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2007年11月09日

ギャロッピング・グースが不調。

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▲デュランゴ&シルバートン鉄道きっての“お立ち台”、シャロナ湖を見おろすアニマス渓谷のロックウッドをゆく5番グース。'06.8.23
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いささか旧聞になりますが、コロラド州ドロゥレス(Dolores)の“ギャロッピンググース・ヒストリカル・ソサエティー”から緊急募金のお知らせが届いたのは8月はじめのことでした。

rgsgoose201.jpg何事か…と開けてみると、何とあの5番グースのエンジンが壊れ、走行不能になってしまったというではないですか。レポートによると、夏休みのクンブレス&トルティック鉄道でのスペシャル運転のためにトレーラーで起点のチャマ(Chama)に搬送され、いざ運転に臨もうとした時に後位側2基のシリンダーがブロー、いわゆる吹き抜けた状態となってスタックしてしまったのだそうです。ウォータージャケットのクーラントがエンジンオイルに流れ込んでかなり“serious”なダメージを被ってしまったとのこと。当然クンブレス&トルティック鉄道での運転は取り止めとなってしまいました。
▲ギャロッピンググース・ヒストリカル・ソサエティーから届いた手紙。スペシャル・ドーネーション(特別寄付)を募っているという。

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▲GMC製のオリジナルエンジンをカバーを開けて覗く。プリミティブなエンジンながら、いざ修理するとなるとリペア・パーツを入手することはほとんど困難だという。'06.8.23
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5番グースの搭載エンジンは60年近く前のGMC361型。リペア・パーツはもちろん載せ代え用の同型エンジンも調達の目途がつかず、ブラウン会長はじめソサエティーの面々は途方に暮れてしまったそうです。

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▲走り装置も信じられないほど原始的。ユニバーサル・ジョイントでキャビン側第1台車の1軸に伝えられた動力は、車軸外側のスプロケットからチェーンで第2軸へと伝えられる。右は手荒く直角に立ち上がるエキゾースト・パイプ。Durango庫 '06.8.23
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結局、オリジナルのエンジンを諦め、やむなく別のエンジンに換装することとなったのだそうですが、これは同時に“historic vehicle”(歴史的車輌)の指定枠を外れることにもなりかねず、手紙にはまさに苦渋の選択であったと記されています。

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▲デュランゴ駅で発車を待つ5番グースのエクスカーション・トレイン。めったに姿を現さないグースの姿にギャラリーの熱い視線が注がれる。Durango '06.8.25
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エンジンの換装に合わせて走行部やブレーキも手を入れられ辛くも甦った5番グースは、デュランゴ&シルバートン鉄道の夏の“Railfest”(8月21〜27日)でカムバックを果たしたそうです。とはいうものの、ソサエティーには大きな経済的負担がのしかかってきており、今後が懸念されます。

■これまでにご紹介したギャロッピンググース関連のエントリー
●愛しの“ギャロッピンググース”。(1)(10)
●ナローゲージ・コンベンションの旅。(第1回)(第6回)(第7回)(第8回)(第9回)(第12回)