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2007年12月04日
RAIL EXPOの旅。(5)
第5回:オランダからやってきた秀作。
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▲1/87スケールながら目が点になるような様々なギミックが仕込まれた“Damen”のドイツの支線をモチーフとした集合式レイアウト。遠隔操作でホッパーのシュートが開き砕石が滑り落ちてくる。'07.11.24
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それではいよいよ“RAIL EXPO”にエントリーされたレイアウトの中から、琴線に触れたいくつかをピックアップしてご紹介してみることにしましょう。なお、コンパクトデジカメでのつたない写真ではありますが、今回はぜひポップアップ画像で拡大してご覧になることをお薦めします。
まずご紹介するのがオランダからやってきた“Damen”のクラブレイアウト。HOのメインライン(マイニング)を基軸に、インダストリアル・ナロー(森林軌道=HOe)を巧みに組み合わせた分割式で、正確な全長は聞きそびれましたが10m近くはあるでしょうか。運転はDCC(デジタル・コマンド・コントロール)の始祖でもあるドイツLenz(レンツ)社のDigital plusによるもので、ほど良い目線高さに設置されたレイアウト上を、HOとHOeのさまざまな列車がすこぶる快調に走っていました。
▲1車分ずつ前進する機関車。そして1車分ずつ積み込まれてゆく砕石…思わず見とれてしまう。'07.11.24
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▲メインラインはドイツの鉱山の支線をモチーフとしたスタンダードのHOながら、それにHOeの森林鉄道が絡んでくる複雑なレイアウトデザイン。各種インダストリアル・イクイップメントの完成度の高さもさることながら、植栽をはじめとしたシーナリィもお見事。'07.11.24
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▲本線の煉瓦橋と踏切部。バックの針葉樹林から川へと続く植生の変化が素晴らしい。さりげない踏切も実に実感的。'07.11.24
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このレイアウトの見所はなんと言ってもそのストラクチャー、とりわけインダストリアル・イクイップメント類にあります。なかでも驚かされたのが砕石ホッパーで、遠隔操作でホッパーのシュートが開き、実物さながらに砕石がホッパー車へと積み込まれてゆきます。お話ではホッパービン内部は二重構造になっていて、表面から見える砕石と実際に落ちてくる砕石は別だそうですが、いずれにせよ実にスムースにシュートされていました。
▲選別機だろうか、砕石プラントのタワーからは索道のバケットが伸びる。残念ながら確認できなかったが、どうもこのバケットも動きそう。'07.11.24
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▲こちらは製材所のパート。HOeの森林鉄道が入り込んでいる(左)。ヨーロッパだけあって木造建築物は少ないが、さすがに煉瓦をはじめコンクリートやモルタルの表現方法は秀逸(右)。'07.11.24
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▲ぜひ見てくださいとわざわざ屋根を外してくれた水車動力の鍛冶場。工場脇に林鉄の軌道が通っている。ほとんど目立たない奥まった位置にあるにも関わらずこの凝りよう。'07.11.24
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実は私はこのテのホッパービンは数年前にかなり大規模なものを製作したことがあり、やはり可動構造にできないものかと試行錯誤した記憶があります。その時の経験からすると、シュート部のシャッターを開けるのは容易いのですが、砕石が流れ落ちている最中にこれを閉めるのが至難の業で、よくぞこれほどスムースに作動するものだと感心することしきりでした。
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▲こちらの鉱石ホッパーも見事。食い入るように見つめていたら、実はこのシュートも可動するのさ…とばかり、端のシュートから次々と下げてくれた。'07.11.24
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このレイアウトでもうひとつ特筆すべきはそのシーナリィ表現の巧みさでしょう。いわゆる植生を踏まえて各種のマテリアルを使いわけ、素晴らしく自然な表現がなされています。これからご紹介する他のレイアウトも同様ですが、シーナリィの表現方法はワールドワイドに見ても、今やこの“RAIL EXPO”が一歩も二歩も先を行っているように見えます。かつてはアメリカのナローゲージ・コンベンションが、雑誌『ガゼット』とともにある種の頂点を築いていたことを思うと、時代の変化を思わずにはいられません。
ちなみに、会場内のブースで見かけたさまざまなシーナリィ用品に関しても、後日たっぷりとご紹介してゆきたいと思います。
▲この方がホッパーの作者さん。手で触っているのがシュートの操作部。'07.11.24
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投稿者 名取紀之 : 2007年12月04日 09:27

