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2007年12月24日

RAIL EXPOの旅。(15)

第15回:出会いと再会。

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▲拙作を手に驚きのリチャードさん(左)。右はどれどれとばかり覗きにきた隣のブースのバックウッズミニチュアさん。'07.11.24

今回のRAIL EXPOの旅には、実はもうひとつの密かな目的がありました。それはかつてこのブログでもご紹介したスモーキー・ボトム・ランバー・カンパニー製のレジンキットを組み上げた拙作を、同社のリチャードさんにお見せすることです。
(アーカイブ「リチャードさんからのクリスマスプレゼント?」「レジンキットその後」参照)

re15a4.jpgスモーキー・ボトム・ランバー・カンパニーのリチャードさんとは初対面。昨年コロラドで行われたナローゲージ・コンベンションの際にお会いできると思っていたのですが、空港のセキュリティー・チェックに引っ掛かって肝心の商品が送れなかったとかで結局来場されませんでした。
「ナローゲージ・コンベンションの旅/第5回」参照)
▲スモーキー・ボトム・ランバー・カンパニーのブース。マニアックなお客さんばかりなだけに、リチャードさんも一日中休む暇もない。'07.11.24
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ブースで自己紹介するのももどかしく拙作を披露。いや、その時のリチャードさんの驚きようといったら…遥か1万キロの彼方から東洋人が自分のプロデュースしたキットを組み上げてわざわざ持ってきたのですから、嬉しくなかろうはずがありません。

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▲会期中スモーキー・ボトム・ランバー・カンパニーのブースで展示されることになってしまった拙作。それにしてもリチャードさん、自分でAフォード(ガソリンエンジン)を模型化しておきながら“DIESEL"はないでしょ…。'07.11.24

拙作についてはまた機会をみてご紹介したいと思いますが、粗組・下地塗装ののちラッテンストーンに3ヶ月ほど漬け込み、ターペンタインで溶かした油絵具でフィニッシュを施したものです。この手法、高名なフィニッシャーであり写真家でもあるレーン・スチュワート氏が開発したもので、かつて『RM MODELS』でもご紹介したことがありますが、リチャードさんもこのフィニッシュがいたく気に入られたようで、会期中を通してブースに展示されることとなってしまいました。

re15a5.jpgそんななか、何事からんと覗いてきたのが隣のブースのバックウッズ・ミニチュアさん。アメリカのコンベンションでもすでにお馴染みですが、驚いたことに「今年は出店していないが、バンタモデルのビル・バンタさんが日本のコンベンションでレイアウトを作る実演をしたそうですね」と言われるではないですか。大阪のJAMコンベンションでビル・バンタさんが「3日間レイアウト」の実演をされたのは昨年夏。いや、まさかパリの地でこんな話題が出ようとは思いもしませんでした。
▲タミヤの1/35米軍カーゴトラックから流用したヘッドライトも絶賛のリチャードさん。最後の最後に会場を去る時まで手放そうとしなかった。'07.11.24

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▲ドコービル製の車輌を中心に極めてエンスージャスティックな製品展開をする“RPI”のショーケース。'07.11.24

驚きと言えばもうひとつ驚きだったのがレイモンド・デュトンさんとの再会です。ドコービルのエッチングキットを展示している“RPI”のブースを覗いていた時のことです。カウンターに3人おられるうちの一人が「ムッシュ、ナトリ?」と声をかけてくるではないでか。これには腰を抜かさんばかりに驚きました。

re15a1.jpgかつてデュトン・プロダクションを主宰され、信じられないほど精緻なエッチングキットを送り出されていたレイモンド・デュトンさん。天才的なそのエッチングに惚れ込んで12年ほど前の晩秋、パリ郊外のご自宅マンションを訪ねたことがあります。その際はドコービル博物館設立準備委員会の皆さんにも引き合わせてくださり、忘れられない時間を過ごさせてもらいました。ただその後、風の便りで体調を崩されたとうかがい、デュトン・プロダクションとしての活動も止まってしまい、案じていたところでした。
▲12年前、パリ郊外のデュトンさんのお宅を訪ねた際のツーショット。この頃は自らデュトン・プロダクションを主宰されていた。それにしてもお互い若かった…。'95.10.27
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現在では“RPI”の設計者として活躍されている由。どうりで“RPI”の製品には、軸箱までエッチング折り曲げで組み立てる台車など、かつてのデュトン・プロダクションの手法が踏襲されているわけです。
それにしてもまったく見ず知らずの地と思いつつ訪れたグランドームでの出会いと再会…国境を超えたナローゲージ・モデリングの醍醐味を実感した日々でもありました。

投稿者 名取紀之 : 2007年12月24日 17:39

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