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2008年02月06日

キハ58系「修学旅行色」が復活!

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▲電波塔(?)が時代を感じさせる「おもいで」のヘッドマークを掲げたキハ28 2174〔仙ココ〕。小牛田区はかつて実際の修学旅行用気動車配置区で、「おもいで」号発祥の地でもある。'08.2.2 小牛田運輸区 P:RM(新井 正)
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キハ58系の「修学旅行色」を覚えておられるのは40代以上の方に違いないでしょう。かく言う私も「ひので」で修学旅行へ出かけた口ですから、まさに黄5号と朱色3号に塗り分けられた“修学旅行色世代”のひとりです。そんな懐かしの塗色が小牛田運輸区のキハ58・キハ28に復活しました。

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▲黄5号と朱色3号の修学旅行色が目にまぶしいキハ58 414とキハ28 2174〔仙ココ〕。2月4日・5日に復活記念として団臨運転されたほか、今週末の2月9日・10日には「只見雪まつり号」としても運転される予定。'08.2.2 小牛田運輸区 P:RM(新井 正)
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今回白羽の矢が立てられたのは、快速「南三陸」で使用され、その後は保留車となっていたキハ58 414とキハ28 2174〔仙ココ〕。もちろん本来のキハ58系修学旅行用車はキハ58形、キハ28形ともに800番代車でしたが、800番代車はすべて国鉄時代に廃車されてしまっており、今回の2輌は冷房搭載のグレードアップ車です。しかし、細部にまでこだわった塗色変更が行われ、ご覧のように実に素晴らしい状態となっての再デビューとなりました。

kiha58omoidehyouki.syozoku.jpg昭和30年代中盤、気動車の修学旅行用車輌を待望する声は、東北や九州からの修学旅行生の増加とともに日増しに強まり、国鉄ではキハ58形、キハ28形を修学旅行用に仕様変更した車輌を新製して対処することとなりました。そして1962(昭和37)年2月から翌年2月にかけて33輌が製造されたのが800番代車です。キハ58 801〜808が直方、809〜811が盛岡、812〜816が山形、817〜819が小牛田、キハ28 801〜804が直方、805〜807が盛岡、808〜810が山形、811〜813が小牛田に配置され、直方配置車は修学旅行列車「とびうめ」として筑豊地区から関西方面(京都・大阪)へ、東北地区の車輌は同じく「おもいで」として東京や日光へ多くの修学旅行生を送り届けてきたのです。
▲伝統の「仙ココ」の所属標記も誇らしげ。'08.2.2 小牛田運輸区 P:RM(新井 正)
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▲側面の形式番号の車体標記は白文字ではなく当時の標記規程に則って朱色3号で入れられている。なんと行き届いた心配りだろうか。'08.2.2 小牛田運輸区 P:RM(新井 正)
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この修学旅行用800番代は修学旅行シーズン以外は一般用として使用するため、大きな設計変更はなされていないものの、客室内には食事や学習に便利なように脱着式のテーブルが設けられたほか、修学旅行用電車と同様に、客室に速度計や丸型の電池時計が設置されるなど、修学旅行生への細やかな配慮がなされていました。

kiha58omoidehyouki.tuma.jpg155系電車などと同じく黄5号と朱色3号の修学旅行色に塗られ、多くの歓声を乗せて走り続けてきた800番代ですが、修学旅行用としての運用は昭和40年代後半までがピークでした。それ以降は修学旅行そのものが新幹線利用などに移り変わってゆき、いつしか気動車を延々と乗り続けて目的地へと向かう旧来のスタイルは時代にそぐわなくなってゆきます。特徴的な塗色も1978(昭和53)年の規程改正で取りやめとなり、順次一般色に変更されて、1980年代に入ると完全に消滅してしまいました。
ちなみに、私が最後に800番代の修学旅行色車に乗ったのは会津・只見線のC11がまだ健在だった1974(昭和48)年8月9日、多客臨の「ばんだい53号」のキハ28 812〔仙コリ〕でした。非冷房車ゆえ上野を出る時から窓を全開にし、当時極めて線路状態の悪かった東北本線の激しい揺れにひやひやしながら車内の速度計を凝視していたのを鮮やかに思い出します。
▲塗色変更と各部の検査は郡山総合車両センターで約2箇月をかけて行われた。'08.2.2 小牛田運輸区 P:RM(新井 正)
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今回の修学旅行色車は、今秋から実施される仙台・宮城デスティネーションキャンペーンに合せて企画されたものだそうです。車輌自体の検査期限は今年12月まで。まさに期間限定の有終の花道と言えましょう。

投稿者 名取紀之 : 2008年02月06日 16:28

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