアの木立に囲まれた世紀街を行くのは“犬顔”が特徴的だった1000形。この当時、市電は遠からず廃止されると思われていた。'91.3.22 世紀街
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今回訪問したのも当然この201系統です。1990年代初頭はまだまだ戦前の面影を色濃く残す静かな街並みを走っていたこの201系統(かつては203系統)ですが、今や高層ビル街を縫うように走る都市型LRTへと大きく変貌を遂げていました。しかもそのフリークェンシーの高さと乗車効率の高さは驚きで、しばらくご無沙汰している間に大連市電はすっかり生まれ変わっていたのです。

投稿者 名取紀之 : 2008年05月08日 10:01

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