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2007年12月23日

RAIL EXPOの旅。(14)

第14回:インダストリアル・イクイップメントに注目。

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▲ESMによる7㎜スケール14㎜の マイニング・セクション“Dousandage S.A.” 。基本は単純なエンドレスながら実に巧みな線型で、丹念に観察しないとバックヤードを含めた線路配置が掌握できない。'07.11.24
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話を再び会場に戻しましょう。連載5回目にもオランダからエントリーした“Damen”のシュート可動式ホッパービンをご紹介しましたが、ほかにも注目すべきインダストリアル・イクイップメントは数多く、今日はその中から2例をご紹介いたしましょう。

re14a3.jpgまずご紹介するのは、地元フランスからのエントリー“Escadrille Saint Michel”(ESM)による7㎜スケール(1/43.5)14㎜ゲージの鉱山軌道“Dousandage S.A.”です。1メートル四方程度の箱の中に鉱山の水平坑坑口から選鉱設備までがぎっしりと収まっており、そこを鉱山用電気機関車が縦横無尽に走り回っています。縦横無尽と表現したのは、エンドレスをベースとしながらも線路配置が実に巧みで、一見してどこがどう繋がっているのかを察知させないからです。
▲ “Dousandage S.A.”の外観。バックヤードも含め箱状になっており、前面がシャッターのように開く。'07.11.24
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▲鉱山用電機が水平坑へと戻ってゆく。機関車の素性はわからないが、後ろに続く鉱車はロイ・リンク製のプラキット。'07.11.24
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お願いして裏側のバックヤードを見せていただきましたが、セクターのような特殊な設備はなく、基本的にエンドレスになっているだけ。ポイントを操作するのみで、列車は意表をついたところから“表舞台”に出てきます。架線も張られ、パンタグラフのスライダーもしっかりと接触していることから、これはもしや架線集電では…と尋ねてみましたが、さすがに架線はダミーだそうです。

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▲いわば芝居の書割り的ストラクチャー群ながら、奥行き感を感じさせるギミックはさすが。こういった小レイアウトの場合、高さ方向の密度を稼げるインダストリアル・イクイップメントは実に効果的。'07.11.24
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このレイアウト、2007年バージョンと銘打たれていますが、すでに“Voie Libre”誌に掲載された秀作で、今回の展示に合わせて一部バージョンアップされたもの。こういった小スペースのレイアウトの場合、高さ方向の密度がいかに重要かも再認識させてくれました。

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▲狭いスペースを目いっぱい活用してありとあらゆるストラクチャーが盛り込まれているが、さほど不自然さは感じさせない。コーナー部の小さな庫から出てくるのはコッペル製の小型内燃機関車MD2形。'07.11.24
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もうひとつご紹介するのは“TDS / Jean-Yves Hautecoeur”(フランス)によるHOの化学プラント群(Complexe chimique de Trocourt)です。会場奥の別室隅にひっそりと展示されており、ギャラリーも多くはありませんでしたが、その規模の大きさと密度にはしばし立ちすくんでしまったほどです。

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▲驚異的な規模の化学プラント群を展示したのは“'TDS / Jean-Yves Hautecoeur”。なぜか照明の照度を落としてあり、撮影しにくいことといったらないが、どうやらそれも展示効果を狙ったものらしい。07.11.24

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▲かなりローキーなフィニッシュを施されたプラント類が延々と続く。よくよく見るとどのストラクチャーもかなり凝ったものだが、横に敷かれたHOの線路の方はレール側面のウェザリングも施されておらず“刺身のつま”的な扱い。'07.11.24
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▲ホッパービンやらタンクやらクレーンやら…ここまでくると、インダストリアル・イクイップメントそのものがメインの趣味対象なのかも知れない。'07.11.24
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今回改めて感じたのは、彼の地のモデラーのインダストリアル・イクイップメントに対する情熱です。門型クレーンでコンテナを移動させるデモンストレーションだけを終日やっているブースまであり、今後は「動く」「音がする」方向への進化とともに、その探究心はますます磨きがかかってゆくに違いありません。

投稿者 名取紀之 : 2007年12月23日 17:09

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