和歌山電鐵「おもちゃ電車」7月デビュー。
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昨年4月1日に南海電気鉄道から貴志川線を引き継いだ和歌山電鐵(名称はわかやま電鉄貴志川線)は、2701+2271号編成を改造したシンボル車輌“いちご電車”をデビューさせたり、貴志駅長に猫駅長の“たまちゃん”を就任させたりと注目の施策を次々と繰り出してきましたが、今度はその名も「あっとおどろくプロジェクト構想」として「おもちゃ電車」なるものをデビューさせるそうです。
▲「おもちゃ電車」のエクステリアデザイン。連結面側車端部は窓が塞がれ“OMOSHOP”のロゴが貼られる。(提供:和歌山電鐵㈱ DESIGND BY MITOOKA+DON DESIGN ASSOCIATES)
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この「おもちゃ電車」はおもちゃのインターネット販売で急成長を遂げている地元・和歌山の「TJホールディングカンパニー」をサポーターとする大型支援プロジェクトで、「おもちゃ屋さんを電車の中に開く。おもちゃのミニ博物館が貴志川線を走る。おもちゃのショールーム・ショーケース・情報コーナーが移動する…」等々をコンセプトに、2輌1編成が内外装ともにさながらアミューズメントパークのごとく大改造される予定です。
▲「おもちゃ電車」用に用意された各種ロゴ。(提供:和歌山電鐵㈱ DESIGND BY MITOOKA+DON DESIGN ASSOCIATES)
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▲ウッディーな仕上がりのミニ・ミュージアムとなる連結部内装。和歌山電鐵オリジナルのおもちゃが買えるベンダーマシンも備えられる。(提供:和歌山電鐵㈱ DESIGND BY MITOOKA+DON DESIGN ASSOCIATES)
デザインは“いちご電車”と同様にドーンデザイン研究所。冷房装置キセや連結器胴受まで徹底して真紅に塗られた車体には「おもちゃ電車」の各種ロゴが貼られ、まさに「あっとおどろく」エクステリアデザインとなっています。レンダリングを見る限り、連結面側車端部の側窓は塞がれ、ここに各種の展示スペースが設けられるようで、まさに動くショールームといったところでしょうか。

▲木目を活かした各種シートが用意される。ベビーサークルまで備えられる予定だという。(提供:和歌山電鐵㈱ DESIGND BY MITOOKA+DON DESIGN ASSOCIATES)
外装のラッピングのみならず、これだけ大規模に一企業がスポンサードして編成ごと改造・改装する例はこれまでになく、その面ではほかのローカル私鉄にも大きな刺激になるのではないでしょうか。いずれにせよ、わずか一年ほどでこれだけ矢継ぎ早に“サプライズ”を連発する和歌山電鐵の活力には脱帽せざるをえません。もちろん、とかくこれらの展開を際物視する向きもあるかと思いますが、一時は廃線の運命にあったわずか14.3kmの私鉄が、行政、サポーター企業、さらには市民まで巻き込んで、いわば「第4セクター」として再生してゆこうとする挑戦には、素直に大きな拍手を送りたいと思います。
▲いまや大人気の猫駅長“たまちゃん”のポストカードもできた。4枚入り400円(限定1000セット)で、これは伊太祁曽駅窓口での限定発売。(提供:和歌山電鐵㈱)
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この「おもちゃ電車」のデビューは7月22日(日曜日)。夏休みとともに走り始める実車の姿はまた本誌誌上でもご紹介できることと思います。



