鉄道ホビダス
  • TOP
  • 編集長敬白

20160522223649-e6efdbd2a19c0d0f187a69c939f9b3801ff76fe9.jpg
▲茶内中学校前に保存されていた頃の浜中町営軌道自走客車。車体の錆は目立つが、この時点ではそれほど荒廃してはいないように見える。'82.1 P:秋本敏行
クリックするとポップアップします。

先週の浜中町営軌道の記事をご覧になった秋本敏行さんから、廃止後十年あまり保存されていた自走客車の貴重な画像をお送りいただきましたのでお目にかけましょう。
茶内中学校の正門前に保存されていたのは1964(昭和39)年泰和車輌工業製の自走客車。計器類などバス部品を活用して道産子メーカーが製造した簡易軌道用気動車で、1972(昭和47)年に浜中町営軌道が廃止となるまで活躍していました。廃止後、茶内駅から1キロほどにある茶内中学校の正門前に保存されましたが、茶内中学校前バス停の真横でもあり、ひょっとするとバス待合所の役割も担っていたのかも知れません。

20160522223713-85e9ca10b61fca9b1d98d824ebca27dd119d4469.jpg
▲乗降口側から見る。ちょうど車体の真ん中あたりに「茶内中学校前」のバス停標識が見える。'82.1 P:秋本敏行
クリックするとポップアップします。

浜中町営軌道の自走客車はこの茶内中学校の泰和製と、ふるさと広場の運輸工業製の2輌が保存されましたが、ともに1984(昭和59)年に解体されてしまって現存しません(運輸工業製の台車のみ存置→こちら)。気候の厳しい根釧地域だけに無理からぬことかもしれませんが、再び簡易軌道の存在が見直されようとしている今日、もし残っていれば、別海町のように指定文化財などとして顕彰されたに違いありません(→こちら)。

20160522223734-0990078a30de43958a1d9bc211488d8faebb3a34.jpg
▲釧路市の新宮商行株式会社釧路防腐工場で働いていた当時の鶴居村営軌道DL。キャブ背面に枕木の束(?)を括り付けられ、かなりの重労働に就いていたようだ。'82.1 P:秋本敏行
クリックするとポップアップします。

秋本さんからは、今週末に丸瀬布森林公園いこいの森で開催される「鶴居村営軌道DLを学ぶ会」(→こちら)の主役である運輸工業製DLが、新宮商工㈱釧路防腐工場で働いていた頃の珍しいカラー写真もお送りいただきました。

20160522223800-892503e676df197990b7cf5c8bb1bd768e2d41ea.jpg
▲釧路時代とはうって変わって"新車"のように美しく生まれ変わった鶴居村営軌道DL。'15.7.19 丸瀬布森林公園いこいの森 P:名取紀之
クリックするとポップアップします。

鶴居村営軌道廃止後、この木材加工工場の構内軌道に転じた運輸工業製DLはスパルタンな日々を送っていましたが、1989(昭和64)年についに故障で現役離脱。ところが解体されずに残っていたことが奏功し、1995(平成7)年に有志の働きかけによって丸瀬布町が引き取り、札幌交通機械でフルレストアして翌年から丸瀬布の新しい仲間として活躍を始めました。このあたりの数奇な運命についても週末の「学ぶ会」では詳しく解説されるはずです。

20160520145701-beeb8b579c3ef81f9978cb3b112c1956d7b8dcd0.jpg

20160510130947-c796b0f7cf041832f2592a01c9f62929361de1cf.jpg

20160322124628-129d57da1e9f5921031fb5e041a7a0f120843579.jpg

20160411195235-4d1d42b37f1bb46cf57b6a5f3d9d5a243b6ce5fc.jpg

20150603134641-07e5f8358df8eaf602b9261fe035b9c3c2d5d661.jpg

2016年5月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
「編集長敬白」が携帯電話でもご覧になれます。下記アドレスもしくはQRコードを読み取ってアクセスしてください。
http://rail.hobidas.com/blog/
natori/m/

ホビダス・マーケット新着MORE

  • 俺がイル
ネコ・パブリッシングCopyright © 2005-2016 NEKO PUBLISHING CO.,LTD. All right reserved.