「よみがえれボールドウィン」計画いよいよ大詰め。

7月23日付け「よみがえれボールドウィン計画始動!」で第一報をお伝えした、群馬県沼田市の林野庁森林技術総合研修所林業機械化センターに保存されているボールドウィンB1リアタンク機(もと置戸森林鉄道3号機)の修復作業ですが、あれから二ヶ月余り、ボランティアの皆さんの手で毎週のように地道な作業が続けられ、なんともう仕上げ塗装の段階を迎えています。
▲修復開始からわずか二ヶ月ほど、下塗りを施されて見違えるようにきれいになったボールドウィン。’06.10.8 P:木村一博
この修復作業、沼田市内で大型鉄道模型製作会社を経営している丸山龍一さんが中心となり、ボランティアによって結成された「よみがえれボールドウィン実行委員会」が取り組んでいるものです。当初は“月一回程度のペースで…”と計画されていた作業も、ボランティアの皆さんの熱意で毎週のように進み、あっと言う間に完成の域に達しつつあります。
▲キャブ内も念入りに下塗りがなされる。塗装しているのはボランティアの指導役でもある群馬県立高崎産業技術専門学校塗装科の先生。’06.10.8 P:木村一博


昨15日も仕上げ塗装の作業が行われたそうで、毎回のようにボランティアとして参加している木村一博さんからさっそく画像を頂戴しましたので、これまでの作業の進捗と合わせてハイライトシーンをご覧に入れましょう。なお、木村さんはご自身のブログでも毎回の作業の様子を細かにレポートされており、こちらも貴重な記録となっています。▲シリンダーケーシングを外す(左)と、なんと半世紀近くの時を超えて現役時代のシンダー(?)が…(右)。’06.10.8 P:木村一博
写真を拝見する限りでは、半世紀近くも前に火を落とした機関車とは思えないほど状態は良く、「教材」として大事に保管されてきたのが功を奏したものと思われます。こうなると動態復活も…と夢を描きたくなりますが、ひとまず今回は外装の修復でひと区切りだそうです。
土地柄きびしい冬の訪れを前に、きれいになった姿を一度皆さんにお目にかけたいと、丸山会長から修復披露のご案内をいただいていますので、以下に引き続いてご紹介いたしましょう。
▲この日は下塗りまでで作業終了。着々ときれいになってゆくボールドウィンの姿に参加したボランティアも疲れを忘れて一息。’06.10.8 P:木村一博


▲シリンダーからピストンそのものを抜く。シリンダーもピストンも状態は想像以上に良いようだ。’06.9.18 P:木村一博


▲メインロッド、サイドロッドを取り外す。ネジ山もしっかりしている(左)。サイドロッドを磨いているのは丸山会長(右)。’06.9.18(左)/’06.10.8(右) P:木村一博


▲外されたドームは錆を落とされて下塗りされたのち(左)、本塗装を施された(右)。’06.9.18(左)/’06.10.1(右) P:木村一博
■第1回「森林鉄道フェスティバル」 〜ボールドウィン修復披露〜
・日時:10月29日(日曜日) 11:00〜開会式
・主催:よみがえれボールドウィン実行委員会
・後援:林業機械化センター 根利区 沼田市利根町振興局 等
・内容:
10:30 受付
11:00 開会式
1:主催者挨拶 丸山龍一会長
2:来賓挨拶 沼田市長/根利区長/高崎産業技術専門学校校長/林業機械化センター所長
3:来賓紹介
4:ボールドウィン除幕(会長・市長・所長・校長・区長)
5:記念写真
11:30〜15:30 ボールドウィンと記念写真・乗車体験
12:00〜15:30 ミニ機関車の体験試乗
12:00〜15:30 森林鉄道映写会
11:30〜16:00 懐かしの写真展
11:30〜16:00 パネル展示(会の活動報告)
11:30〜15:30 鉄道グッズ販売
12:00〜15:30 バーベキュー(焼そば)
12:00〜15:30 模擬店(綿飴・たい焼き)
12:00〜15:30 農産物即売会・汁もの
16:00 閉会式

▲いよいよ全体塗装を開始(上)。'06.10.15/持ち込まれたエアーコンプレッサーによってボールドウィンの汽笛が沼田の山々に響き渡った(右)。'06.8.27 P:木村一博

▲昨日行われた全体塗装。黒の3分艶のペイントは派手過ぎずなかなか良い感じ。来週には塗装も概ね完了するという。'06.10.15 P:木村一博



