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2006年02月24日
“スペーシア”ついに新宿に!

今日昼過ぎ、ついに東武鉄道100系“スペーシア”が新宿に姿を現しました。15日付けの本ブログでは白岡までの試運転(回送)の様子をお伝えしましたが、今日はついに栗橋〜新宿間、つまりJR線乗り入れの全区間の試運転となりました。
▲池袋をあとに未踏の線路を新宿に向かって快走する試9622M。並走する山手線ウチマ1302G車内より。'06.2.24 目白−高田馬場

もちろん“スペーシア”が新宿に姿を見せるのは今日が最初。東上線の接続駅である池袋から、田園都市線乗り入れで東武車輌が見られる渋谷までの区間は、いうなれば東武車輌の空白地帯です。東京西部のその空白地帯に、東武鉄道のフラッグシップたる100系“スペーシア”がはじめて足跡を印したのですから、今日という日はわが国の鉄道運転史に特筆されるべき一日に違いありません。
▲池袋に到着した試9622M。池袋は東上鉄道部の拠点。山手線ホームをはさんで東上線車輌と「スペーシア」が初めて顔を合わせた。'06.2.24

国鉄←→私鉄の相互乗り入れ運転の歴史は意外に古く、鉄道創業からわずか13年後の1885(明治18)年には官設鉄道←→日本鉄道間の乗り入れ運転が始まったといいます。品川〜(池袋)〜赤羽間を開業した日本鉄道が、品川から官設鉄道の起点駅・新橋まで乗り入れたものです。
戦後は昭和30年代のレジャーブーム到来とともに全国の私鉄で国鉄乗り入れが行われるようになりました。三宅俊彦さんによると、その数実に55社。うち、現在でも26社がJR線との車輌乗り入れを行っており、3月18日から東武鉄道が27社目として加わることになります。過去に遡ってみると、留萌鉄道、定山渓鉄道、松尾鉱山鉄道、山鹿温泉鉄道、熊延鉄道…等々、今では歴史の彼方に消えてしまった私鉄も多く、いったいどんな乗り入れ風景だったのか、興味は尽きません。
ちなみに3月18日改正初日の「スペーシアきぬがわ」の指定券は即刻完売したと聞きます。多少落ち着いた頃にでも、新宿から“スペーシア”に乗って、早春の日光・鬼怒川にでも出かけてみようと思います。
▲新宿駅3番線を発車してゆく試9623M。営業開始まであと3週間あまり、いよいよこの光景が日常のものとなる。'06.2.24
投稿者 名取紀之 : 2006年02月24日 17:57

