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2006年02月07日

廃止と休館、残念なニュース。

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かねてから存廃が取り沙汰されてきた第三セクターの三木鉄道がついに廃止されることになりそうです。株式の51.6%を持つ三木市の藪本市長が廃止・バス転換の方針を表明したもので、大口出資者の兵庫県(14.3%)や加古川市(5%)、さらには市民の意見を聞いたうえで今年度中にも廃止を決定するとのことです。

三木鉄道は旧国鉄三木線で、加古川線から分岐する3つの支線(ほかに北条線・鍛冶屋線)のひとつでした。さらにそのルーツを遡れば、播州鉄道が1916(大正5)年から1917(大正6)年にかけて開業した線区で、厄神〜別所間はこの秋で開業90周年を迎える由緒ある路線です。国鉄時代末期の1985(昭和60)年4月1日にお隣の北条鉄道とともに第三セクターとして再スタートを切っています(鍛冶屋線は1990年3月に廃線)。しかし三木鉄道は厄神〜三木間6.6kmと極端に路線が短く、三木市から神戸市内への旅客のほとんどが神戸電鉄粟生線へと流れてしまうため、開業当初から苦しい経営を強いられていました。

ここにきて廃止方針が急に固まった背景には、先月の市長選で「三木鉄道廃止」を公約のひとつに掲げた藪本市長が当選したことが大きいようです。加古前市長は、まさに昨日付けの本欄でご紹介したDMVを導入して三木鉄道三木駅と神戸電鉄三木駅を結ぶ構想を検討していたと伝えられ、三木鉄道を巡る環境は選挙によって一変してしまったことになります。
▲DMV化の望みも潰いえ、ついに廃止となる三木鉄道。(『データブック 日本の私鉄』より)

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そんなニュースを打ち込んでいる最中に、またひとつ残念なニュースが飛び込んできました。今年で開館10年目を迎えるはずだった「小樽交通記念館」が休館するというのです。昨年秋に小樽で行なわれた日本鉄道保存協会総会で伺い、このブログでもご紹介したばかりなだけに、まさに寝耳に水、残念な限りです。本日付けの『北海道新聞』によれば、開館以来赤字が続いており、昨年の有料入館者数は過去最少の4万9千人。51%を小樽市が出資する運営会社は、今月末に臨時株主総会を開いて3月末には会社を解散する方針だそうです。ただ、小樽市としてはこのまま記念館自体を廃止してしまうのではなく、市博物館、市青少年科学技術館と統合する構想を描いているようで、2007年春のリニューアルオープンを目指していると伝えられます。
それにしても、ようやく公開が始まったばかりのマニ30をはじめ、数多の歴史的保存車輌の行く末が案じられてなりません。
▲小樽交通記念館の展示用屋内転車台に乗った7106「しずか」。例年今の時期は冬期休館だが、春が訪れても今年は開館することはない。'05.10.8

投稿者 名取紀之 : 2006年02月07日 00:55

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