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2007年06月18日
必見! 1300tコンテナ列車添乗ルポ。

RM本誌今月発売号では日本貨物鉄道㈱の全面的なご協力のもと、この3月改正から新設された九州からの1300トン牽引コンテナ列車の添乗ルポをお送りします。ルポと撮影をお願いしたのは椎橋俊之さん+広田尚敬さんの“ゴールデンコンビ”。添乗していただいた第5050列車は、鹿児島貨物ターミナルを22時39分に発車、北九州貨物ターミナルからコキ車26輌=1300トンとなって遥か東京貨物ターミナルを目指す屈指のロングラン列車です。東京貨物(タ)着は25時間38分後の0時17分。走行距離は実に1,509.8kmに達します。
▲幡生から徳山へ、山陽路を快走する5050列車のEF200-15。幡生でEH500からバトンを受け継いだEF200は遥か東京貨物ターミナルまでのロングランだ。'07.4.11 P:広田尚敬

▲九州の夜明けは遅い。門司機関区出区線でようやく顔を見せた朝日を逃すまいとカメラを構える広田さん。'07.4.11 P:名取紀之
この1300トン長編成(26輌)コンテナ列車、山陽線輸送力増強事業の完成にともなって、これまで西岡山貨物駅までしか運転できなかったものが北九州貨物ターミナルまで延伸可能となったもので、この1,300トン列車の九州乗り入れによって、年間25万トン、トラックに換算して25,000台に相当する輸送力が増強され、その結果、二酸化炭素排出量を年間36,000トン、窒素酸化物を同じく50トン削減できると言われています。まさにモーダルシフトの最先端を担う環境にやさしい輸送力列車です。
またこの1300トン列車九州延伸にともなって、平成18年度に新製されたEH500形6輌が門司機関区に集中配置され、北九州貨物(タ)~幡生(操)間で運用されるようになりました。今回の添乗ルポはこのEH500の本拠地・門司機関区から西岡山貨物駅までの区間で、牽引機は幡生からはEF200に受け継がれます。もちろん途中にはあの「瀬野八」越えが控えており、EF67を後部補機とした運転も大きな見所です。
▲鹿児島貨物ターミナルをED76に牽かれて前夜22時39分に出た5050列車は北九州貨物ターミナルに早朝6時26分に着く。ここでコキ車2輌を増結し列車はいよいよ1300トン編成となり、EH500がその先頭に立つ。'07.4.11 北九州貨物ターミナル P:広田尚敬

今回私は新幹線で“伴走”することとなり、すでにこのブログでもご紹介したように、道中では新日鐵くろがね線や広島電鉄など余禄にあずかってきましたが、実際に添乗取材されたお二方のご苦労は察するにあまりあるものです。一昨年11月号(266号)の「スーパーレールカーゴ」の際も同様ですが、途中停車時分がほとんどない長時間の添乗の場合、実はなによりも心配なのがトイレです。スーパーレールカーゴで所要6時間11分、今回の5050レ北九州貨物(タ)~西岡山(貨)間で6時間31分。乗務員さんは幡生、徳山、広島と次々と交代してゆきますが、取材陣は機関車から降りるわけにはゆきません。結局お二人とも前日から水分を控えて、ほとんど飲まず食わずで取材に臨むこととなりました。
▲難所「瀬野八」を越えて山陽本線を一路東へ。東上するに従ってすれ違う列車本数もどんどん増えてくる。'07.4.11 広島~岡山 P:広田尚敬
今週(21日)発売のRM287号特別企画「関門、そして瀬野八…1300tコンテナ列車東へ!」は、そんな取材秘話も踏まえながらご覧いただくと、より一層迫真のものとなるに違いありません。広田さんならではのカメラアイ、そしていつもながらの切れ味の良い椎橋さんのルポで、旅客列車と違って間近で目にすることができない貨物列車の運転の実際を、ぜひ誌上で擬似体験なさってみてください。
投稿者 名取紀之 : 2007年06月18日 19:54

