« 「ホビダス・ステーション」にご注目! | メイン | RAIL EXPOの旅。(9) »
2007年12月15日
第1回鉄人会写真展「線路はつづくよ…」。

▲この写真展も展示作品すべてがメンバーの手によってプリンター出力されたもの。写真は志水 茂さんの出展作品から。'07.12.14
東京・新宿のギャルリー トラン・デュ・モンドで開催中の第1回鉄人会写真展「線路はつづくよ…」を拝見しました。「鉄人会」とは聞き慣れない名称ですが、趣味の大先輩・宮澤孝一さんを核に、写真コンテストで上位入賞された方々などが自然発生的に集った会で、すでに10年の歴史を刻んでいるそうです。
うかがったところでは、年に3~4回の会合や、毎年年末に行ってきた撮影行などの中で、ぜひ一度独自の写真展をと機運が高まり、今回の開催となったのだそうですが、いざ写真展を開催するとなると、それなりのサークル名が不可欠。結果、この写真展を前に生み出されたのが「鉄人会」という名称だったのだそうです。現在のメンバーは石澤潤一さん、志水 茂さん、西山明徳さん、長谷川博美さん、馬場典明さん、松村 寛さん、宮澤孝一さん、本村忠之さん(五十音順)の8名で、最年長の宮澤さんを筆頭に、年齢構成も70代から30代まで他に例のないほど幅広いのが特徴です。
▲抜けるような青空とDD53のコントラストが印象的なポストカード。'07.12.14

▲北海道を中心に作品展開する松村 寛さんのコーナー。ちなみに会場のギャルリー トラン・デュ・モンド(Trains du Monde )は、その名称からもおわかりのように『魅惑の世界鉄道紀行』の著者でもある三浦幹男さんが主宰するギャラリー。鉄道関連の展覧会には絶好の会場だ。'07.12.14
もちろん発端がコンテストの審査員と入賞者という関係だけに、宮澤孝一さんの影響力が小さかろうはずはありません。その宮澤さん、鉄道写真を撮りはじめてからついに60年の歳月が経つそうです。それだけでも驚きですが、今もって変わらぬ情熱であらゆる被写体を撮り続けておられるのには頭が下がります。今回の写真展では近作の磐越西線や大糸線などのほか、“原点”のひとつともお聞きしている頸城鉄道の戦後直後の写真など、60年のアーカイブの一部も展示されており、まさに眼福です。
▲鉄道にカメラを向けて60年という大ベテラン・宮澤孝一さんの出展作品から。戦後直後に撮影された“現役”の頸城鉄道コッペルは驚き。'07.12.14

▲長谷川博美さんの作品から。「ほのぼの鉄・楽しく鉄」をテーマにした作品を展示。地元群馬を中心として撮影された自然態の写真の数々だ。'07.12.14

▲只見線を撮り込んで組写真を作り上げたのは西山明徳さん。鉄道情景を楽しむのを原点として撮影に向き合っているという。'07.12.14
グループ展とはいうものの、それぞれの個性を尊重して展示方法もまちまちです。1作品ごとに詳細な解説を添付している方もおられれば、あえて文字情報なしで、まずは写真そのものを見ていただこうとキャプションを一箇所に集約している方もおられます。ただ、いずれのコーナーにも撮影地点を日本地図上にプロットしたマップが添えられており、それほど鉄道路線図に詳しくない一般来場者にとってはありがたい配慮でしょう。
▲それぞれのプロフィール・シートには、初めて撮った鉄道写真など“原点”がさりげなく添えれているのが印象的。'07.12.14

▲鉄法など中国現役蒸機にテーマを絞っての展示は馬場典明さん。光と影を印象的にまとめた作品が多い。'07.12.14
展示作品は約130枚。すべてメンバーが自らプリンター出力したものだそうです。会期は来週19日(水曜日)まで(11:00~18:30/最終日は16:00閉場)。場所は下図のように西武新宿駅北口正面とたいへん交通至便なロケーションです。新宿では折りしも一昨日ご紹介した中井精也さんの写真展「1日1鉄!」も開催中(17日まで)です。ぜひ両写真展に足を向けてみてはいかがでしょうか。
▲「鉄人会」のプロフィール。一年に一度の忘年会を兼ねた撮影行は10年目を迎えるという。'07.12.14
クリックするとポップアップします。

ギャルリー トラン・デュ・モンド(入場無料)
東京都新宿区歌舞伎町2-46-5
KM新宿ビル9階
投稿者 名取紀之 : 2007年12月15日 09:49

